社長がガンコで無関心だったとしても
こんにちは。オノです。
今月は、ブランディングでは社長の意志が重要と書いてきました。
では、社長がガンコでブランディングに無関心だったら、社員がいくらブランディングの必要性を感じていても手の施しようはないのでしょうか。
特に、広報担当でもなければ、社長室のスタッフでもなく、WEBサイトの担当という立場だけで、会社全体のブランディングについて、かくあるべきと語るのは環境的に難しいかもしれません。
確かに社長にその気がなかったり、カタカナ用語がきらいな場合、「当社のブランディングを考えると…」と言った時点で、耳にフタをされてしまうってこともあるでしょう。
でも、だからと言って、何もできないということはないはずです。自社の商品/サービスの差別化を図りたくない、お客様から支持・共感を得たくない、そんな経営者はいないはずですから。
たとえば、10月9日に書いたように想いをキャッチフレーズにする場合も、コーポレートスローガンとしてサイトに掲げることは難しくても、サイトのキャッチとして掲げることはできるのではないでしょうか。計画的に行われたブランディングというわけではなかったのに、結果的にあなたが掲げた言葉に共感してくれる上司、同僚、後輩たちがもし現れたなら、それは自然発生的なブランディング活動としてワタシは意義があると思います。
当社の場合なら、サイト制作担当者が考えた「まずは根っこから」(本質から考えよう!)がそれに当てはまります。(近々リニューアルを予定していますが)。
ブランディングという概念はそれを持ち出すことが重要なのではありません。まずはできることからやってみる、を大切にしたいものですね。
【今日の問いかけ】
社長がわかってくれないと諦めていませんか?
温泉山荘「だいこんの花」に感動
先週は、遅い夏休みで1週間休暇をいただき、その間に、宮城県白石の温泉に行ってきました。あまりに感動したので、今日は温泉から考えるブランディングです。
行ったのは、「温泉山荘だいこんの花」。ワタシは知りませんでしたが、けっこう人気の宿らしいので、ご存知の方も多いかもしれません。
最近流行の離れになっている宿なのですが、この宿の特徴はそれだけではありません。1万坪の敷地は自然の宝庫。自家製栽培で野菜まで育てていて、取れ立ての野菜を出してくれます。聞けば、農作業専門スタッフがいるのではなく、フロントのスタッフも含めて、みんなで野菜を育てているのだとか。ワタシ、単細胞ですからねー、それだけで、じーん。
宿には、全部で5つのお風呂があるのですが、内4つは貸し切り露天でした。よくばって全部入りましたが、いずれも赴きがあってSo Goodです。
しかも、露天風呂に書かれていたメッセージ、気が利いています。
''だいこんの花は自然がいっぱい。葉っぱや虫も一緒に入れてやってください。もしお嫌いでしたら、網ですくって逃がしてあげてください。''
正確ではありませんがが、こんな内容です。
ところが、たとえば、もしこれが
''申し訳ありませんが、お風呂に虫や葉が浮いていた場合は、網ですくって捨ててください''と書いてあったら…。
印象はまったく違います。後者はただの事務的メッセージ。前者は、「自然との共生」を語るメッセージです。
言葉。特に運営方針を語る言葉はこんなにも大切なものなんですね。
【今日の問いかけ】
大切にしたい思いの表現、言葉を選び切っていますか?
ブランディングは社長の仕事
こんにちは。めっきり寒くなってきましたね。
さて、今日は全国の社長の皆さんに向けて書きます。私たちグラスルーツは、ブランディングという目線を大切にしながら、クライアントのWEBサイトを構築しています。
でも、ブランディングという課題に対して、外部の私たちにできることには限界というものがあります。まず、社長をはじめとする経営陣がその必要性を感じていないことには、ブランディングなんてできないからです。
社長の皆さん、自分の会社を語る言葉を持っていますか。
たとえば、あなたが商業建築を手がける会社を経営しているとして、
「建築関係の会社です」
「レストランや小売店などの店舗工事を行っている会社です」
こんなふうに事業内容だけで語ってしまっていませんか?
社長がそう語っていれば、社員もそう語ります。しかし、それでは、ほかの会社と同じ。あなたの会社に特別な興味や期待を持ってもらうことができません。
もちろん、提案書や見積書を提出したり、これまでの実績を紹介する中で、それが気に入れば、発注されることになります。でも、そうしたプロセスを経る前に、売り込まれたからというのとは別の理由で相手が期待を抱くかどうか、それがブランディングでは重要だと思うのです。(でも、それがいかに簡単ではないか、ワタシも一応シャチョーですからね、わかります)
というわけで、「◯◯をやっている会社」だけではない、あなたの会社ならではのポイントを言葉にしてみませんか。まず、社長が自分の会社ならではの「何か」を探してみる。ブランディングの第一歩はそこからだと思います。
【今日の問いかけ】
普段自分の会社をどう語っていますか?
事業内容だけで紹介していませんか。
「想い」をシンボル化できないか
こんにちは。
前回、前々回と「想い」でだって差別化できる、大切にしていることを言葉にして、社内に浸透させてください、と書きました。
でも、どんな名文句をキャッチフレーズとして立てても、会社がそれを本当に大切にしていると社員の一人ひとりが実感できていなければ、言葉の浸透はもちろん、想いの浸透もスムーズにいきませんから、結果としてその言葉は、言葉倒れになりがちです。
じゃあ、どうしたらいいんでしょうね? 一つのアイデアとして、シンボリックに伝わる何らかのプログラムを導入してみる、というのがあります。
たとえば、社内表彰制度を設けるとか、社外のコンテストにチャレンジしてみるとか、社内で事例発表会を行うとか、電話を受ける時の第一声を変えてみるとか。何でもいいと思います。
もちろん、WEBサイトのトップページのキャッチフレーズを変更する、コーナーを新設するといったことだって行うべきです。
想いが整理できたら、それを表現するシンボリックなアクションを考える。最初は小さなアクションでも、積み上げて行けば、やがて大きな実態になる日が訪れます。
とまぁ、ワタシ自身もそんなことを自分に言い聞かせつつ、日々を暮らしております。
【今日の問いかけ】
会社の大切にしていることを象徴する具体的な「何か」がありますか?
そんなに長いと覚えられん!
こんにちは。グラスルーツのオノです。
前回、「想い」でだって差別化できる、大切にしていることを言葉にして、社内に浸透させましょうという内容で書きました。
ちょっと補足になりますが、本来はその「想い」は通常「理念」とか、「信条」とか、「社是」といった言葉で整理されていたりします。
でも、社員がそれを覚えていない会社もあります。あるいは暗記させられていても、心の中で膨らまなかったりします。理由は、まず単純に長いからです。続いて、教科書っぽすぎるからです。
「◯◯や◯◯を通じて、人々の◯◯と◯◯に貢献します」
実際にはもっと長いケースが多いと思います。
でも、物事の本質って、意外にシンプルなものなのではないでしょうか。そのシンプルな何かを言葉にしてこそ、覚えるのではない形で浸透し、その言葉が心の中にイメージの広がりを持たせるのだと思います。言うが安く行うは難し、ですね。
グラスルーツの企業理念は「リレーションをプロデュース」です。
これをもう少し説明的に言うと、「グラスルーツは、企業と人、人と人の間により良い関係を生み出すモノやコトのプロデュースを通じて、社会に貢献します」ということになります。
もちろん、この言葉自体が他社との差やベネフィットを訴求しているとは思いませんが、差別化以前に姿勢を社内共有することは大切だと思っています。
あなたの会社が大切にしていることの本質を、できるだけ短い言葉でシンプルに表現する。想いを浸透させるためには必要な条件だと思います。
【今日の問いかけ】
あなたの会社の企業理念を言えますか?
「想い」は「重い」
こんにちは。オノです。
さて、前回の【今日の問いかけ】は「普段自分の会社をどう語っていますか? 事業内容だけで紹介していませんか」でした。会社を語るとき、自社ならではのポイントで語ってください、と。
でも、もしかしたら、ポイントが見つからないと感じた方もいるのではないでしょうか。
でも、そんなことは絶対にありえません。会社を構成しているのは「人」ですから、同じような商品/サービスを提供しているように見えたとしても、構成している「人」が違えば、それは必ず会社の個性になっているはずです。
たとえば、創業当初の夢や理想は、その会社固有のものです。それがたとえ曖昧であったとしても、日常の中にも固有のものはあります。何をすれば誉められ、何をすれば怒られるか、何に時間を割き、何には割かないかだって会社によって違います。それぞれに大切にしていることが違うからです。
え? 想いで差別化はできないのでは? そんな疑問を持つ方もいるかもしれませんが、想いは重要です。その中にきっとお客様のメリットにつながって行くことが含まれています。
それをなるべく短い言葉(できればキャッチフレーズ)にしてみてください。社長や幹部がそれを経営意志としてまずは社内に浸透させる。小さな一歩が、いつか大きな差別化につながっていくはずです。(って、言うのは簡単、やるのは、大変。ワタシ自身にも同じような悩みはありますが。。。がんばりましょう!)
【今日の問いかけ】
「想いで差別化はできない」と思っていませんでしたか?

