ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

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私はコレで幸せになれました

先々週、開催された宣伝会議のセミナーで、
参加者の一人の方から「仕事の定義づけをするというのが印象的だった」
という感想をいただきました。
社内広報とは? 企画とは? コミュニケーションが良い状態とは?など、
社内で定義の共有をしておかないと、ミッションも不明確になる。
セミナーの冒頭でそんな話をしていたのです。


この話は、仕事視点での定義づけの話ですが、
今日は、個人の幸福という視点から定義づけについて考えてみました。


無意識的な定義づけは、言い換えれば「思い込み」。
私たちは、「思い込み」には、良く作用するものもあれば、
悪く作用するものもあることを知っていますよね。


良く作用するものの代表格は、「プラシーボ効果」。
プラシーボ(偽薬)であっても、信じる者は救われる心理的効果です。
スポーツなどで、ここぞという時に活躍する人は、
この信じる力、思い込む力があります。


悪く作用するタイプの「思い込み」もありますよね。たとえば、
「〜さんは、〜な人だ。だから苦手だ」
「こんなことを言ったら、叱られるに違いない」
「前例がないのだから、この話は通らない」
...というような思いに縛られていると、自分の可能性を縮めてしまいます。

さて、「思い込み」がらみで、先週の私の体験を紹介します。
私は、月に2度ほどコーチングを受けているのですが、
その日のセッションのテーマは、「時間の使い方」でした。
「もっと上手に時間管理をしたいし、それができていない時、
とてもイライラして、ストレスを感じます」と私。


すると、意外なことに、時間管理の話の前に、
「小野さんにとって、時間とは何ですか?
どんな意味づけをしていますか?」と聞かれたのです。


とっさに頭をよぎったのは、
...時間は、時間でしかないのでは?
 私にとって、時間とは何かをするために必要なもの、
 それ以外の意味は思い浮かばない...
ということでした。


「時間を神様からの贈り物だと思っている人もいる。
人それぞれ、意識的、無意識的に意味づけをしています。
その意味づけによって、人は幸せになったり、苦しんだりする。
けれど、あまりに無意識であると、自分がしている意味づけに気づかない」
とコーチ。


そこで、私は、時間には他にどのような意味があり得るのかを考えてみました。
すると、こんな考えが浮かんできました。
...時間は、今この瞬間瞬間の連続である。
 その瞬間が輝いているかどうかが、私にとって大切だ...


そう思った瞬間、「何かをするための時間」という発想が、
とても貧困に感じたのです。


ストレスや怒り、空しさなどネガティブな感情があるとき、
実は、無意識にしているこの意味づけが原因となっているそうです。
私自身、時間の意味を考え直してみたら、
自分らしい幸福のあり方に気づき、
その瞬間瞬間の方が大切だと思えるようになりました。


こんな話もあります。
イヤだイヤだと思いながらやっている自分の行動リストを書き出して、
次のように言い直します。
...自分は、これを選択したから行っている。
 自分がこれを選択するのは、〜を願っているからだ...


子どもの学校への送り迎えがイヤでたまらなかった人がこれをやってみたところ、
自分が良い教育を受けさせたいと願っていると自覚できたので、
イヤではなくなったそうです。

イライラの原因となる事柄の意味づけを変えると、
もっと心が自由になるのかもしれませんね。


今日も良い1日でありますように!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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