攻めること、逃げること
こんにちは。
ターゲットユーザのニーズを意識してサイトづくりを行うべき。これは、サイト運営に関わっている人であれば、誰しも考えることだと思います。けれど、今日は少し乱暴な話をします。ターゲットユーザのニーズしか考えていないと、結局は差別化を極めることはできない、と。
プロダクトアウト、マーケットインという言葉があります。メーカーがいいと思うモノ、売れると思うモノをつくって世の中に送り出すのが、プロダクトアウト。ターゲットユーザの声に耳を傾けてモノをつくるのが、マーケットインです。
9月1日のコラムでご紹介した男前豆腐店。彼らのアプローチは、まさにプロダクトアウトです。どんな豆腐が求められているだろうかとだけ考えていたなら、絶対に生まれ得ない商品であり、ブランドであると思います。
モノが売れないとき、とかくユーザの声を聞くことで打破しようと考えがちですが、売れるモノをつくりたい、売れるブランドを築きたいと思うなら、マーケットインの目線を持ちながらも、プロダクトアウトで勝負して行く意気込みも必要です。
ところが、合議制でこれはできません。社内でも社外でもいいので、一人の誰かにプロデュースを任せるという組織運営が不可欠です(もちろん、その人の責任でチームをつくるのはアリですが)。いろいろな意見を混ぜこぜにしてしまうと、結局中途半端なものになり、ブランドとしては成立しにくいのです。
プロダクトアウトで勝負して行く意気込み、時には必要なのではないでしょうか。
【今日の問いかけ】
「ユーザの声に耳を傾ける」が逃げ場になっていませんか?