ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

ブログ:2013年7月

社長の脳みそ整理mono-log モノログ

週末金曜日と今週月曜日にお休みをいただき、香港の友だちベリンダに会いに行ってきました。アジアで一番高いビルからの夜景を一緒に楽しんだり、中国式マッサージやマカオのカジノに行くなど、ショートトリップだった割には、たくさんの非日常的な体験をしました。思い起こせば彼女との出会いは、90年代の後半、Windows95が発表された直後のネットでした。当時は今と違って、ネット人口も少なかったうえに、今のような「チャット文化」がなく、言ってみればメールを中心とした「文通文化」の上で出会ったのだと思います。

共通の接点は好きな音楽&アーティスト。年齢は10歳以上離れているし、出発点はそれだけでしたが、以後、なんやかんやと話すようになり、15年近く付き合いが続いてきました。ネットはもちろん、リアルでも、今回のように、会いに行ったり、向こうが来たり。

しかし、思えば、その時代に出会ったのは、彼女だけではなく、国内では北は北海道、南は九州までいて、いずれの方とも今でも不思議な心の繋がりがあります。

「文通文化」が薄れて、「チャット文化」の時代に変わり、「文通文化」とは違ういい面も感じています。それは、長年会っていなかった友人とネットを通じて再会できることや、相手の日常を感じ取ることができること。

たとえば、Facebookがなかったなら、ワタシは彼・彼女らの思いに触れることもなく日常を過ごしていたことでしょう。そこに接触できるというのは、とても大きいと感じます。また、それが旧知の友人ではなく、仕事で出会った方たちであったとしても、体験や思いを知ることで、やっぱり親しみは増していきます。

ですが、ワタシ自身は、元来、小まめに何かをする性分ではないので、リアルタイムに反応していく「チャット文化」のお作法は破りがち。みんなワタシをダメなヤツと思っているんだろうな〜と思いますが、何卒おゆるしくださいね〜! 

心の距離というのは、物理的距離でもなく、言語的距離でもなく、文通文化にもチャット文化にも依存しないというのが今日の結論。思いっきりブロークンイングリッシュな4日間でしたが、それはそれで良いかと…。


では、みなさま、遅ればせながら、よい1週間を!

参院選挙が終わりました。ねじれが解消される結果になったようです。

それにしても、投票率はまたまた下がりましたね。国民が平等に選挙権を得るようになるまでに、とても大変な歴史があったのに…。こうやって当たり前になってしまうと、こんなにも低い。週末に、映画「レ・ミゼラブル」を観たので、よけいにそのように感じました。

さて、数週間前に、「おもしろかったので、どうぞ」というメモとともに、日経ビジネスのコンテンツのコピーがワタシの机の上に置いてありました。あるスタッフからです。記事は、安倍政権の女性政策に関する対談でした。ネット上にいつまでアーカイブされているかわかりませんが、リンクを張っておきます。
「3年育休は女性をダメにする」
「女性役員を増やさないと日本は滅びる?!」

安倍政権は、労働人口の減少という問題に対して、女性が働きやすい環境を作るということで対応しようとしています。記事を引用すると、安倍政権で掲げられているのは、次の4本です。(出自:本年4月19日の日本記者クラブで行われたスピーチ)

1)「3年育休」の実現。3年間抱っこし放題での職場復帰支援
2)5年で待機児童ゼロとする
3)子育て後の再就職・起業支援
4)全上場企業で役員に1人は女性を登用

日経ビジネスのその記事では、「3年育休」はナンセンスで古い施策だと指摘していました。長い育休よりも、復職してから柔軟で多様な働き方を実現する方が良い、と。
安倍さんは「子どもが3歳になるまでは育児に専念したい」という女性が3割いるから、3年間抱っこし放題にすると言っているけれど、実は「3歳になるまで」の理由は
抱っこしてやりたいという価値観ではなく、職場が長時間労働が前提になっているため、復帰できないということであったり、夫が長時間労働にあり、育児サポートを頼めない…からだ、という主張でした。

ワタシは、日経ビジネスのこの記事の主張について、共感できる面もあれば、クエスチョンな面もありました。

そして、そういうことも含めて、個人的に思うことを書きます。

育児について、女性はみんなこう思っていると十把ひとからげにして決めつけるのは、間違っているような気がします。「女性はピンク色が好き」「女性は緻密な仕事が得意」という決めつけと似ています。女性がピンク色が好きというのは、いったい誰が言ったのでしょうか?
現実世界では、同じ女性でもいろいろな価値観があります。3年育休を好ましいと思う人もいれば、一刻も早く復帰できるための制度を求める人もいる。その意味で「多様な働き方」という方向性に時代は向かって行くのでしょうね。

そういう理想に対して、当社のような小さい会社でもできることは何だろうと、考えさせられました。加えて、その記事を改めて読みながら、政治基盤を強めた安倍政権が、「女性はみんな抱っこし放題」を望んでいるわけではなく、いろいろな価値観があるのだと、有権者の声を正しく聞いてくれるといいなと思います。


また、ワークライフバランスという文脈も重要ですが、男性ばかりがすべてを決める構造のまま進んでいって、国際競争力を保てるのかという疑問もあります。率直に言って、人口の半分は女性なのですから、このままでは置いて行かれると思います。

安倍政権には、女性を生かす社会を目指して、がんばってほしいと思います。逆差別にならないように配慮しながら…。映画「レ・ミゼラブル」で感じた心象と、参院選の結果。そこから、いろいろなことを考えてしまいました。

暑い日が続きましたが、連休はいかがでしたか。


さて、7月24日(水)開催のセミナーまで1週間少々になりました。

今回、一番遠方からのご参加は、九州の方です。
ご参加くださる皆様、本当にありがとうございます。
9月には、宣伝会議「インナー広報実践講座」で講演しますが、24日のセミナーは、今回のために書き下ろした内容です。
まだ若干のお席がございますので、ご関心がおありの方は早めにお申し込みください。

………………………………………………………
「社内報企画力養成セミナー&ワークショップ」
〜社内広報に"問題解決型思考"でアプローチ〜
………………………………………………………

7/24(水)13:30ー18:00
参加費は23,100円(税込)
実費が別途かかりますが、懇親会もあります。
詳細はこちらをご覧ください。
https://www.grassroots.co.jp/seminar/
………………………………………………………

それにしても、4時間半で企画の本質をお伝えしつつ、なおかつ実践も行う今回のセミナー。我ながら随分ハードルを上げてしまったものだと思います。実は、このコンテンツを作るのに、すでに最低でも70-80時間を費やしています。ようやく昨日、第1稿のスライドが出来上がりました。

何がそんなに大変かといえば…。「企画」という複雑な行為を、誰にでもわかりやすくその本質を解き明かしつつ、明日からでも使えるような内容に仕上げる、これは本当に骨が折れました。私たちはプロなので、いろいろな状況に応じて対応する力があります。その力がある分、どこまでを「基本」とすべきか、まずその線引きがとても難しい。こういう場合はこうだけど、こういう場合はこうでね…と言われても、聞いた人は混乱するだけですよね。現時点で、8割程度の「いい線」に来ています。もう少しブラッシュアップして、本番に臨みます。

さて、「問題解決型思考」という言葉。人によって解釈が異なるかもしれません。ワタシがどういう意味で使っているかといえば、「何かをもっとより良くする思考」という意味で使っています。ですから、いろいろな方法論がある中で問題解決型思考の企画があるのではなく、すべての企画は「何かをもっとより良くしたい」と思って立てられるべきなのではないかと思っています。ここで言うすべての企画というのは、社内報の企画に限りません。パーティの企画であれ、商品の企画であれ、何の企画であれ、そうあるべきではないかと考えているのです。

しかし、社内報の世界、実際にはそのような形になっていないケースも多いのではないでしょうか。社内報を発行することが目的化してしまったり、「〜について紹介しよう、で、何を盛り込む?」といきなり考えてしまうパターンを多々見てきました。せっかくお金をかけて作られるのですから、社内報はソリューションになってほしいと思います。

というわけで、「問題解決型思考」をそのようにとらえているワタシとしては、社内報で何をより良くするのか、より良くなった状況はどんな状況なのか、そういったことを定義しないと、企画としての体をなさないと考えています。

これについては、放っておけば、一晩語り明かしてしまうので、この辺りでスイッチを切ることにします。

では、良い1週間を!

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一気に夏に突入しましたね。
七夕の昨日は雨がやんだ空に、虹が見えました。ご覧になりましたか。

さて、今日はメルマガで配信した内容を掲載します。ちょっと手抜き?ですが。

メルマガ登録のページがわかりにくい場所にあって、申し訳ありません。
ご登録はこのリンク↑ からお願いいたします。

 


今日の【開-CAY】は、小野真由美 発。


アイデアマンになる必要はない!  

 

おはようございます。
グラスルーツの小野です。
今日、初めてご覧になる方へ、
これはグラスルーツのメールマガジンです。

3日のメールでお知らせしましたが、
今日は7月24日(水)に開催する予定の当社主催セミナー
「社内報企画力養成セミナー&ワークショップ」のご案内です。
"問題解決型思考"でアプローチすることの大切さをお伝えしたい
と思っています。
https://www.grassroots.co.jp/seminar/

参加できても、できなくても、よろしければ1分少々おつきあいください。

今日のタイトルをお読みになって、
どう思われましたか?
アイデアマンに憧れますか?


とかく「アイデア」というと、あの「電球」のイメージですよね。
なぜ、あの電球が「アイデア」のアイコンになったのでしょう?
さくっとググってみると、
やっぱり【エジソンの発明=ひらめき】から来ているような印象を受けます。
真偽のほどはわかりません。

なぜ、ここで「アイデア」という言葉を持ち出したかといえば…。


「企画」と「アイデア」。
この言葉はとてもよく混同されているからです。
みなさんの会社はどうですか?


「アイデア出してくれない?」と頼まれたのに、
出したら「この企画は実現性が乏しい」と言われたとか、

「企画してくれる?」と言われたのに、
出してみたら「アイデアがイマイチだな〜」と言われたり。


ビジネスの現場で「企画」「アイデア」という用語は、
そのぐらい曖昧に使われているのですね。
その上に、「コンセプト」なんていう言葉が入ってきた日には…。

もし、上司との間でそういうミスコミュニケーションが起きたら、
効くのはこの台詞です。
「部長がおっしゃっている、企画(orアイデアorコンセプト)の
定義は何ですか?」


極論ですが、アイデアマンと呼ばれる人は、
実は、企画には弱かったりします。

アイデアマンは、「ジャストアイデアだけど…」と言いながら、
いきなり対策のアイデアを出しますが、
それは企画において正しいアプローチだとは言えません。

かといって、企画にアイデアが不要かと言われると、
答えは「ノー」。

ですから「企画脳」と「アイデア脳」は使い分ける必要があるのです。

ここでは書ききれませんので、詳細はセミナーで!

そんなベーシックなことからいっしょに考えて行きたいです。
以上、セミナーの入り口を紹介しました。
出口はどうなるか? もっとウナらせたい!


そんなわけで、宣伝!
「社内報企画力養成セミナー&ワークショップ」
〜社内広報に"問題解決型思考"でアプローチ〜
ーーーーーー
7/24(水)13:30-18:00
4時間半と少々長丁場ですが、うなる内容でお届けします!
参加費は23,100円(税込)。
実費が別途かかりますが、懇親会もあります。
詳細はこちらをご覧ください。
https://www.grassroots.co.jp/seminar/
ーーーーーー

このセミナー、
社内広報のポジションをもっと上げたいという思いと、
人事異動があって別の部門に行っても
役立つようなノウハウを提供したい、という思いで開催します。

まだまだお伝えしたいことがあります。
引き続きメルマガで書かせていただきます。

今週も良い1週間をお過ごしください!

オノ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【開-CAY】メールマガジンの内容は:【会社を開社!】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【開-CAY】は、
・組織のベクトル合わせ
・組織内コミュニケーションの活性化
・風土づくり
といったことを考える立場にある方に向けて発行します。
いっしょに「視点発見」の旅に出かけましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本メールの送信先について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本メールは、当社サイトからメルマガをお申し込みいただい
た方のほか、過去に当社関係セミナー等にご参加いただいた
お客様、お問合せいただいたお客様、名刺交換させていただ
いたお客様など、当社とご縁のあった方々あてに情報提供・
情報共有を目的として配信させていただいております。

▼配信解除をご希望の方は、以下URLよりお願いいたします。
https://sv5.mgzn.jp/sys/unreg.php?cid=R306501

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2013 GRASSROOTS, INC.. All Rights Reserved.

[発行] 株式会社グラスルーツ 代表取締役 小野真由美
[編集責任者] 阿部貢己
[住所] 東京都港区南青山5-4-35-1009
[URL] http://www.grassroots.co.jp
[Mail] cay@grassroots.co.jp
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月が変わって、7月になりました。
昨日のNHK大河ドラマ「八重の桜」の、綾瀬はるか演じる八重、
人として、とても強くて精錬でじーんときました。
幕末期にこのような女性が日本にいたとは。。。

さて、今月から、しばらくお休みしていたメールマガジンとセミナーを再開します。

メルマガ「開-CAY」は週に1〜2回発行します

まず、メルマガですが、以前は、コンセプトが曖昧で、
広い意味で当社の活動を紹介するニュースレターでしたが、
今回は「どんな人に向けて、どんな内容で発信するのか」を定義し直して、
再出発します。
具体的には、
・組織のベクトル合わせ
・組織内コミュニケーションの活性化
・組織の風土づくり
といったことを考える立場にある方、
そういったことに関心のある方々向けに発行します。
「視点発見の旅」がコンセプトです。

と、今後の話を先に書きましたが、
本当は先にメルマガをお休みしていた期間について、お詫びしなければなりません。
お休みしていた間に、メルマガの申し込みをしてくださった皆様、
お申し込みいただいたのに、即座にお応えすることができず、
申し訳ありませんでした。
1−2号、読んでいただき、読む価値があるかどうか、
ご判断ください。

さて、上記のような方たち向けであるということは、
「社内広報」のご担当者であるかどうかにかかわらず、
経営者や部門を率いるリーダーの皆さまとも
組織内コミュニケーションに関する
いろいろな「視点」を共有したいと思っています。

とはいえ、社内広報部門に所属されていて、
社内広報の実務に役立つ情報を期待して
メルマガ登録してくださった方も多いと想像しています。
そこで、社内報の企画シートがダウンロードできるような
オマケコンテンツも時々織り交ぜて行きたいと考えています。

メルマガの差出人は、「【開-CAY】グラスルーツ」です。
まずは、メルマガ申し込みをしてくださった方々はもとより、
当社とご縁のあった皆様にお送りします。
週に1〜2回、少々ゆるい感じで始めます。
おつきあいいただけますと幸いです。

7月24日、社内報企画力養成セミナーを開催します

長くなりましたので、セミナーの話題はかんたんにご紹介しますね。
年内は「社内報の企画力アップ」をテーマに月1回開催します。
しょっぱなは7月24日(水)です。
内容と日程はこちらをご覧ください。

座学だけですと、その後、実践しにくいと思いますので、
時間は長くなりますが、ワークショップをつけました。

そもそも、これはですね、、、。
ずっと当社社員に「企画って何ですか?」と問われてきたワタシが、
ちゃんとメソッド化したいな〜と思ったことから始まっています。
それを「社内報」に特化したというイメージですね。


では、引き続きどうぞよろしくお願いします。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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