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「姿勢」は「姿の勢い」

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「肩甲骨、意外に動くね」
週末、我が家に来て、「エゴスキュー」というエクササイズを教えてくれた
高校時代の友人が私の動きを見てそう言いました。
私は、辛さが自覚できないくらい慢性的に肩が凝っているのですが、
肩甲骨を動かすことと、正しい姿勢を保つことが重要と聞いたので、
ここ数週間、Youtubeで見た動画の運動を続けていたのです。
どうやら少しは成果が出ているらしいことがわかりました。


正しい姿勢についてネットで調べてみると、
正しい姿勢はラクな姿勢だそうですね。
背筋をピンと伸ばした姿勢は一見正しい姿勢に見えますが、
続かない姿勢で、正しい姿勢ではないそうです。


30代の頃、体の姿勢を意識した時期がありました。
自分らしく悠々としているには、体の姿勢が大切だと思っていました。
なぜか、悠々としていたり、堂々としていることが、
信頼を得る上でも重要だと思っていたのです。
で、特にその頃は、歩く姿勢を意識していた記憶があります。


ところが、慣れというのは恐ろしい。
いつのまにか意識しなくなり、気がつくと猫背気味です。
おそらくパソコンを使う時間が長いせいでしょうね。
で、もう一度初心にかえって、姿勢を良くしようかなと思う今日この頃です。


「姿勢」というのは、「姿」の「勢い」と書きますよね。
姿のパワーを表すのが姿勢。そう思うと、より一層重要な気がしてきます。


姿勢には、「体の構え方」という意味のほかに、
「心の構え方」という意味もあります。
カーネギーは、「心の構えは、声のトーン、顔の表情、体の姿勢に影響し、
その人が抱くあらゆる感情の性質を左右するとともに、
その人が話す言葉の印象を変える」と言ったそうです。
カーネギーに反論するのも憚られますが、
私は反対ではないかなあ...と思います。


武道も書道も踊りもスポーツも、基本はまずは体の姿勢。
それを整えることが心の構え方を整える上で不可欠というのが、
日本の伝統的な考え方です。


そういえば、「今でしょ!」の林修さんも
以前のテレビ番組「あすなろラボ」でこんな発言をしたようです。


ーーーーー
しつけの中で一番大事なことは「姿勢」。
集中力がないのは、集中できる姿勢ができてないからです。
宿題ができないのは、宿題をきちんと座ってできる姿勢ができてないからです。
「姿勢の良い不良」はいない。
姿勢の良い子に成績の良い子が多い。
ーーーーー


しかも、背中が曲がっていると、脳が発達しないのですって! へぇ〜

だから、カーネギーさん、
やっぱり体の構え方の方が先なのではないでしょうか。


体の構え方が体の使い方(行動習慣)につながり、
体の使い方が心の構え方になり、心の使い方になる。

これは、今流行りのルーチンをしっかりやろうという考え方にも通じますよね。


たとえばデスクでPCを立ち上げて仕事を始めるその一連の作業はルーティン。
ところがこれをルーティンだと思っている人は少ないし、
その作業をしているときの自分に興味を持っている人も少ないですよね。
これは自分の体の姿勢や動きに興味が持てないのと同じ感覚のことだと思います。
姿勢なんて、ルーティンなんて、それほど重要だと思っていないということです。


でも、実は姿勢やルーティンにこそその人の価値観や生き方が表れるのですよね。
それは、他のことにも影響するでしょうし、
もちろんパフォーマンスにも影響しないはずはありません。

体の姿勢が悪ければ、心の姿勢、生きる姿勢を整えることはできず、
反対に、体の姿勢を整えると、心の姿勢も生きる姿勢も整ってくる。
たかが姿勢、たかがルーティンなのですが...。


姿勢を整えるために、バンダイから出ている「猫背」というフィギュア(写真)を
机の上に飾ろうかな...と思って始まる月曜日です。
読んでいただきありがとうございました。どうぞ素敵な1週間を!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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