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強い「個」がまとまるには?

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サッカーW杯が盛り上がっていますね。

先日の日本VSオランダ戦、日本代表は
強豪オランダに先制を許してしまいましたが、
粘りでゴールを奪い、
さらに追加点を入れられたものの
終盤でまた追いつき、
最終的に引き分けで終えることができました。

NHKでこの試合の実況を担当した本田さんが
「先制されてもチームの調子が崩れることなく、
追いつけるようになったということが、
日本が強くなった証拠だ」
と言っていましたね。

そして
「日本の団結力は世界でもトップレベル」とも。

代表メンバーのほとんどが海外チームに所属していて、
普段から世界レベルのサッカーに触れていることで、
フィジカルもスキルも、メンタルも
強くなったからなんだろうなとは思っていましたが、
個の力だけでなく、組織力の強さがベースにあるのだと
あらためて気づかされました。

代表チームを率いているのは、今年8年目になる森保監督。
森保監督が、雑誌のインタビューで、
こんなことを言っています。

「個から成り立つということにフォーカスして、
最終的にそれを和に持っていきたい。
『和して同ぜず』です」

「個」をとことん生かして、「和」につなげる。
イメージは『ONE PIECE』なんだそうです。

「代表チームのメンバーは、
それぞれ特徴があり、自分だけの武器を持っている。
一人でも世界を渡り歩けるプロたちが揃っている。
馴れ合いの仲の良さはないが、目指すべき方向はみな同じ。
本当に必要な時、大切な時にはお互い助け合える。
そういう強い心を持った個性を、
チーム力に活かしていけるようにしたいんです」

そう語っています。


「個」と「和」は対極にあると思いがちです。
「個」が強くなりすぎると「和」が乱れる、とは
企業組織内でもよく言われることですよね。

では、森保監督は、どうやって強い個を生かしながら、
まとめているのでしょう。

調べてみて、わかったこと、その1つ目は
「個々の選手を知る努力のすごさ」。

選手一人ひとりのプレーの特徴や
キャラクターを徹底的に調べ上げているらしく、
代表メンバーを選出する際は、
約80人に及ぶ候補者の国内外のリーグ映像を、
自ら、全員分チェックしたそうです。
その熱量は記者やジャーナリストも驚くほど。
「ビデオオタク」とも呼ばれることもあるのだとか。

2つ目は
「ボトムアップ式マネジメント」です。

ヨーロッパでは監督が指示を下におろしていく
トップダウン型が主流のようですが、
森保監督は、選手に意見を求め、
それを吸い上げるスタイルをとっています。

日本代表もかつてはトップダウン式だったため、
森保監督が就任後に指示を減らし始めた時、
選手は大いに戸惑ったのだそう。
「もっと細かい指示を出してほしい」
と要望されたといいます。

それでも、森保監督はあえて指示を増やさず、
選手にとことん考えさせました。
すると徐々に、選手からさまざまなアイデアが
持ち込まれるようになり、
現在は選手間でも率直な意見交換が行われているそう。
こうして選手たち自らがチームをまとめているのだそうです。

ボトムアップ型のマネジメントは、
森保監督の、「監督は一つの係にすぎない」
という発言にも表れています。

「チームとして目標を定め、結果を求めて進んでいく中で、
監督だから偉いとか偉くないとか、
そういうことは大事ではない。
コーチを含めたスタッフ、選手全員がスペシャリストで
それぞれに役目がある。自分は監督係をやっているだけ」
と話してます。

森保監督について、
さまざまな記事を読んでいく中で、
私の頭に浮かんだワードは
「リスペクト」でした。

いくら目標が明確で、
ボトムアップの環境が整っていたとしても、
強い個が集まると、さまざまな衝突が
起きるのではないでしょうか。
でも、衝突したままにならず、
チームが一つにまとまっていけるのは
おそらく、監督とスタッフ、選手、それぞれの間に、
強いリスペクトがあるからなんだろうなと感じました。

そう考えて、あらためて『ONE PIECE』を想像すると、
なるほどなと深く納得してしまいます。


さあ、次戦はチュニジア戦。
プロフェッショナルとして個がしっかり自立し、
一つにまとまったチームの活躍に
さらなる期待が高まります!

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