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言葉の壁(7)~「要求」が「命令」や「強要」にならないために

ヴィラデルソルにて

先週は、7日(日)8日(月)で母と一緒に熱海に1泊旅行に行ってきました。おかげで、ブログは久々の無断欠勤となりました(笑) 父を含めて旅行に行くことは多いものの、母娘2人での旅行は初めてでしたので、とても思い出深いものとなりました。高齢の母は、すでに見事なボケっぷりですが、私のiPhoneのシャッターをちゃんと「1回だけ」押すことができました(写真)。というのは、前回頼んだときに、指がボタンから離れず、押しっぱなしの連写になってしまったからです。


泊まった宿は「ヴィラデルソル」。本館は、紀伊徳川家の第15代当主である徳川頼倫が、邸内(東京)に創設した私設の図書館「南葵文庫」を移築したものだそうです。
80代の母は布団で寝起きするのが難しいので、宿泊先選びでは、どうしてもベッドのある宿泊施設になります。同じ敷地には旅館もあり、石の階段を何十段も登ると温泉施設もあるのですが、ベッドを優先したために、温泉には入れませんでした。高齢になると、そういった不自由があるものだと痛感した次第です。


では、今日配信のメルマガをシェアさせていただきます。


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前回に引き続き、NVCの第4の要素である「人への要求」をテーマにお届けします。
前回は、わかりやすい「要求」の仕方について考えましたが、
今回は、「要求」が「強要」や「命令」にならないために大切なことを考えます。
本連載のバックナンバーはこちらをご覧ください。


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◆要求したつもりが、、、
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前回、何が期待されているか具体的にわかるように要求する例として
「昨日の話し合いについて、思っていることがあれば、言ってほしい」と
伝えるよりも、たとえば
「昨日の話し合いでの私の進め方について、
 変えてほしいと思う点があったら、聞かせてほしい」と伝える方が、
わかりやすいとお伝えしました。


ところが、このように伝えたとしても、
「強要」や「命令」と受け止められてしまう場合があります。
たとえば、部下に上のように要求をしたところ、下のような展開になったとします。


..................
あなた: 昨日の話し合いでの私の進め方について、
     変えてほしいと思う点があったら、聞かせてくれないかな?
相手:  特別に変えてほしい点はありません。
あなた: そんなことはないはずだよ。
     ないとしたら、君が興味を持っていないからだ。
..................


このように相手の反応に対し、非難するような応酬をしてしまった場合、
あなたの本音はどこにあったのでしょうか。
NVC的な要求をしたつもりで、実は強要したいのが本音なのではないでしょうか。
ほかにも、相手を罰したり、罪悪感を抱かせたりする反応や、
拒絶されたと解釈するのも、強要に繋がります。
心の深いところで起きる強要の心理。なのに、相手はそれを見逃してくれません。


恐ろしいことに、私たちは自分の本音に意外に無頓着だったりします。
つまり、強要したいのが本音だったのに、それに気づかずにスルーしやすい。
では、どうするか。
その本音は、要求が通らなかった場合の自分の反応に現れますから、
それをウォッチすると、自分の本音に気づけますよね。
上の会話はまさにその典型です。


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◆強要的要求がもたらす影響は?
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では、あなたの「要求」が「強要」や「命令」と受け止められた場合、
いったいどのような影響が出るのでしょうか?


必要だから命令する場合は別として、「強要」や「命令」と伝わってしまうと、
相手は、「服従」か「反発」のいずれかしか選択できないように感じてしまい、
あなたが欲している「共感」からの行動は生まれなくなります。
まして、入口が「お願い」だったのに、出口が「強要」だと、
よけいイヤな気持ちになりますよね。


しかも、相手の本音は小さな言動にしか現れないので、
一歩間違えると、それを見落としてしまうかもしれません。
「私は反発を感じます」と言ってくる人は極めて少数ですから。


あるいは、しぶしぶ行動に移した相手の表情に気づき、
あなたは、不機嫌になってしまうかもしれません。
こうなると関係は悪くなるばかりです。


さらに、相手にとって過去に強要的に要求された体験があると、
「今回も強要したいにちがいない」と思い込んで、
最初からガードするような反応を引き起こす心配もあります。


こんなふうに「要求」の仕方が関係に大きな影響を与えるからこそ、
要求上手になりたいものですよね。


書籍「NVC」では、「要求」という言葉が使われていますが、
「要求」の意味を三省堂大辞林で調べると、
「必要だとして,また当然の権利として強く求めること」とあり、
日本人の感覚からすると強制力を感じさせる言葉です。
ですから「要求」という語感で理解するよりも、
「依頼」や「要請」というニュアンスで理解した方が、うまく機能しそうですね。


6月ももう後半戦です。
良い1週間をお過ごしください!


※読んでいただきありがとうございました。
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今回は、「新世紀エヴァンゲリオン」の登場人物、加持リョウジの言葉です。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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