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ワン・チーム

先日、子どもの頃に地元の強豪サッカーチームに
所属していたという人と話をしました。
そのチームは、ずっと昔から地域のお父さんたちが
コーチをしています。
特別なコーチが教えているわけではありません。
ですが、今でも強豪。
必ず県大会まで上がっていきます。


「何がチームを強くしているのでしょう?」
と聞くと、その人は、
「昔の仲間とそういう話になることがあるんですが、
正直、わからないんですよ。
コーチもお父さんたちだし、練習内容が特別なわけでもないし」
と答えました。


そんなわけで、納得の答えが得られないままでしたが、
昨日、「強さの秘訣はこれだ」と思える光景に出くわしました。


少年サッカー大会の会場。
1年生の試合です。
あの強豪チームが隣の区のチームと戦っていました。
私は、監督がどんな声かけをするのか、
興味津々で試合を観戦しました。
モチベーションが上がるようなことを
細かく指示するのかなと思っていたからです。


しかし、監督は試合中ほとんど口を出しませんでした。
その代わり、ずらりと並んだ選手の父母達が
大きな声で応援しています。
いいプレーをしたら拍手。ミスしても拍手。
誰一人としてマイナスの声かけをする人はいませんでした。


選手たちはのびのびとイキイキと試合しています。
1年生なのに堂々としたプレー。もちろん勝利しました。


ベンチに戻った選手たちを監督は一人ひとり胴上げしました。
父母も選手も監督もとても楽しそうでした。


「心からの応援」
このチームが強いのは、これなんだなと思いました。
選手たちがイキイキとプレーするための環境が整っている。
周囲が選手たちをしっかり盛り上げている。
父母たちも含めて、チームが一つになっている。
いいチームだから強くなるんだ。そう思いました。


以前、社長就任からわずか1年半で
東北楽天ゴールデンイーグルスを優勝に導いた立花陽三さんが、インタビューでこんなことを語っていました。


「新しい選手が入ったら、事務所のスタッフにも挨拶させます。
事務所のスタッフも含めて一つの球団だから。
全員で戦っているのです」


球団のウェブサイトでも、立花社長はこう言っています。
「選手・職員、年齢や役職など関係なく、
お互いがお互いを尊敬し合い、
『勝利』のために全員が全力を尽くす」


あの部署のあのプロジェクトはうまく行っていないらしい。
そんなことを聞いても、
自分には関係ないと思ってしまいがちです。
でも、強い集団、勢いのある集団には、必ず「団結力」がある。
「One team ワン・チーム」になることが
大切だなと改めて思います。

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