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言葉の壁(1)〜言葉の暴力

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今日のブログは、今日配信のメルマガの内容を紹介します。
でも、その前に、メルマガの内容にあるNVC(Nonviolent Communication)に関する書籍を紹介しますね。アマゾンでの星の数は、4.5と好評です。


私たちは、とかく自分のネガティブな感情を隠そうとしたり、飲み込んでしまったりします。また、相手への願いや要求を素直に言えないことも多いのではないでしょうか。
この本をお勧めしたいのは、ここに書かれていることが、単なる小手先のテクニックではなく、人と人が良い関係をつくるための原理原則だからです。




タイトル:「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」
著者:マーシャル・B・ローゼンバーグ
http://www.amazon.co.jp/dp/4532318106





メルマガにも書きましたが、1対1の対面コミュニケーション(話し言葉)においても、1対Nのコミュニケーション(書き言葉)においても、有効な考え方だと思いますので、ご興味がありましたら、ぜひ読んでみてください。



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「言葉の暴力」と聞くと、まずパワハラやセクハラなどを思い出しますよね。

でも、マーシャル・B・ローゼンバーグは、
人の心を傷つけるコミュニケーションを暴力的ととらえ、
人を思いやるコミュニケーションを指して、
非暴力的コミュニケーションと呼んでいます。



つまり、パワハラやセクハラはもちろんですが、
他者への尊敬や愛を持たずに、
利己的で、偏見や疑いを抱いて接する
「イヤな感じ」のコミュニケーションは、
すべて暴力的だということになります。



NVC(Nonviolent Communication)と呼ばれるこの考え方、
私は、書き言葉でも話し言葉でも有効だと思っています。


そこで、今日から何回かにわたって、NVCという視点から
「言葉」と「コミュニケーション」というものについて考えていきましょう。


さて、次の5つの例で、AとBの2つの言葉を比べてください。
それぞれ、言われたら、どう感じると思いますか?
A同士、B同士は、ある共通点があります。何でしょう?



例1
A「あなたは、プロとしての知識欲に乏しい」
B「あなたは、専門書を読んだことがないと言った」


例2
A「あなたは、彼のお気に入りだ」
B「彼が『あなたに期待している』と言うのを聞いた」


例3
A「あなたは、働き過ぎだ」
B「あなたは、今週9時より前に帰ったことがない」


例4
A「彼は、会議の間、私を無視した」
B「彼は、会議の場で、私に意見を求めなかった」


例5
A「あなたの会議での発言は、いつも敵対的だ」
B「今日、あなたの発言の多くは『しかし』で始まっていた」



Aがしている行為は、すべて「評価」であるのに対し、
Bがしている行為は、「観察」です。



人は、「評価」を含んだ言葉を向けられると、
身構えてしまったり、防衛反応を示したり、反撃したくなったり...。
誰しも、心当たりがあるように、
関係が悪い方へ進む反応を生み出してしまうのですね。


共感されるコミュニケーションの大原則のその1は
評価判断を交えずに、観察に基づいて伝えることにあります。


確かに、人が、何かを評価判断するときって、
攻撃、嫉妬、非難、嫌悪、不満などの
ねじ曲がった感情が織り交ぜられていることが多いですよね。
しかも、そのことに無自覚なケースも少なくありません。



...と、自分のことを棚に上げて書いていますが、
いや〜、言うは容易く、行うは難し。
解説するのと、実践するのは大違いですが、
自分の言葉を聞きながら、チェックしてみる、
そんなトレーニングをして鍛えたいものです。


では、良い1週間をお過ごしください!


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※読んでいただき、ありがとうございました。
よろしければ、「読んだよ!」クリックしてくださいね。
言葉は「窓」にもなれば、「壁」にもなるんですね。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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