せっかくサイトに来てくれたのに、 見込み客の半数が去っていく
WEBサイトは単なる情報発信媒体なのではなく、本来はサービスです。でも、恐らく多くの人が「無料の情報発信媒体」ととらえていますので、ここではあえて、サービスであるという話は後回しにして、情報発信媒体という観点から考えてみましょう。
インターネット以前の世の中で、何か情報を発信したいときの最も一般的な方法は、広告でした。
広告といえば、もちろん有料です。
さて、一般の有料広告と掲載無料のWEBサイト。その違いは、有料・無料以外にもあります。何でしょう?答はかんたん。一般の広告は、ユーザが受動的に目にするもの。それに対し、WEBサイトは、ユーザが能動的にアクセスしてくれる媒体です。これが有料・無料以上に一番大きな違いです。
言葉で書いてしまうとたった2行ですが、これは大事件です!
かつて、見込み客を集めるには、広告を打ち、その広告への反応をただじっと待つしかありませんでした。お金を払ったからといって、見込み客がどこにいるかもわからない。いや、それは「かつて」ではなく、「今でも」です。週末になれば、宅配ピザのメニューが新聞に折り込まれています。日経産業には、毎日のように資料請求を促す広告が掲載されています。あるFC加盟店募集を行っている企業の方から聞いたのですが、資料請求1件当り50万円かけても、わずか数名しか問い合わせがない場合があるとの話でした。
それに対して、WEBの世界では、掲載はもちろん無料! でも、それだけではなく、本来どこにいるかわからない見込み客が、何か知りたいことがあって、向こうから訪ねてくるのです。
こりぁ、見逃す手はないというものじゃ、ありませんか! 掲載無料な上に、向こうからやってくるのです。くどいようですが、これは事件です! しかも、何百万、何十万ものサイトがあるのに、わざわざあなたのサイトを選んで、来てくれたのです。
ところが、ここからが由々しき問題。あなたのサイトにせっかく来てくれたユーザの約半数は、たった1ページしか見ないで帰っていっているのです。これが今の状況です。会社によって多少率は異なるにせよ、アクセスログ解析の平均値として言えば、ほんとうの話です。あ?、もったいない。。。
帰ってしまう理由はいろいろあるでしょうが、その理由の中には、
「パッと見て、(本当は目当てのサイトなのに)目当てのサイトには思えなかった」
「ほしい情報が(本当はあるのに)ありそうだと思えなかった」
ということが含まれているのではないでしょうか。
WEBサイトで上手にメッセージ発信できていれば、せっかく来てくれた見込み客と確実にミートできるのです。まずは、サイトに来てくれた人に伝えたいことを確実に伝える。見えない「損」をしないためのスタートはそこからです。
【今日の問いかけ】
見込み客の獲得戦略はありますか?
見込み客の獲得という視点で、あなたのサイトは成功していますか?