ディレクターの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーです

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チームだからこそ「個人プレー」を

「今は、個人スキルを高めたい」。


そう言ったのは、うちの次男が所属するサッカーチームのコーチです。


「最初のうちは、テクニックをどんどんつけて、個人のスキルを伸ばしたいんです。
そうすると、いずれ大きくなってサッカーのことがわかってきた頃、
うまく前に進める。
でも、せっかくゲームメイクがわかってきた時に
個人スキルがないと難しいんです」。


今はチームでいかにうまく勝つかよりも、
個人でいかに上手くプレーするかに集中していていいと言うのです。
へえー、と思いました。
というのも、多くのチームは
「チームでいかにうまく勝つか」を考えているように見えるからです。


本来、子どもは自分でゴールを決めたがります。
自分一人でボールを運んで、華麗にシュートしたい。そう思っているのが普通です。
でも、多くのチームでは、それは良しとされていません。
一人がボールを持つ時間が長くなると、
奪われる危険が高くなるからだろうと思うのですが、
チームの和のためにダメにしているようにも見えたりします。
いずれにしても、「ボールを持ち過ぎだ」、
「パスにしろ」と監督に怒鳴られたりするのです。
「ドリブルすると自己中だと言われる」と
子どもが言っているのを聞いたこともあります。


もちろん、ドリブルだけがスキルではありませんが、
少しでも個人プレーに走ると何か言われてしまうのであれば、
自分から何か仕掛けようという気はどんどん少なくなり、
いかにチームでうまくやるかだけにフォーカスしていってしまいます。
極端に言うと、チームでは個人スキルはいらない、
という方向に考えてしまうのです。


あ、これ、仕事でもそうかも、と思いました。
チームでうまくやるために、個人はあまり出さない。
無意識にそうしてしまっていることがあると思ったのです。


でも考えてみると、個々が高い能力を発揮すれば、
チームとしてまとまった時の強さはスゴいものになるはずです。
チームプレーの時は個人プレーは抑える、のではなく、
むしろチームプレーだからこそ個人プレーに走るべきなのかもと思いました
(好き勝手な個人プレーではなく、個々の特徴を最大限に出すということです)。


と、ここまで考えて、気づきました。


「そんな時に堂々と個人プレーするほどの、
個人スキルがあるか? 磨いているか?」。


うーむ。仕事でも自主連、必要ですね。
いつボールが来ても、華麗な個人技を披露できるように、
普段からスキルアップしていなくてはいけませんよね。

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