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春風亭昇太さんが教える「話す技術」

放送50周年を迎えた人気演芸番組「笑点」の新司会者として、
5代目司会者の桂歌丸さんからバトンを渡された春風亭昇太さん。
現在の笑点メンバーの中では最年少とあって、
今後の司会進行に注目が集まっています。


そんな昇太さんが、「人前で話す技術」について
アナウンサーの魚住りえさんと対談している記事を見つけました。
ビジネスシーンでも使えるコツがたくさん語られていたので、
ご紹介します。


■ 一番笑わない人に向かって話す
落語会には、通常、「笑いたい」人たちが集まってくるものですが、
中には、微笑みもせず、腕組みをして睨みつけてくるような人もいるのだそうです。
そんな時、昇太さんは、一番笑っていないその人に向けて話すと言います。
「人間って話しかけられると、どうしても反応してしまうんです。
自分に向けて話している、と思うと、
だんだん組んでいた腕もとかれていくんです」
と語っています。


■ 立食パーティーでは前の人に向かって話す
立食パーティーという場は、
「飲むわ、食べるわ、喋るわで、話をする場としては最悪」
という昇太さん。
それでも、話を聞いてもらうコツがあるのだそうです。
それは、とりあえず前の人に向かって話す。
すると、「聞いてください」という空気が
波のように後ろに伝わるのだそうです。


■ 前の人とは違う話し方をする
複数の人が続けて話す場合、前の人と同じように話すと、
なかなか聞いてもらえないのだそうです。
「落語の高座でも、前の人がウケたから俺も頑張っちゃおう、
とやると、うまくいきません。
お客様は前の人で満足しているんだから。
前の人が声もテンションも高めだったら、
わざと低い声でゆっくり話します」。
これで空気が変わって、お客様は「聞く」モードに入るそうです。


■ 話す前に息を吸う
登場してすぐに「どうもー、こんにちはー」では、ダメなんだそうです。
まず息を吸う。そうすると、お客様もつられて息を吸うので、
第一声が笑いになりやすいのだそうです。
「指揮者が演奏の前に指揮棒を構えるのと一緒」だと言います。


いかがでしたか。
私は「なるほどー」と呟いてしまいました。
ビジネス書ではなかなか紹介されない、噺家ならではの技術。
仕事でも大いに生かせそうですね。
昇太さんの「笑点」司会、ますます楽しみになってきました!

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