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言い訳しない生き方〜「嫌われる勇気」を読んで

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昨年12月に発売されて以来、ベストセラーとなっている「嫌われる勇気」(著:岸見一郎/古賀史健、刊:ダイヤモンド社)を、この週末、遅ればせながら読みました。
ダイヤモンドオンラインによれば、今年7月25日現在で、37万部を突破したそうです。読んでみての感想は、あまりにスゴすぎて、一言では言えません。実は、このブログに何と感想を書いたものか、書いている今も悩むほどです。普段の読書では付箋など貼らないワタシが、次から次へと付箋を貼ったこと(写真)に、そのインパクトの大きさが現れています。

すでにご存知の方も多いと思いますが、この本はアドラー心理学をわかりやすく紹介した本です。今でこそブームのアドラー心理学ですが、日本では、あまり知られていませんでした。アドラーというのは、フロイトやユングと並んで世界的に著名な心理学者です。

アドラー心理学は勇気の心理学とも言われているそうで、本書でも、人は、「勇気を持つ」ことで、「変われる」し、「幸福になれる」...、そのような視点で人の心の問題を取り上げています。
と、こう紹介されても、なんのこっちゃいと思われますよね。でも、本当に一言で語るのは難しいし、むしろ本の素晴らしさを損なってしまいそうな気がしています。だから、「とにかくスゴイから、読んでよ!」と言ってしまいたい。。。

ですが、情報のお裾分けという意味で、ワタシが共感したことや、なるほど〜と衝撃的だった点を箇条書きで紹介します。中でも、誉める/叱るの否定には驚きました。

・トラウマというものは存在しない。トラウマを理由に現在を語るのは、過去に支配されて生きているということ。
・現在の問題は、過去に原因があるのではなく、自分の無意識な「目的」によって生じている。
・自分に何が与えられたかに注目するのではなく、与えられたものをどう使うか。
・他者の期待に応えるように生きるのは、自分に嘘をつき、周囲にも嘘をつき続けること。
・自分の課題と他者の課題をごっちゃにしない。他者の課題に「あなたのため」を持ち出さない。
・誉められたい願望にとらわれることは、自己中心的かつ不自由な生き方。
・誉める/叱る行為は賞罰教育なので、良くない。その関係は上下の関係を意味するが、築くべきなのは横の関係。
・幸福は他者貢献から生み出される。自己受容→他者信頼→他者貢献→自己受容という円環構造の中に幸福はある。

上に挙げた項目を読んだだけでは、「なんで?」と思われるかと思いますが、そこは本書を読んでみていただくのが一番だと思います。

何だかんだ言い訳してるんじゃないの?という自問と向き合わされますが、人は変われるということが信じられ、勇気づけられました。ぜひ、読んでみてください。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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