ディレクターの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーです

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「やってみたい!」ができる環境に

ミュージシャンのプリンスが亡くなったと知り、
追悼の週末を過ごした阿部です。


プリンスと言えば、マルチプレーヤー。
自分でソングライティングし、楽器演奏も自分一人で行いました。
まさに天才ミュージシャンでしたよね。


さて、彼の死をきっかけに、マルチプレーヤーについて考えてみました。
何でもそこそこのレベルでこなす人ではなく、
何でもハイレベルでパフォーマンスし、成功する人。


例えば、水泳の瀬戸大也選手。
個人メドレー種目で複数の泳法で勝負し、高い記録を出しています。
野球では、大谷翔平選手でしょうか。


一方で、複数のことをこなすより、
一つに絞ったほうがパフォーマンスが上がる。
だから、一つに絞るべきだ、という考え方があります。


先日も、将来メジャーに挑戦するであろう大谷選手は、
投げる方と打つ方、どちらに絞るべきか、
という議論がテレビで行われていました。


瀬戸選手についても同じような議論があるようです。


でも、私は、彼らのような複数のことをとんでもないレベルで
パフォーマンスする人たちは、
複数のことにトライできるから、
パフォーマンスが高いのではないかなあと思うのです。
一つに絞ったら、パフォーマンスが落ちるのではないかなあ、と。


なぜかというと、推測なのですが、
「やってみたくなっちゃう」強い好奇心がもとになっているように思うのです。
「やってみたい!」と思って、それをハイレベルで本当にできてしまう人に、
「いやいや、あれもこれもやらず、一つだけやればいいから」なんて言ったら、
とたんにやる気がなくなるように思います。


瀬戸選手が以前インタビューで、個人メドレーは大変じゃないですか?と聞かれて、
「大変じゃないです。逆にたくさんの種目が泳げておもしろい。
もっとトライする人がいればいい」というようなことを言っていました。
プリンスも、18歳で初めてレコード会社と契約する時、
「すべて自分でソングライティングし、プロデュースする」を条件にしたそうです。
プリンスと瀬戸選手を一緒に語るのも変ですが、
「やってみたい!やりたい!」が実行できる環境があったから、
成功したのだろうなあと思います。


そう考えると、マルチプレーヤーになり得る人、
実は身近にもいるのかもしれません。
ただ、マルチプレーできる環境にいないだけで。
それなら、企業でも複数の部署に席を置けるシステムになっている、
なんてどうでしょう。
ものすごい才能の人がいるよ、なんてことにつながるかもしれません!

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