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見方を変えてみると

思いがけず、子猫をもらいました。


突然のことだったので、我が家はまったく猫仕様になっていません。
棚の上、キッチンのカウンター、
登ってもらっちゃ困るなあと思う場所がいっぱいです。
まあ、でも子猫だし、そんなに高いところには登らないだろう
と思っていました。


ところが、子猫は、初日こそ不安そうに鳴いていたものの、
2日目からは一人(一匹?)大運動会で、
猛ダッシュでいろいろなところに上ったり、噛んだり、ひっかいたり。
キッチンカウンターにもソファをつたっていとも簡単に登ってきました。


なんとかしないとなあ、と思い、ネットで
「猫、キッチン、侵入防止」と調べたら、
たくさんの画像がヒット。カウンターを囲むように柵、
さらにキッチンの入口にも高い柵を設けている例も紹介されていました。
その流れで、ソファを爪研ぎでボロボロにされないようカバーをした例を見たり。


しばらく検索していて、ふと思いました。
「あれ? ちょっと違うかも」と。
猫の行動を制限するより、
猫が登ってきてもいいようにしたほうがいいと思ったのです。
自由な動物なんだから、自由にさせてあげようと思えてきました。


そう思ったら、キッチンカウンターに登るよりも、
猫が楽しく感じる段差を作ってあげたら?などというアイデアも浮かんできました。
すると、ソファで爪研ぎをしている子猫の姿が健気に見えるようにもなってきて。。。
見方を変えると、感じることも変わるんですね。


ちょっと、いや、かなり飛躍しますが、それで思い出したのが、
以前読んだ『クリエイティブ・マインドセット』に書かれていたMRIの話です。


MRIでの検査が必要な子どもにとって、
あの機械は見た目も音もとても怖く、
泣いて暴れてじっとしていられない子には、
鎮静剤を打っていたといいます。


その状況を知った開発者は、
外側を宇宙船のようにペイントした子ども用のMRIを開発。
検査時、子どもには「宇宙船に乗るよ」と話し、
「ブーン」という音が鳴るときは、
「さあ、超音速に入るよ、じっとして」と声をかけることで、
子どもが落ち着き、検査がスムーズに進むようになったというのです。
検査時の鎮静剤の使用も減り、
満足度は90%に達したと書かれていました。
見方を変えると、大きなことも解決できるのだなあと思った例です。


見方を変えることで、
より良い解決策が思い浮かぶということ、
実はたくさんあるのだと思います。
ただ、この「見方を変える」が、難しい。なかなか急にはできません。
なので、電車の中や歩いているとき、仕事中など、
普段から、見方を変えることにトライしておきたいですよね。
私の場合は、求められていなくても、
勝手に「これ、こう見ると、こうだよなあ」と思ったりして、
これまた勝手に「ねえ、ねえ、いいと思わない?」と、
周囲に報告しております。


今週もすてきな1週間を。

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