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考える道筋は、人それぞれ!

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今日のテーマは、「理解」や「思考」の仕方の多様性についてです。
一般的に「多様性」というと、属性的な事柄で述べられることが多いですが、
本当は、そこはメインじゃないですよね。
そんな話題をお届けします。

が、その前に、、、、
パラリンピックが始まりましたね。
以前にも増して、パラ選手に対する「かっこいい」「すごい」というムードが
高まっているのが、今回の大会ではないでしょうか。

選手たちのインタビューを見ていて思ったのは、
自分と違う立場にある人たちに関心を持つことの大切さです。

国際パラリンピック委員会(IPC)は、東京2020パラリンピックを機会に、
「WeThe15」というキャンペーンを始めました。
世界人口の約15%にあたる12億人が何らかの障害を持って暮らしており、
だからこそ、障害者が日常的に直面する障壁と差別に対し、
今後10年間で変化を起こそうと、そんなことが目指されています。

知りませんでした。
15%とは...。6人に一人です。
考えてみれば、法律的な区分はさておき、
色弱/色覚異常の人は男性の5%ですし、発達障害の人の割合も6.5%です。
高齢者の認知症を加えると、15%はむしろ控えめな数字かもしれません。

で、自分は85%の側にいるのかといえば、
見ようによっては、そんなことはありません。
他の人ができるのに、自分にはできないことがたくさんあります。
たとえば、私、日常生活に困るほどではないですけど、
固有名詞を覚えるのは、かなり苦手です(汗)

障害という観点ではなくても(たとえば価値観などでも)、
自分にはマイノリティーの一面がある、というのは、
誰もが当てはまることではないでしょうか。


そして、今日の本題。
1行目に書いた理解の仕方や思考の仕方は、人によってかなり違う...
という話、誰もがお互い認識しておいた方がいいかもしれません。

私自身は、体験的に学んだことです。
たとえば、ブレストして結論を出すような状況で、
私は、自分の思考方法がマイナーだとしばしば感じます。

私は、発散、発散、発散と発散型で考え、最後に一気に収束させたいタイプ。
多くの人は、そこそこ発散させたら、
結論に向けて積み上げる部分をじっくり考えたいと思っているようです。
私と彼ら。
何が違うかというと、まず単純に、自分にとって気持ちのいい、
発散と収束にかける時間配分の感覚が違い、組み立てる思考方法が違います。

私の場合、ブレストでの発散時間は長い方なので、
多くの人は「これ、終わるの?」と不安を感じるようです(笑)
まあ、そりゃ、そうですよね。
発散というのは、出口が見えないトンネルの中にいるようなものですから。

で、ある時ある人から、こんなことを言われました。
寺と教会というのは、建築思想が違っていて、
何からどう組み立てるかも違うらしいが、
私たちはそのくらい思考の組み立て方が違うね、と。

寺と教会の建築思想を例にしても、わかりにくいかもしれませんが、
日本庭園と西洋庭園の比較ならもう少し伝わるかもしれません。
日本庭園では、自然の石や樹木によって、あえて非対称の美を求めますが、
西洋庭園では意図的に幾何学的かつシンメトリーな美を求めます。
生理的に「気持ちのいい」まとめ方、進め方が違うわけです。

これは、日本と西洋の発想の違いの話ですが、
思考の組み立て方が違うというのは、そんなことなのかな。
ということは、自分にとって気持ちのいい、あるいは当たり前の、
思考方法を前提にコミュニケーションしては、いけないということですよね。
まあ、そこが難しいんですが。

考える道筋。
人それぞれ違うのは当たり前ですね。
あなたの周りでは、最近、どんなことがありましたか?

あ、9月です! 年内あと4カ月。
4月が期首の場合は、上期の最後の1カ月ですね。
今月も、元気に行きましょう!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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