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『ちょっとだけマーケティング』カテゴリの記事

 

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あなたは、「マーケティング」という言葉に対し、どのようなイメージを持っていますか? イメージとしてよく言われることをキーワードで表すと、「数字」「カタカナ用語」「調査や分析」「ロジカルシンキング」「フレームワーク」等々を思い浮かべる人が多いようです。


アメリカから入って来た概念なだけに、確かにカタカナ用語は多いですよね。しかも、3Cとか4Pなど、アルファベットを使った専門用語も多いです。だから、慣れないと、話を聞くたびに頭の中で辞書変換しないとついていけない...ということになり、だからこそマーケティングはコムズカシイという印象になっています。


なぜ、今、このようなことを書くかというと、10月13日(月/体育の日)に、ある人と、マーケティング系のワークショップを開催します。今日は、そのお知らせではなく、その打ち合わせをする中で感じたことなどを書きます。

そのワークショップは、コーチやカウンセラーなど、自分が商品になっている個人事業主向けのもの。ワタシにとっては、ビジネス的な意味合いで取り組んでいるというよりも、ワークショップを「恊働」してつくる「プロセス研究」であり、現在、参加しているリーダーシッププログラムの一環として取り組んでいます。つまり、当社のビジネスとは直接的には関係のないテーマ/ターゲットなのですが、「協働的リーダーシップ」というものを学ぶために行っています。


ワークショップの大筋の方向性は;
起業したばかりの人に対し、自分を語る言葉(=キャッチフレーズ)を持つことは自分のビジネスを支える土台を作ることであると伝え、実際にそれを作ってみる...というようなものになりそうです。
と、簡単に語ってみましたが、自分を語る言葉(=キャッチフレーズ)を作ろうとすると、「ターゲティング」とか、「ポジショニング」など、マーケティングの概念を理解しないと作れないし、それを省いて作っても意味がありません。

しかも、この「ターゲティング」「ポジショニング」だけでも奥が深いのに、キャッチフレーズを作ろうとしたら、「ベネフィット」は何かなど、そういう概念も出てくる。このカタカナのオンパレードの世界に、普通の人は辟易するのではないでしょうか。実は、このプロジェクトのチャレンジの一つはそこにあります。いかに、コムズカシイことをやさしく伝えるか、です。


というのは、多くのマーケティング系のセミナーは、「その専門用語を理解しなさい」というのが基本スタンスになっています。
でも、大学の専門教育ならいざしらず、マーケティングを一般の人に教えたり伝えたりする立場の人のスタンスとして、その考え方は不親切です。極論を言えば、専門用語を使わずに大切なことを伝えられたら、それがベストではないでしょうか。
もしかしたら、「その専門用語を理解しなさい」というスタンスがまかり通ってしまうのは、その方が伝達者が権威者でいられるからなのかな、とも思ってしまいます。
ま、実際はそんなことはなく、知っていることをただ知っているままに伝えると、専門用語のままになる...というだけなのでしょうけれど。


コムズカシイことをやさしく伝えるためには、ワタシはハートとスキルの両方の問題があると感じます。
ハートの問題というのは、言い換えれば、自分が権威者でいることよりも、「なるほど、やってみよう」と多くの人が思うことの方を大切にするという考え方に立つことです。
スキルの問題というのは、やはりやさしく噛み砕いて伝えるには、事の本質がわかっていないとできないし、とてもハイレベルな力量が必要だということです。


私たちのこのプロジェクトでは、ハートの問題は最初からクリアされていますが、「コムズカシイことを、やさしく噛み砕いて伝える」というスキルの問題は教材開発的な意味合いもあり、かなりのチャレンジになります。


なぜ、このチャレンジをするかといえば、コムズカシイことをコムズカシイままに伝えたとしても、価値はないと思うからです。当社のセミナーでも同様の姿勢を貫いていますが、今回もその姿勢でチャレンジしたいと思います。


詳細が決まったらお知らせします。10月13日(月/祝日)午後、千代田プラットフォームスクェアで開催します。乞うご期待!

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週末、銀座アップルストアで「AppleTV」を、有楽町のビックカメラでSONYの「ブルーレイレコーダー」を買いました。AppleTVはただ単に以前から気になっていたからですが、レコーダーの方は手を打たないと不便だと感じており、その意味で優先順位が上でした。というのは…、ワタシは最近住居を引っ越ししたのですが、以前はケーブルテレビから借りていたセットボックスのレコーダー機能を使って、番組を録画していました。でも引っ越し先はケーブルTVが使えない。つまり解約し機器を返却したためにレコーダーを調達する必要性が生じたのです。

ワタシの録画利用は極めてシンプル。一番は毎日のニュース番組、二番は週1回のNHK大河ドラマ、後は都度都度。ですから、決してヘビーユーザではありません。
結論から言うと、SONYのローエンド商品を購入しました。
ネットワーク機能が充実していて、外出先でもスマホやタブレットからテレビが見られるのだ、というビックカメラの店員の方の説明に、魅力を感じ、決断しました。恐らくSONYとしては、ワールドカップを意識した商品開発なのでしょうね。

家に帰ってきて、早速それぞれをセットアップし、使える状態にしてみました。その過程で、感じたことがありました。それは…

「デザインのSONY」というDNAはどうなっちゃったのか? です。

購入したレコーダーのデザインに不満があったわけではありません。でも、同じ時期に「AppleTV」を購入してみると、両者のモノづくりに対する思想が全く異なると感じました。製品自体は異なるので、ここではパッケージとリモコンを比較してみましょう(写真)。左がSONY、右がAppleです。

まず【パッケージ】の考え方についてです。
SONYのパッケージから感じたのは、単なる輸送のための「器」ということでした。一方、Appleのそれを見て感じたのは、家に持ち帰った人が、箱を開けたときの気持ちを思ってパッケージをつくっているように思える、ということでした。実際に、たとえばコード類の詰め方でさえ、Appleは楽しませてくれます。今回はきれいな円形にまとめられていました。
別に箱の材質が重要なのではありません。SONYのように段ボール素材であっても、十分に魅力的なパッケージ事例は既に世の中にあります。大切なのは、何を伝えたいのかという、根底に流れる思想です。

【リモコン】のデザインはどうでしょうか。
デザインと書きましたが、デザインとはすなわち考え方と同義です。シルバーのボディがいい等、そういうことではありません。
しかし、こうやってリモコン自体を比較してみると、ユーザとメーカーは、かなり乖離しているなと思えてきます。何ができるか、どんな機能があるか、それはユーザにとってはあまり重要でない。むしろ重要なのは、その製品の根幹にある考え方です。それが明快であればあるほど小気味良くおもしろいです。でも「こんなことも、あんなことも、そんなこともできますよ」というアプローチをやめて、「これしかできません。でも、それでこそいいでしょ?」とアプローチすることは、とても勇気が要ります。AppleTVを開発する際も、先にコンセプトを絞り込んだ、と聞いたことがあります。つまり「何を伝えるか」を絞り込んだのです。で、実際今回使ってみて、とても魅力的だと感じました。とてもシンプルな機能で、1万円弱。バリューを感じます。

さて、ここでワタシが書きたいのは、Appleは優れているが、SONYはダメだということではありません。かつて数ある日本メーカーの中でもとりわけデザインで一目置かれていたSONY。「デザインといえばSONY」、そんなずっしりとした存在感がかつてはありました。そのDNAはいったいどこに行ってしまったのか…?ということです。
元来のSONYは、デザイン表現の前にまずデザイン思想を考えるから、ウォークマンなどの優れた商品を生み出してきたのだと思います。デザインを意匠ととらえている人は少なくありませんが、本来は第一に思想です。「〜のためにこれをこうすべきだ」という、そんな価値観や思想の上に成り立ってほしい事柄です。「〜は譲れない」というこだわりと言ってもいいかと思います。

Appleは、スチティーブ・ジョブズが亡くなってから、まだ多くの年月が過ぎたわけではありません。組織は人間がつくっているのですから、Appleといえども、いつかは必ず迷走すると思います。迷走しても原点に戻れる組織。「〜は譲れない」の「〜」の部分のひとつが「デザイン」だという共通理解があり、そこに戻れる組織、結局はそういう組織が強いのでしょうね。

Appleは好きですが、SONYにはもう一度「SONYの時代」を築いてほしいと思います。

こんにちは。オノです。

私事で恐縮ですが、先週は引っ越し。段ボールと格闘していたら、指紋が薄くなったのか、スマホの指紋認証ができなくなりました(笑) 今週は、木曜日から来週の火曜日まで5泊6日のリーダーシップ研修、通称「リトリート」に行って参ります。というわけで、来週のブログはお休みします。

合宿から帰ると、翌々日の24日には品川区の武蔵小山創業支援センター主催のセミナー(下記)に登壇します。

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ブランディング視点でチラシ作成の本質が学べる!
チラシはビジネスのラブレター 〜愛されたい相手に愛されるためのチラシとは?〜
2014年4月24日(木) 19:00 〜21:00

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創業支援の一環でビジネスの案内ツールであるチラシをどうつくるか、というのがワタシに与えられた大きなお題です。でも、いきなりコピーライティングやレイアウトの話をするつもりはありません。もっと大切なことがあるからです。

それは、ブランディング。

自社の特長や他社との違いを一言で語れるようにする、という作業です。先週のブログ「『ブランディングとは?』を一刀両断に語ってみました」でも書きましたが、「〜と言えば、○○○」と思い出してもらえるようにするために、「〜と言えば」の部分を徹底的に考える必要があります。
それを整理するためにも避けて通れないのが、ターゲットをどう絞り込むか、です。
そんな話をただ座学でだけ学ぶのではなく、「マインドセット」という穴埋め式の書式を使ってワークショップも取り入れながら進めるつもりです。この「マインドセット」、実はとても汎用的に活用できる便利な手法です。チラシに限らず、WEBサイトの企画やパーティの企画など様々な企画で使えるので、とてもおすすめです。
が、ここであまり書いてしまうと、ネタばれ(?)になるので、このくらいにしておきますね(笑) (近々、メール講座を開設し、その中で紹介する予定です)


今週始まる合宿研修は、会場が御殿場。フィールドワークもあるらしく、トレッキングシューズを買いました。引っ越しでヘトヘトになったのに、いったいどんなことをするのか、、、、。「あらゆる自己制限的な考えから自由になり、本来の自分を取り戻すことがコーアクティブ・リーダーシップの出発点」と謳われているのを目にしながら、期待半分、不安半分の心境です。

では、良い1週間を。再来週の月曜日、またお会いしましょう!

今日は「企画」の話…です。

 

「企画」という行為を原理原則で体系化したい…と思う今日この頃

元々ワタシはマニュアル嫌いなのですが、歳を取ると、なぜか物事を体系的に整理してまとめておきたいという欲求が強くなってきます。
マニュアルは嫌い。でも、原理原則は大好き。そういう志向で、「企画する」という行為を体系化して、企画で悩んでいる人の役に立つようなコンテンツができないだろうか、と考えています。

当社は、「企画に強い」ということを自認しているのですが、とは言え、新たな人が入ってくる都度、OJTで教育してきました。体系化して教えることができたら手っ取り早いことはわかっているのに、それをやっている時間がない…と言い訳をして、後回しにしてきたとも言えます。

社歴がもっとも古いNさんが、かれこれ10年ぐらい前にワタシに聞きました。
「オノさん、『企画』っていったい何ですか?」と。 

要は、見よう見まねで『企画書』を書いているけれど、果たして自分はその本質がわかっていると言えるのか?ということだったと思います。

当時なんと応えたかは忘れてしまいましたが、これは、とても素直な良い「問い」でした。
普通の人は、見よう見まねで作って、提出したものが通ってしまうと、そこで疑問を抱かなくなります。でも、本質がわかっていないと、毎回不安に陥り、精神衛生上良くありません。あるいはその反対にこんな感じでやればいいのだと自己肯定した場合は、「こんな感じ」以上にならないままそのやり方で突き進んで行きます。

さて、アマゾンで「企画力」で検索すると、2,395件、「企画書」での検索では560件の書籍があることがわかります(もちろん、全部が的を射た書籍とは言えませんが)。ワタシも若い頃に立案者の立場でそういった本を手に取りましたし、また最近では社員にどう教えるかという立場で何度か手に取ったことがあります。でも、「刺さる本」にはなかなか出会えません。20代のワタシが当時知りたかったことをまとめたら、少しは役に立つのでは?という気持ちから原理原則をまとめたくなったような気がします。

 

なぜ「企画」はわかりにくいのか?

「企画ってナニ?」
多くの人は、そんなモヤモヤを抱きながらも、声に出さずにいるような気がします。

たとえば、これまでにウチの会社にいた社員との関わりの中で、人が「企画」と対峙したとき、どこで迷い悩むのかを振り返ってみると、こんなふうに整理できます。

1.プレッシャーがあるなど、企画者の「ココロ」の問題
2.企画立案プロセスにおける企画者の「スキル」の問題
3.企画以前の「ビジネスコミュニケーション」の問題
4.企画プロセスにおける「チームコミュニケーション」の問題

さらに、たとえば1番の「プレッシャーがあるなど、企画者の「ココロ」の問題」を紐解いただけでも…。以下のように、いろいろな意識が邪魔をしているのです。

(1)企画は「斬新」でなければいけないという気持ちが働いて、
 頭に浮かんだことをすぐに否定してしまう。
(2)締め切りに遅れたくない想いから、企画書の構成を先に考えて、
 それを埋めて行こうとしたが、うまくいかなかった。
(3)具体策は先に思いつくのだが、ロジックで考えたわけではない。
 根拠が後付けなのはいけないのではないかという後ろめたさがある。
(4)立てた企画がいい企画なのかどうか、常に漠然とした不安がある。
(5)マーケティングデータにもとづかない企画は説得力がなく、
 自分もいい企画だと思えないし、相手からも思われない気がする。
(6)任せられた責任や体面から一人でやり遂げたいのだが、
 一人で抱え込んで訳がわからなくなった。
(7)マーケティング的に考えなくてはと思うと、苦手意識が働いて、頭が硬直する。

 

はい、モトイ。
「企画ってナニ?」

「それは、壮大であって、シンプルなもの」

ワタシは、あらゆる企画は(たとえば誰かの誕生日パーティの企画であっても、商品開発の企画であっても、社内報の企画であっても)本質的には同じだと考えています。それについては、また今度。

来月、7月24日に社内報の企画のセミナー&ワークショップを開催します。
お楽しみに!

 

 

 

こんにちは、小野です。
年が明けて、早くも第2週です。
 
年初には「今年の◯◯を占う」といった記事があちこちで出回りますが、そこでワタシもちょっとだけ予測を。
ワタシがビジネスにおいて注目する事柄。それをキーワードとして挙げるとするなら、次の2つになります。1つは「電子ブック」、もう1つは「マーケティングとコミュニケーションの融合」です。
 
1.電子ブックの今後
 
電子ブックの動向については、継続して注目していきたいと思っていますが、今回は当社の元スタッフ真壁さんや佐藤さんの電子ブックの話題を紹介しながら、電子ブックの動向を感じ取っていただきたいと思います。真壁さんは「グローバル発信」、佐藤さんは「ローカルなモデルを全国へ」と、そんな視点を感じる活動を行っています。真壁さんが当社のメーリングリストに送ってくれた一文の中にこんなフレーズが。
 
個人単位での活動が出版ビジネスとして可能になった点もメリットですが、
基本、国境がない(全世界で同時に入手可)という点も、
主に発信元にとって、とても魅力的なメディアだとは思います。
 
真壁さんが進めているプロジェクトは、1月27日にイベントを行うそうです。
ぜひご興味のある方はご参加ください!
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電子デザイン季刊誌『de』創刊記念トークセッション
 
開催日時:2011年1月27日(木)19:00 - 20:30
会場:アップルストア銀座店
定員:120人
入場料:無料
出演:永原康史(epjp代表)
ゲスト:天野祐吉(エッセイスト)、木本圭子(アーティスト)、
港千尋(写真家)ほか
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佐藤さんのプロジェクトである電子ブック「ツナガリ」は創刊からわずか6週間で、12,000のダウンロードを獲得。猛進撃中です。それにしても、12,000とは。。。まもなく、ちょっとした専門雑誌並みになる勢いです。しかも、TokyoWolkerとか、渋谷大学のような地域横展開の可能性が十分あります。乞うご期待!
ツナガリVol.7
 
 
2.マーケティングとコミュニケーションの融合
 
ネットの進化に伴ってダイレクトマーケティングは進化してきています。2000年からの10年間にダイレクトマーケティング業界ではネットを使ったメソッドの蓄積が行われてきました。多くの若手マーケッターがその流れで活躍しています。けれどもその本質自体は、ネット以前とネット後とで大きく変わったわけではありません。「エモーショナルマーケティング」という言葉に代表されるように、人の心を動かすセールスレターの書き方のノウハウは、今やネットでのランディングページに応用されています。これらのマーケティング活動で培われたメソッドは、広報/コミュニケーションの分野でも応用できると思います。
ワタシは、ここで2011年の第二のキーワードに「マーケティングとコミュニケーションの融合」を挙げましたが、融合させようという考え方自体は大分以前からありました。「マーコム」という造語があることが、それを物語っています。しかし、実際にはなかなか具体性の伴うものがありませんでした。しかし、そろそろそういう視点での動きがあっても不思議ではありません。いや、むしろ各企業の経営的な目線でいえば、経費をかけて行う以上、効果は測定されるに越したことはないのです。ところがコミュニケーションの効果測定は、マーケティングでの効果測定に比べて、格段に甘い。もしくはなされていないに近いのが実態です。ダイレクトマーケティング分野のコミュニケーション手法をコーポレートコミュニケーションやインナー向けコミュニケーションにいかすことで、もっと精度を高めることができるのではないかと思っています。
 
 
さ、2011年。今年も、やりたいことは満載です! でも、派手な花火を打ち上げるのではなく、地道に一歩一歩進んで行きたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。

 こんにちは。グラスルーツ小野です。既に年末シフトなのか(この業界は年末忙しいのが特徴です)、いろいろなことに追われていて、ちょっと更新が遅れてしまいました。不思議なもので、書かないと書かないのが当たり前になっていきます。毎日ストレッチするというような、日々のケアについても同じようなことを感じるので、いかに流される前に立て直すかがポイントですね。

 さて、へぇ?と思うニュースを知ったので、今日は「プライベートブランド」について、最近思うことなどを書きます。
 コンビニや大手流通の間で、プライベートブランドが大賑わいですね。ビジネス競争においては、チャネルを持っているところが、結局は勝つのだろうか…、極論を言うと最近の傾向を見ていると、そんな感じを抱いてしまいます。

 特に、「やっぱりそう来たか」と思ったのが、アマゾンに関する記事。
http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200911190100a.nwc
 なんとアマゾンもPB参入だそうです。まずはDVD-Rなどからのようですが、アマゾンがそちらを向いたというのは、影響が大きいですね。ブランド力を持ったところは、結局、より上流に行きたくなるということなのかもしれません。自分たちが企画して作ったものが売れるって、うれしいですものね。

 それに対して、メーカーはイマイチ元気がないように思います。メーカーの存在価値は、新しい価値を生み出すことなのに、コスト削減に奔走しているように見えてしまうからかもしれません。それは、それで企業の存続にとっては重要なこと。だけど、それだけだと価値が薄れてしまいますし、長期的に厳しいのは当然です。カラ元気でもいいから、メーカーは攻めの姿勢を見せてほしいですね。流通のブランドではなく、メーカーのブランドだからこそ買いたいと思う消費者もいるのですから。

 守りに入っていると、それは知らず知らずに周囲に伝播するのかもしれません。そうするとデフレと一緒で、マイナスのスパイラルに入っていきます。どんな状況になっても、守りに入らずに、楽しむこと。楽しむモードになる秘訣は「俯瞰」と「没頭」にあるような気がするのは私だけでしょうか。
 

 こんにちは、小野です。今日は7月の最終日。今年もあと5カ月かと思うと、早すぎる…。クラクラ…。

 さて、昨日、某大手有名店から宅急便のセキュリティパッケージで書類が届きました。心当たりがなかったので、何かと思って開封してみたら、中から出て来たのは、その店舗で使える商品券。それで「あれか…」と思い出しました。今月買い物をした際に、抽選で何かが当たると言われて、住所と名前を書いたのです。
 あまり期待もせぬまま、店員の方の言われるのに従っただけなのに、急に「当選!」と商品券が届いて、正直、うれしくなりました。

 でも、そこから先、あれこれ想像を巡らして、少々複雑な気持ちになったのもまた事実。住所と名前を書いた紙には、顧客番号が書かれていたのを思い出したからです。

 さて、ここで質問。
 もし、あなたが店舗の販促担当者で、このような企画の責任者であったなら、公平に抽選し、送り先を決定しますか?
 それとも、顧客番号から購入履歴を参照し、また来店してくれそうな人や購入してくれそうな人を作為的に当選させますか?

 なぜ、ここでこのような質問をしているかというと、販促効果を重視した場合の判断と、企業イメージを重視した場合の判断とでは、答えが変わってくると思うからです。企業の販促活動は売れてなんぼ。そうである以上、後者で行く方が、成果が出る確率は高いはずです。しかし、販促効果が高いからといって、企業イメージも上がるとは限りません。

 私のように想像して(ほんと、これは想像にすぎませんよ)、「これって、もしかして作為的?」と思う顧客もいます。彼らは、当選したからうれしいという気持ちを抱く反面、「抽選というのはカモフラージュだったのかしら?」という疑問も抱く、平たく言えば気難しい客と言えるかもしれません。でも、そういったことに敏感な顧客は、近年増えているような気がします。

 私は、販促担当者が経費に対して最大限の効果を得るために、当選数の全部もしくは一部を作為的に選ぶことについて、一概に悪いと言いたいのではありません。
 プロモーションでは成果が上がっても、企業イメージは下がる可能性もあるというリスクについて承知しておかなければならないということを言いたいのです。
 と、言いつつ、敢て個人的意見を言えば、仮に全部を作為的に選ぶなら、抽選と謳うのは、いかがなものかと思います。内部倫理的に「ウソでもOK」と映るからです。

 気難しい時代になってきましたね。でも、その感覚を忘れちゃうのはコワいことですよね。皆さんはどう思いますか。
 

 先日(6/26金)の日経で通販の売上が8兆円強となり、百貨店・コンビニの売上規模を抜いたという記事を読みました。ネット通販の勢いによるものです。自分の行動を振り返っても、なんとなく合点がいきました。今月だけでも、靴、書籍、アクセサリーなどをネットで買っています。

 靴は、アマゾンが始めたJavari.jpを使ってみたくて買ったのですが、これは意外にウケそうだという気がしました。普通、靴を通販では買わないと思うじゃないですか? ワタシも最初はそう思いました。でも、「返品無料」「何足でも試せる」と聞くと、話は少し変わってきます。ショップに行って店員さんに色とサイズをお願いして、出してもらって、待たされて、結局は希望の色の希望サイズはなかったりして…というリアル店での買い物よりも、よほど効率がいいからです。Javari.jpのサイトは、Ajax志向で作ってあり、あまりページ遷移せずにサクサク動くので、ECショップの今後の動向として注目すべきです。

 話がのっけから横道に逸れてしまいました。今日書きたかったのは、Javariの話題ではありません。先ほど書いた「アクセサリー」のショッピングをしていて感じた時代の変化についてです。
 京都の「アトリエ・ラッシュ」というアクセサリー工房から、ピアスを数点まとめて購入しました。偶然見つけたサイトなのですが、デザイナーの感性が気に入って、ちょうどピアスがほしかったこともあって、ガッと購入してしまいました。
 でも、ここで感じた良さはJavariで感じたこととはちょっと違います。

そうか、京都の工房なのね。。。
どんな人たちが作っているのかしら。
ああ、女性たちが集まっているアトリエなんだ。。。
そこはかとなく、作り手のぬくもりとプライドが伝わって来るなぁ?。

 こんな感じです。
街で歩いていてする買い物の良さは、もちろん、あります。
でも、作り手が感じられる買い物は(最近でこそあるものの)多くはありません。

 では、なぜ、作り手が感じられるとうれしいのでしょうか?
正解はわかりませんが、作り手が感じられると、普段よりよけいにそのモノを大切にしたくなります。今の時代のベクトルは、モノを大切にする方向性にあるので、手作り作品というのは自分が粗末に扱わないという自分への確信を得る好材料になっているような気がします。自分がそれを大切に扱う保証になっているのです。それだけで、心が満足します。ワタシたちはみな、大量に作って消費して、捨てることに嫌気がさしているのです。
 そしてまた、作り手がわかるということは、会ったこともないその人に、どんな人なのだろうかとか、たとえば京都のアトリエであったなら、京都市内でもどの辺りなのだろうかなど、思いを巡らす楽しみもあります。
 同じようなことが、農業の生産者と生活者の間で、すでに始まっているのは、みなさんもご存知の通りです。

 でも、ここで注意したいのは、大企業が「この商品、いかがですか? これはこの人が作りました」と言うのと、「私が作りました。売っているのは私です」というのとでは、後者の方が明らかに強いということです。メッセージのチカラが歴然と違います。

 大が小に勝るとは限らないからおもしろいネットの世界。これからの動きが楽しみです。

 1つ前の記事で、最近よく本を読んでいると書きました。書籍の購入先で一番多いのはアマゾンです。アマゾンでの最近の自分の書籍購買行動を振り返ってみると、特徴的なことがひとつあります。必ずマーケットプレースをチェックしているのです。では、なぜマーケットプレースをチェックするのか。

 金銭的な節約なのかと言われると、多少はそういうこともあるかもしれませんが、でもマーケットプレースを利用して節約できる金額はたかが知れています。恐らくは「(資源的に)もったいない」「無駄はしたくない」「内容がわかれば古本だってかまわない(=合理的でよい)」等が、アマゾンのマーケットプレースで購入する理由になっているように思います。
 因みに、「MOTTAINAI(もったいない)運動」を広めたケニア出身の環境保護活動家ワンガリ・マータイさんによる「もったいない」の捉え方では、日本人特有の自然や物に対する敬意やリスペクトなどが重要要素と受け止められているようです。ワタシ自身の中にも、そういう思いがあるのかもしれません。

 では、果たしてワタシはそれだけでマーケットプレースを選択しているのでしょうか。答えはNOだと思います。ワタシがどんなに「無駄はしたくない」と思っていたとしても、購入したのになかなか届かない等の別の不満足を感じていたなら、恐らく比較もせずに新品をアマゾンで買うと思います。

 ところが、アマゾン・マーケットプレースで購入しても不都合や不満を感じたことは、あまりありません。(購入した書籍によっては、アンダーラインが引いてあったりする場合もあることはあるのですが、内容がわかれば良いという割り切りで購入しているので、それを不満に思ったことはありません。むしろ、良い味ぐらいに受け止めています)。
 アマゾンでは、書籍を販売するユーザに対して、「購入者にはクイックに書籍を送付する」を徹底するルールを設けているのでしょうね。利用者を教育していったところがアマゾンのスゴい点なのではないかと改めて思います。

 また、アマゾン・マーケットプレースのしくみが優れていると思う点は、
(1)ユーザの選択に委ねる姿勢を貫いている点
(2)お金を払ったのに届かない/発送したのに代金が支払われない等、売り手と買い手の不安を払拭している点
(3)売れない限りは、費用が発生しない点
特に(2)については、Yahoo!オークションなどとは異なる特徴であると思います。

 単なる金銭的な節約とは異なる「もったいない」というユーザの感情。ここにフォーカスすると、まだまだいろいろなビジネスが生まれてくるような気がします。

「日経ビジネスマネジメント Vol.4」の特集「ブランド経営の威力」を読みました。最近、あちこちのメディアで取り上げられていたコトラー先生の「ブランディングとは4Pの接着剤である」という見解も、インタビュー記事として読めました。

この中で、ちょっと目を引く記事が3つほど。一つはジャパネットたかたの社長・高田明氏の記事。自分がいるから会社が存続するのではなく、自分がいなくても存続できるような企業になることを目指すと語っているのを読み、ちょっと意外な気がしましたが、好感が持てました。もう一つは、三菱重工相談役の西岡喬氏のインタビュー記事。個人的には、小型ビジネスジェットには、今も将来も縁はなさそうですが、日本の企業がその分野で世界一を目指そうとしているのは応援したくなります。

さて、最後の一つが、今回のメインテーマ、スターバックスの失速に関して書かれた、ジョン・クェルチ(John Quelch)氏の寄稿です。ご存知の通り、スターバックスは昨年夏、アメリカ国内の不振店600店舗を閉鎖すると発表しました。クェルチ氏はスターバックスブランドにかげりをもたらした原因として、3つの点を挙げています。

1)スピード重視の顧客の取り込みを図ったことで、逆に古くからファンだった質の高いコーヒーを求める層を逃してしまった。
2)幅広い顧客を開拓するために新商品を積極展開したことで、コーヒーが要というブランドイメージが損なわれ、なおかつ「マクドナルド」等が打ち出したプレミアムコーヒーと差別化できなくなった。
3)急速な出店戦略が既存店への関心を失わせ、いわんや既存店との競合によって内部的なモチベーションの低下を招いた。

かなり超訳になりますが、そのような指摘であると、ワタシは理解しました。

ワタシ自身は、それほどスターバックスファンではありません。事務所のビルの隣にあったときは、さすがに頻繁にテイクアウトしましたが、コーヒーがそれほどおいしいと思ったことはありません。むしろ、ドトールの方が味は上だと感じます。
でも、店頭でCDを売っていたり、今ではなくなってしまいましたが、朝日新聞とのタイアップでなかなか高品質なフリーペーパーを出してみたり、気概というのか、志のようなものを感じた記憶はあります。

しかし、ここで言いたいのは、スタバの戦略がまちがっていたかどうかではなく、一般消費者が抱くであろう急速なチェーン展開や急激な発展に対するイメージについてです。急激な発展には、いわゆる「急成長!」というプラスイメージがある反面、大丈夫なのかな?という漠然とした否定反応があるのも事実だと思います。ここでは敢て「漠然とした否定反応」と書きましたが、消費者は細かに論理立てて分析しているわけではないので、そう書いたまでで、実際には経験に基づいてそう感じるのだろうと思います。つまり、急激な成長=急速な組織対応が必要=できる企業は多くない、そういった図式です。

そして、ワタシ自身もその通りだと思います。できる企業は多くありません。それでも、著しい成長を目指す企業は多い。企業として、発展を目指すのは当然だという理屈で考えれば、それはその通りなのですが、ほどほどの売上、ほどほどの利益という価値観での成長モデルがそろそろ出て来るような気もするのですが、いかがでしょうか。行き過ぎた利益の追求には、必ず落とし穴がある。サブプライム問題が物語っているのは、そんなことではないかと思うのは、ワタシだけでしょうか。
 

 

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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