ディレクターの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーです

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どんな人についていきたいですか?

先日、テレビでサッカー欧州チャンピオンズリーグの試合を観戦していた時、
あるチームの監督の行動を見て、
「やっぱり、勝つチームのリーダーだなあ。
こういう人に選手はついていくんだろうなあ」
と思わず呟いてしまいました。


試合は準々決勝。
試合終了まであと4分という時間に、追加点をあげたチーム。
その追加点のおかげで、準決勝進出が可能になったので、
ゴールした選手は歓喜のあまりピッチに倒れ込み、
その上にどんどん選手が重なって、喜びを分かち合っています。
そこに猛スピードで駆け寄るユニフォーム姿ではない男。監督です。
重なっている歓喜に満ちた選手たちを一人ひとり引きはがしながら、
探している選手が見つかると、耳元で大声で何か指示しています。
伝え終えると、また別の選手を引きはがし、同じように耳元で指示。
聞いている選手の顔はどんどん引き締まり、
そのうち、俺には指示はないのかというジェスチャーを示す選手も出てきました。


まだ試合は終わっていなかったので、
あと数分をどう戦うかの指示だったのだろうと思うのですが、
得点の喜びに浸っている選手たちを引きはがす監督は初めて見ました。
で、私は思ったのです。チームを勝たせるリーダーってこうでなくっちゃなあ、と。

監督はたぶん必死だったのです。試合は残り数分。
このまま守りきって絶対に勝つ。
確実に勝つために伝えなくてはならないことがある。
そう思って走り出してしまったのでしょう。


『死ぬ気ではたらくリーダーにだけ人はついてくる』という
ビジネス書を目にしたことがあります(読んではいないのですが...)。


確か帯に「部下はあなたの覚悟を見ている」とありました。
結局そういうことなんだろうなあ、と思いました。
そして、友人が言っていた言葉も思い出しました。
「部下をやる気にさせるのがうまいとか、頭の回転が速くて指示が的確とか、
もちろんそれも大事だけど、結局どんな人について行きたいかって、
やっぱり一生懸命やっている人だよね。
一生懸命、なりふり構わずやっている人だよ」。


前述した監督は、イングランドプレミアリーグの強豪チーム、
チェルシーを率いるモウリーニョ監督です。
試合は、もちろん勝ちました。次は準決勝。


チームキャプテンの言葉です。


「僕たちは今、どんなことだって可能にできる。
最高の結果が生まれることを信じている」。

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