ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

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皆さんは、「コンサルタント」という仕事やコンサルを行っている人に対して、
どのようなイメージがありますか?
調べてみると、外資系コンサルティングファームのイメージも手伝ってなのか、
今どきは、結構人気のある職業だそうです。

また、ひと昔前はコンサルタントといえば、経営コンサルというジャンルしか、
イメージされませんでしたが、今の時代は違います。

キャリアコンサルタントもあればお掃除コンサルタントもあると、
多くの人が認識するようになりました。


さて、仕事のイメージは時代とともに変わるのが常ですが、
「コンサルタント」という仕事に対しては、
ネガティブなイメージを抱く人が多かった時期があったように思います。

具体的にはこんなイメージです。
・内部のことを知りもしないのに、外から勝手なあるべき論を言う存在
・しかし、責任は取らない存在
・上から目線でモノを言う存在、かつ先生として扱わなくてはならない存在

もし、こんなイメージを抱いたなら、そりゃ、ネガティブになりますよね。


当社は、今でこそコンサルティングというサービスを当然のように掲げていますが、
初めてメニューに入れたのは、2000年代の半ばぐらいだったと思います。
サービス自体は1995年頃から行なっていましたが、
社員に「コンサルをサイトで謳う」「もっと力を入れる」と伝えたのは、
その頃でした。

しかし...
当時社員の反応はどうだったかというと、
若手からキャリア層まで賛同する空気がない。

では、その時の反応の本質は何だったのでしょうか?
おそらくクリエイティブ業務とコンサルティング業務は
全く別のことに見えたのだと思います。


今でも、多くの人にとって、
少なからずそのような感覚はあることでしょう。
しかし、たとえば、佐藤可士和さん。

彼は、アートディレクターでありながら、コンサル業務を引き受けています。
クリエイティブ業務とコンサルティング業務は別の業務ではないのです。
ゴチャゴチャした状況をすっきりと整理し、
道筋をつけること。
これは、クリエイティブのディレクション業務そのものであり、
コンサル業務でもあるわけです。
だからこそ、彼は、「佐藤可士和の超整理術」を書き、
その本はベストセラーになっています。


片付けコンサルタントである近藤麻理恵さんもしかり。
価値観の整理から片付けに取り組むことを勧めるコンサルタントです。

何を整理するのかはそれぞれが得意とする領域になりますが、
一方的な「べき論」を押し付けたりしていないはずです。

何をどう整理したいのか、その答えは本来相手が持っています。
ただ、いろいろな考えが邪魔をして、それが表に出てこないだけなのです。

私たちは、主として組織内のコミュニケーションの問題を扱いますが、
それについても、基本は同じです。
その答えは相手が持っている。
答えを与えてしまうと、大抵の人はやらされ感になります。

あ、これはコンサル業務に限らず、上司と部下の間も同じかもしれませんね。
人は自分で考えたい生き物だってことなのかな?

さ、ゴールデンウィークが近づいてきました。
素敵な1週間をお過ごしください!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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