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まずは「聞く耳モード」から

Eテレの『にほんごであそぼ』の企画・アートディレクションや
『デザインあ』の総合指導を手がけている、
グラフィックデザイナーの佐藤卓さんが、
自身の知の原点ついて書いた記事を読みました。


子どもの頃、机に向かって勉強をするということが苦手で、
池でザリガニをとり、雑木林でクワガタをとり、
家ではテレビとマンガとプラモデルという
日々を過ごしていたという佐藤さん。


いろいろな、おもしろい場所に顔を出して、たくさんの友達と遊ぶ中で、
自然に友達との間を取り持つ役割をしていたそうで、
それが「相手の話をよく聞く」という、今の仕事のやり方に
つながっていると思えると語っています。


佐藤さんは、反対意見にも興味があると言っています。
そもそも、自分一人で考えることなど高が知れているので、
おもしろいアイディアをどんどん取り入れて膨らませて行く方が、
圧倒的におもしろいものにつながる、とう考えなのだそうです。


なるほどー。
コミュニケーションって「聞く力」がやはり大事なんだなあ、
と思いました。


何となく、コミュニケーションが苦手と聞くと、喋るのが苦手、
と思ってしまわないでしょうか。
コミュニケーション力を鍛えると聞くと、
上手く話せるようトレーニングする、と。
でも、よく考えてみると、コミュニケーションは相手があってのこと。
まず自分だけ上手く話せるようになったところで、
コミュニケーションが成り立つとは言えないですよね。


ことばの力で日本の子どもたちのコミュニケーション能力を育てる活動
「ことばキャンプ」では、表現することよりまず、
聞く姿勢「聞く耳モード」を学ぶのだそうです。
それは、「安心して話せる場」の設定が、
表現する上で重要と考えているからだといいます。
だれかが発言しても、バカにしたり、すぐに反対したりしない場の設定。
これは、大人の社会でもとても大切だなと思いました。


大いに納得し、反省したので、
普段思いついたことをどんどん話してしまいがちな私ですが、
早速、「聞く耳モード」にトライしてみます。
「これ、おもしろいでしょ!」から「それ、いいね!」になれるのか...。

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