そもそも「ブランディング」ってナニ?
オノです。こんにちは。
いやー、ブログを続けるっていうのは。。。大変なことを始めてしまったもんです。涙。。
継続は力なりと言い聞かせて、がんばります!
さて、わかるったようで、わからないブランディングという言葉。
英和辞典で「brand」とひくと、意味のひとつに「(名詞)焼き印」「(動詞)焼き印を押す」というのが出てきます。そう、ブランドの語源は、牛の識別に使われる焼き印。つまり、ブランディングは、同じような姿形をしたたくさんの牛の中から、ある牛を識別できるようにするのと同じようなことです。
ブランド関連の本を読むと、「ブランドパーソナリティ」とか、「プランド価値」とか、いろいろな言葉が出てきますが、ちょっと乱暴に端折っていうと、
ブランディングとは、
(1)ターゲットである人々に、
(2)一見すると似たような他社製品/サービスと、自社製品/サービスがどう違うのか、
その違いや強みについて、こちらが意図するように理解してもらい 、
(3)好意や好感をもってもらうための活動
であると思います。コーポレートブランディングの場合は、製品/サービスに対してではなく、その企業に対するものということになります。と、いうことは、誰に、どんなことで、どんな好意を持ってもらいたいのかを明らかにする必要があるのです。
ここで重要なのは、(1)も(2)も(3)も、すべて満たせてこそ、ブランディングが成立するという点。人と人の関係に置き換えてみると、わかりやすいかもしれません。
たとえば、あなたが、一見社交的に見られがちだったとして、でも本来はもの静かに過ごすのが好きな人であったとします。そんなとき、たとえ意中の人から好意をもってもらえたとしても、
その人が「社交的だから好き」と思っていたなら、どうでしょう? (1)と(3)は満たせていて、好意は抱かれているのですが、決して心地よくはないはずです。
あるいは、意中ではない人があなたのことをとても理解してくれて、「もの静かなあなたが好き」と思ってくれたとしても、やっぱり意中の人から思われないことには、心は満たされませんよね。
ところが、個人の場合でもなかなかアイデンティティは自覚できない。年下も好きだけど、年上も好き、とか、もの静かに過ごすのも好きだけど、人と集えばついついサービス精神を発揮してしまいがちだとか。そして、ちょっと血迷っていると、本当に好意をもってもらいたい相手も逃げていってしまったりします。
企業の場合も同様で、自社や自社ブランドのアイデンティティについて、社内的に言語化されて意思統一されているケースは稀です。あるいは、「ああも思われたいし、こうも思われたい」となっていて、結局はわかりにくくなってしまっている場合も少なくありません。まずはシンプルにわかりやすくアイデンティティを明確にする。それが、ブランディングの第一歩になります。
意中の人を逃さないために。
【今日の問いかけ】
あなたの会社/製品/サービスは、どう思われたいですか?
それをワンフレーズで、わかりやすく言うことができますか?