ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

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社長の脳みそ整理mono-log モノログ

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当社では、現在採用活動を行っています。
そのことで、先日、友人にどんな人材を求めているのか聞かれたので、
自己客観視ができて素直であることは、
重視していることのひとつだと答えたところ、面白い反応が返ってきました。

「自己客観視か...。私は自己肯定感が高すぎて、全然ダメ」。

要するに自分のことを否定的に見ることができない、
ということのようです。
本来、自己肯定感と自己客観視は両立するものだと思いますが、
この友人は、自己客観視するということは悪いことに眼を向けること
と捉えているようでした。


ところで、最近は自己啓発系のコンテンツの影響からか、
「自己肯定感が高い/低い」とか
「承認欲求が強い/弱い」など、
自己認識して言語化するような風潮が強まっているように感じます
自己肯定感で言えば、当然高い方が良いという言説が広まっていますよね。
まあ、もちろん、そうなのでしょうが、
あまり、それに振り回されるのはよくないとも思います。

というのは、自己開発のための知識を増やした結果が、
必ずしも良いものになるとは限らないからです。
言葉にはプラスのパワーもあれば、
マイナスのパワーもあるため、
たとえば、「自己肯定感が低い」と自認してしまうと場合、
その言葉に縛られて自己像が作られがちです。
そんな必要はないのに、自分に対し負の決めつけをしているわけですよね。


ですので、ポジティブな自己認識の方が良いと思いすぎる最近の傾向に、
少々の違和感があります。
ネガティブな自己認識はそんなに悪いことでしょうか。

たとえば、「自分はダメな人間だな」と思ったとして、
そんな自分をどう捉えるかは考えようです。
ある一面から見たら、謙虚さの現れだし、
また別の一面から見たら、美意識を持っていることの現れでもあります。
こうありたいと願うのは、まさに美意識そのものですから。


どんなものにも表と裏の二面性があります。
そのどちらに目を向けるのかは、自分で決定できます。
物は考えよう。
なんと便利なことわざではありませんか!


いつにも増して暑い夏です。
熱中症に気をつけて、健やかにお過ごしください。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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