「co-」という関係の可能性〜信頼と意図をシェアするとどうなるか?
「船頭多くして船山に登る」という諺があるように、「リーダーが二人いる」と聞いて、一般的に連想するのは、意見が分かれて機能しない状況ではないでしょうか。私たちがそういう連想をするのは、「リーダー」や「リーダーシップ」というのは、誰か「一人」が主導権を握ってリードしていくもの...という固定観念に縛られているからだと思います。私たちは、信長と秀吉が対等な関係で天下統一を目指すなどということは、ありえないと思っていますし、総理大臣や大統領が二人いる社会など、想像さえしません。(ここで、総理大臣や大統領が二人いた方がいいという主張をしたいわけではありません。)
今日、お話したいのは、「リーダーシップは誰か一人がイニシアチブを発揮するもの」という固定観念に縛られれていると、その組織やプロジェクトに関わる人たちが発揮する力も限定的になるのではないか、ということについてです。
以前にも書きましたが、ワタシはこの春から10カ月に渡って「コーアクティブ・リーダーシップ」というリーダーシップモデルに関する研修会に参加し、学んでいます。すでに半分が過ぎました。「コーアクティブ」というのは、「協働的」という意味です。自分の力を100%発揮することはもちろん重要ですが、自分一人でできることの限界を知り、異なる個性の人々と力を合わせることができてこそ、1+1=2以上の力になる...。「コーアクティブ・リーダーシップ」を探求するこの研修は、1+1=2以上の力を追求する、そんなリーダーのための学びの場だとも言えます。
ワタシが、「コーアクティブ・リーダーシップ」という考え方が良いと思うのは、このコンセプトは言い方を変えると「一人でやろうとしないリーダーシップモデル」であるからです。実生活で、リーダーは自分一人だが、周りの人の協力なしにはうまく事が運ばない...ということはいくらでも起きます。ところが、妙な責任感が働いて「自分が何とかしなければ...」という思考パターンに陥るリーダーは、かなり多いと思います。かくいうワタシも該当します。
人間が二人集まれば、性格や能力はもちろん、意見や考え方も違って当然です。そのときに、どのように意思決定したり、合意形成するのかによって、1+1は2以下にもなれば、2以上にもなります。
一般的な合意形成では、論理的な説明競争を経て、どちらかが折れて1つに収束していくという経過をたどります。
では、そうした従来のアプローチとは異なる方法は、ないものなのでしょうか。あるとしたら、いったいそのプロセスにおいて、何が重要なのでしょうか。
「コーアクティブ・リーダーシップ」研修を通じて、ワタシが今、学んでいるのは、先に「関係性」を築くというアプローチです。つまり「信頼」関係を築き、何のために行うのかという意図を合わせるのが先、問題解決は後...という順序になります。しかも、ただの信頼関係ではなく、こんなことを言っても大丈夫だろうか等、相手に対して恐れを抱かない関係、100%素の自分でいていい関係を目指す必要があります。一見遠回りのようなのですが、最初にそういった警戒心を解いてしまうと、問題解決はとてもスムーズに運びます。
さて、現在、同じ「コーアクティブ・リーダーシップ」仲間の小林文子さんと、来月13日(月祝)にワークショップを開催します。独立したばかりのプロコーチ/カウンセラーを対象とした「自分を伝えるキャッチフレーズづくりワークショップ」です。お陰さまで、昨日定員に達しました。小林さんは、「ホンネのつぶやきを価値に変える。ヒキダス・マーケティングコーチ」。ワタシと彼女に共通するのは、(1)「言葉」の力を信じている、(2)シンプルでわかりやすいことを大切にしている、の2点です。企画内容も、そんな二人だからこそのものになっています。
さて、このプログラム、実は二人の間では「コーアクティブ・リーダーシップ」のあり方を実践しようという意図もあります。週末を中心に昨日が8回目のミーティングでしたが、その内6回目の途中ぐらいまではコンテンツ(問題解決)の話ではなく、お互いを知り合ったり、意図を合わせるための時間でした。意図を合わせるというのは、どんな人に何と感じてもらったら成功なのか、です。「どんな人」をすり合わせるということは、相手の気持ちを分解してみることでもあり、とても重要なプロセスなのです。
この方法で進めてみて感じるのは、前半のおかげで、後半の問題解決フェーズになると、アイデアがどんどん出てきます。普通なら、こんなことを言ったら相手はどう思うだろうか?という気持ちが働くと思いますが、伸び伸びとした気持ちでいるので、アイデアを出しやすいのだと思います。また、決定も早い。いろいろなアイデアの中から「その案がいい」と決めるのは、他を捨てることになりますが、そこに遠慮などの変なストレスがありません。そのように解放的な感覚、自由な感覚で対話していると、夢も膨らみます。「今回はできなくても、こういうことが今後できるかもしれない、できたらいいよね...」という具合です。だから、とても楽しい。
ワークショップまで、対面して打ち合わせできる回数はあと2回。「マーケティング的なコムズカシイことをわかりやすく」にこだわって、準備を続けることになりそうです。
さて、このような話を聞いたあなたは、実際の業務では意図合わせや関係作りにそんなに時間はかけられない...と思われたことでしょう。その通りですよね。でも、ワタシの現在の仮説は、そうであったとしてもこのアプローチは有効なのではないかと感じています。たとえば、最初に、全体の時間の半分強を関係作りと意図合わせに使おうと決めたとします。上に書いた私たちの例では合計10回ミーティングしていますが、半分の5回だったとしても、あるいは3回だったとしても、関係作りや意図合わせを重んじた時間配分にするという意思を持つことは可能です。そうすることで、後半の内容固めはきっとスムーズに行くのではないかと思うのです。
やってみなければ、わかりません。でも、このプログラムもそれを掴むために行っています。キーワードは「問題解決のその前に」です。その意識で試したいことはたくさんありそうです。
まもなく10月ですね。今年もあと3カ月だと思うと身が引き締まります。
今週も元気に参りましょう!
発信の技術〜2つの「つまり...」のスキル
あなたは、自分の考えを文章などで人に伝えようとした時、どのような手順で考えていますか?
最近、「つまり...」と考えるスキルが、情報発信(特にメッセージ発信)ではとても重要だなと感じます。でも、このスキルを習得するのは、簡単なようで、実はとても難しいですよね。当社の「文章構成力講座」でも、このスキルを磨くための演習を行っていますが、参加者の皆さんからは、重要性を再認識したという感想が多く聞かれます。こうやって毎週ブログを書いているワタシ自身もこの「つまり...」にいつも悩みますし、「ヨシ!」と思って書き終わることは、実はそんなに多くありません。
「つまり」という言葉は、「簡単にまとめると...」「一言で置き換えると...」などの意味ですから、一般的に言えば、「まとめ方が重要」というふうに聞こえるかもしれませんが、ここで言うのは、実はまとめる前の「思考法」としての「つまり...」についてです。
書き言葉であれ、話し言葉であれ、人が何かを発信するのは、発信すること自体が目的ではなく、伝えたい内容を、相手の心に、こちらの意図通りに届けることが目的です。そのためには、自分が伝えたい考えやメッセージは何なのかを明らかにする段階と、それを明らかにした後に、どうしたらわかりやすく相手に伝わるかを考える段階の両方で、「つまり...」とシンプルかつ分かりやすく整理することが必要になります。この2段階に分けてシンプル化する思考法が、何かを発信する時にはとても重要なのですが、実際には言うは易く、行うは難しです。
なぜ、そんなに難しいのでしょう。
まず、最初の「つまり...」の段階(自分の考えを明らかにする段階)で、なかなか考えがクリアにならないからです。自分の頭の中でクリアになっていないものを、相手に分かりやすく伝えるのは不可能です。そして、自分の考えがクリアにならない原因は、2つあります。
第一は、多くの場合、抽象概念のまま考えていることによるもの。たとえば、お客様満足について伝えたいとして、そこで伝えたいお客様満足とは具体的にどんなことなのかを明らかにせずに、ただ単にお客様満足という言葉を使っている。考えの掘り下げ不足から来ると言うこともできます。
第二は、端的なメッセージに落とし込んでいないからです。
仮に自分の考えがクリアになったとして、相手に伝えるための「つまり...」の段階にはどのような問題があるのでしょうか? 最大の問題は、相手の立場に立って「つまり...」と考えなければ、わかりやすく伝わらないのだ、という認識を持っている人が少ない、ということです。認識を持っていないがために、相手の立場に立たず、自分の伝えたい順で伝えてしまうのです。その結果、たとえば、それが何かを伝える前に、なぜそれが重要かを力説してしまう...ということが生じます。
2つの段階に分けて、「つまり...」と考えるクセをつけることで、伝えたいメッセージは届きやすくなります。文章やプレゼン資料の作成時には心がけたいものですね。
PS:友人と共同で、10月13日(月祝)にワークショップを開催します。一言で言えば、独立したばかりのプロコーチ/カウンセラーを対象とした、「自分を伝えるキャッチフレーズづくりワークショップ」です。キャッチフレーズも「つまり...」と絞り込む発想でないとつくれませんね。詳細は「こくちーず」でご案内しています。ご興味がありましたら、ご覧ください。
言い訳しない生き方〜「嫌われる勇気」を読んで
昨年12月に発売されて以来、ベストセラーとなっている「嫌われる勇気」(著:岸見一郎/古賀史健、刊:ダイヤモンド社)を、この週末、遅ればせながら読みました。
ダイヤモンドオンラインによれば、今年7月25日現在で、37万部を突破したそうです。読んでみての感想は、あまりにスゴすぎて、一言では言えません。実は、このブログに何と感想を書いたものか、書いている今も悩むほどです。普段の読書では付箋など貼らないワタシが、次から次へと付箋を貼ったこと(写真)に、そのインパクトの大きさが現れています。
すでにご存知の方も多いと思いますが、この本はアドラー心理学をわかりやすく紹介した本です。今でこそブームのアドラー心理学ですが、日本では、あまり知られていませんでした。アドラーというのは、フロイトやユングと並んで世界的に著名な心理学者です。
アドラー心理学は勇気の心理学とも言われているそうで、本書でも、人は、「勇気を持つ」ことで、「変われる」し、「幸福になれる」...、そのような視点で人の心の問題を取り上げています。
と、こう紹介されても、なんのこっちゃいと思われますよね。でも、本当に一言で語るのは難しいし、むしろ本の素晴らしさを損なってしまいそうな気がしています。だから、「とにかくスゴイから、読んでよ!」と言ってしまいたい。。。
ですが、情報のお裾分けという意味で、ワタシが共感したことや、なるほど〜と衝撃的だった点を箇条書きで紹介します。中でも、誉める/叱るの否定には驚きました。
・トラウマというものは存在しない。トラウマを理由に現在を語るのは、過去に支配されて生きているということ。
・現在の問題は、過去に原因があるのではなく、自分の無意識な「目的」によって生じている。
・自分に何が与えられたかに注目するのではなく、与えられたものをどう使うか。
・他者の期待に応えるように生きるのは、自分に嘘をつき、周囲にも嘘をつき続けること。
・自分の課題と他者の課題をごっちゃにしない。他者の課題に「あなたのため」を持ち出さない。
・誉められたい願望にとらわれることは、自己中心的かつ不自由な生き方。
・誉める/叱る行為は賞罰教育なので、良くない。その関係は上下の関係を意味するが、築くべきなのは横の関係。
・幸福は他者貢献から生み出される。自己受容→他者信頼→他者貢献→自己受容という円環構造の中に幸福はある。
上に挙げた項目を読んだだけでは、「なんで?」と思われるかと思いますが、そこは本書を読んでみていただくのが一番だと思います。
何だかんだ言い訳してるんじゃないの?という自問と向き合わされますが、人は変われるということが信じられ、勇気づけられました。ぜひ、読んでみてください。
「禅」とは「単純に示せ」だったのね
(ちょっとお知らせ)
本題の前に速報でニュースをお知らせします。
当社で企画制作に携わっているアサヒグループホールディングス株式会社様の社内報「HOP!」が、第13回全国社内報企画コンペティションにおいて、今年も入賞いたしました。入賞したのは、「この仕事にして、この技アリ〜となりの達人訪問」(ゴールド企画賞第1位)他、複数作品です。今年は過去最高の435企画の応募があったそうで、そんな中、第1位という高い評価を獲得することができたのは、率直にうれしい限りです。ウチのスタッフもがんばった! おめでとう&ありがとう! 詳細は追ってご報告します!
https://commu-suppo.net/pdf/award/2014-award_list.pdf
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さて、、、
あなたは「今ここ」と聞いて、何を思い浮かべますか? もしかしたら、スマホ用の地図アプリを思い出した方もいることでしょう。
このようにお尋ねした理由は、この週末の土曜日、リーダーシップを学ぶ仲間が開催したワークショップ「禅と今ここ〜初心者向け坐禅体験」に参加してきたからです。「今ここに生きる」という言葉は、禅に限らず、哲学などの精神世界では昔からあったようですね。今回は、ただその入り口に立って、奥を覗いて来ただけなのですが、共感できるなぁと思う話を、いくつか仕入れることができて、素敵な体験でした。
坐禅の「坐」は、「土」の上に「人」が二人いることを表したかのような文字です。この二人は、自己の二面性を表しているのだとか。良く考える自分と、悪く考える自分。前向きな自分と後ろ向きな自分。坐禅をするのは、相反する二者択一の世界から離れて、心をからっぽにし、心身脱落することで、自分を輝かせ、宇宙のすべてのエネルギーを自分のものとして発揮できるようにするため...ちょっと端折りすぎかもしれませんが、ワタシはそのように理解しました。自分が持っている力だけでなく、宇宙の中にあるすべての力を得て、その力を発揮することを「全機現」(ぜんきげん:すべての機能を現す)というそうです。
論理的な疑問としては、なぜ「心をからっぽにする」と、「力を発揮」できるのか、です。まあ、スポーツなどの世界でも、無心や平常心で勝負に臨むと言われるので、感覚的にはわかりますよね。邪念が大敵だと。スポーツの世界ではなくても、人は放っておくと、相反する二者択一の世界に身を置いてしまい、邪念にがんじがらめになり、ひいては自分で自分を縛ってしまいがちです。邪念があると力を発揮できなくなる、だから心をからっぽにすることが重要...ということだと思います。
そして、「今ここに生きる」というのも、人は「ああなりたい、こうなりたい」と思う自分と、「今の自分はまだほど遠い」と思う自分の間で、そのギャップに悩みます。言い換えれば、未来への希望と現在への不満、その間でもがくわけですね。この考えの根底にあるのは、希望を叶えた後の未来にこそ価値があるという意識です。そのような意識に陥りがちな私たちに対し、「今ここに生きる」という言葉は、「いやいや、今、目の前のことと向き合ってこその未来であり、今なくして、未来はない」ということを教え諭してくれます。
で、心をからっぽにするために、なぜ坐禅なのか...なのですが、、、
身を調える「調身」と、息を調える「調息」をきっちりすると、自ずと心を調える「調心」ができる、そのような考え方だと教わりました。これも、理屈抜きにして、なんとなく実感がありますよね。落ち込むことがあったときこそ、視線が下向きにならないように、視線を上げ、姿勢を良くしようと思ったりしますし、自信を持って臨むべき時に不安に陥りそうになった場合も、姿勢を正して、呼吸を整える、というようなことを無意識に行っている気がします。
さて、実際に、座って、視線を定め、息を吸って吐いて...してみた体験は?
坐禅の時間は、「一炷」(いっちゅう:線香一本が燃焼する20〜30分の時間)が一単位で、今回は、「二炷」(20分を2回)行いました。当初、想像していたよりも、坐禅用のクッションがあるなど、ワタシが抱いていたイメージよりは厳格でなくても許される印象を持ちました(実際にはもう少し厳格なのかもしれませんが)。でも、カラダの固いワタシは100%ルール通りの形では座ることができませんでした。つまり、ルール通りに座ろうとすると、カラダに無理が出て集中もできなくなるので、それが一番のハードルでした。
「警策」(眠気などに負けずに気を引き締めたいときに、木で打ってもらう)も体験しました。思った以上に痛いのですが、実際に身が引き締まりました。
全体としては、カラダが固いからなのか、最初の20分でメチャメチャ足が痛くなったにもかかわらず、帰って来てから、アマゾンで坐禅クッションを検索している自分がいて、結構、キライではないな〜と思っているところです。
「禅」という文字が、「示す偏」に「単」と書くのは、「単純に示せ」という意味から来ているそうです。シンプルに考える。シンプルに生きる。そんな思想に憧れる人が、最近ますます増えているような気がします。ワタシも、そのような考え方に共感するし、実践できたらなと思っています。なので、まずは、今週のセミナー、なるべく「単純に示せるように」がんばります!
この秋、仲間たちが開催しているワークショップのご案内
普段は月曜日に更新しているこのブログ。たまにはイレギュラーに月曜プラスαで更新することがあります。今回は、少し急ぎたい情報があったので(今週土曜日のイベント情報もお知らせしたかったので)、月曜日に加えて水曜日にも更新することにしました。
以前、このブログでもお話したかもしれませんが、ワタシは目下、コーアクティブリーダーシップのあり方について、ある研修プログラムに参加して学ばせていただいています。このプログラムは10カ月の間に4回の合宿研修があるのですが、すでに半分以上が過ぎ、後半戦に入ってきました。その実践として、この9月10月には仲間たちがあちこちで様々なワークショップやイベントを開催しています。いずれも、2名でパートナーシップを組み、行うことになっています。テーマはそれぞれのペアの興味に従って、何でもアリなので、ある意味、かなりバラバラです。
簡単ですが、リストでご紹介しますので、ご興味がありましたら、ぜひご参加ください。なお、日時や会場を含め、情報には変更がある場合がありますので、告知サイトの情報をご参照ください。ちなみに、ワタシも参加するつもりのプログラムには、(*)を付けさせていただきました。
また、ワタシ自身がパートナーとともに主催するワークショップは、一番最後に紹介しました。
★9/6(土)禅と今ここ〜初心者向け座禅体験会〜(*)
単なる座禅体験会ではなく、最近流行っている「イマココ」について、
座禅を通してみんなで探求していく会だそうです。
ワタシも出席するつもりです。
だって、禅ですよ。めっちゃ興味ありますもん!
2014年09月06日(土)14:00~(千代田区四番町)
http://kokucheese.com/event/index/212098/
★9/18(木)素敵なご縁を結びましょ♪ in 箱根神社、九頭龍神社
神社をコンセプトに「縁」にズームするこの企画では、
箱根の二大神社に詣でて、いろいろ、いろいろ、いろいろするようです。
箱根神社と九頭龍神社を連続して巡ると、ご利益が倍増するそうです。
秋の箱根、神社のうんちく、なだ万のランチ...。
うー、行きたい。。。いえ、ランチに惹かれてではありませんよ。
ですが、行かれません。楽しみどころ満載なので、ご興味がある方はぜひ!
2014年9月18日(木)8:00-17:00
https://www.facebook.com/events/1467707510155464/?ref_dashboard_filter=upcoming
★9/23(祝)ワークショップ・自分の中のヒーローをみつけよう!@表参道(*)
社会人の5人に4人は、本当に自分のやりたいことが解らない。
社会的な役割を演じ、他人からは幸せそうに見えるものの、何となく物足りない。
自分に自信がない。と感じています。
逆に、ありのまま、自分の強味を活かしている人は、幸せだと感じる度合いが強い。
あなたの中のヒーロー(ヒロイン)は、すでにあなたの中に住んでいます。
さぁ!自分の中のヒーロー(ヒロイン)をみつけませんか?
...と呼びかけられました。確かにね、ヒーローは自分の中にいるんだと思う!
2014年9月23日(祝)13:00-16:30
http://kokucheese.com/event/index/208882/
★9/27(土)[高知] 自分の居場所再発見!
エンジニアや対人援助職の方向けのワークショップだそうです。
自分の居場所が居づらいと感じたり、ついつい独りで頑張ってしまい、
なのに当たり前だと思われて感謝されなかったり...という状況は、
職業に関係なく誰にとってもしばしば起きます。その状況とどう向き合い、
どう変えるかがテーマのワークショップです。
プロコーチがリードするプログラムです。絶対学びは大きいと思います。
2014年9月27日(土)13:30-16:30
http://kokucheese.com/event/index/205967/
http://haruneki.com/?p=768
★9/27(土)世界がもし100人の村だったらワークショップ
世界の「多様性」と「貧富の格差」を体験的に学ぶワークショップ。
バイリンガルな二人が、いったいどんなWSを開くのでしょうか、見逃せません!
小学生高学年からおじいさん、おばあさんまでが対象ですが、
地域密着型イベントのようです。
2014年9月27日(土)10:00-12:00
★10/4(土)人生の新しい扉を開く『マイライフ・メイキング・ワークショップ』
「いきいき、わくわくと毎日を過ごしたいと思っているのに、
そうなっていない・・・」
ちょっとした考え方や見方を変えることで、「人生のリズム」も変わります。
新しい「人生の扉」を見つけて、あなた自身で扉を開いてみませんか?
...というのがメッセージ。そう、こういうイベントに参加するだけでも、
何かしら得るものがあり、気持ちや気分が変わると思います。
というわけで、ぜひぜひ!
2014年10月4日(土)13:15 - 17:00
http://kokucheese.com/event/index/211303/
★10/5(日)コーチが伝える「いくつになっても子育ては楽しいね!」
「私とこどもとの会話、このままでいいの?」と思っているのに、
ついつい、小言を言い過ぎちゃう...はよくあること。
「こどもと、こんな風に話したい!」
そんな気持ちが生まれてくる、子育てのヒントとなるワークショップだそうです。
子どもがいないワタシが言うのもなんですが、
悩みを一人で抱えている方にはぜひご参加いただきたいです!
2014年10月5日(日)13:00 - 17:00
http://kokucheese.com/event/index/209350/
★ワタシがパートナーと一緒に主催するワークショップ
10/13(月祝)コーチ・カウンセラーのための、
あなたにビジネスチャンスを引き寄せるキャッチフレーズづくりワークショップ
このワークショップ(WS)は、コーチとして、カウンセラーとして独立はしたものの、
うまく自分が打ち出せず、クライアントが獲得できない...という方を対象に開催します。
あなたは、ご自身を「ただのコーチ」「ただのカウンセラー」ではなく、
専門性や特徴のある形で紹介できているでしょうか。
ビジネスを成功させるためには、ご自身を語る「言葉」の武器を持たなくてはなりません。
このワークショップでは、キャッチフレーズづくりを通じて、
ご自身の差別化ポイントに目を向けていただくと同時に、言葉の大切さについて考えます。
マーケティングコーチの小林文子さんと共に開催します。
今週のブログに書きましたが、「小難しいことを極力専門用語を使わずに伝える」を
チャレンジテーマの一つにしています。
ご興味ありそうな方に、ぜひご紹介ください!
2014年10月13日(月祝)午後 竹橋の千代田プラットフォームスクェアにて(詳細発表は後日)
開催予定は全部で12組。これから発表が目白押しだと思いますが、このページを更新して、
お知らせしていきます。
コムズカシイことを、やさしく伝える
あなたは、「マーケティング」という言葉に対し、どのようなイメージを持っていますか? イメージとしてよく言われることをキーワードで表すと、「数字」「カタカナ用語」「調査や分析」「ロジカルシンキング」「フレームワーク」等々を思い浮かべる人が多いようです。
アメリカから入って来た概念なだけに、確かにカタカナ用語は多いですよね。しかも、3Cとか4Pなど、アルファベットを使った専門用語も多いです。だから、慣れないと、話を聞くたびに頭の中で辞書変換しないとついていけない...ということになり、だからこそマーケティングはコムズカシイという印象になっています。
なぜ、今、このようなことを書くかというと、10月13日(月/体育の日)に、ある人と、マーケティング系のワークショップを開催します。今日は、そのお知らせではなく、その打ち合わせをする中で感じたことなどを書きます。
そのワークショップは、コーチやカウンセラーなど、自分が商品になっている個人事業主向けのもの。ワタシにとっては、ビジネス的な意味合いで取り組んでいるというよりも、ワークショップを「恊働」してつくる「プロセス研究」であり、現在、参加しているリーダーシッププログラムの一環として取り組んでいます。つまり、当社のビジネスとは直接的には関係のないテーマ/ターゲットなのですが、「協働的リーダーシップ」というものを学ぶために行っています。
ワークショップの大筋の方向性は;
起業したばかりの人に対し、自分を語る言葉(=キャッチフレーズ)を持つことは自分のビジネスを支える土台を作ることであると伝え、実際にそれを作ってみる...というようなものになりそうです。
と、簡単に語ってみましたが、自分を語る言葉(=キャッチフレーズ)を作ろうとすると、「ターゲティング」とか、「ポジショニング」など、マーケティングの概念を理解しないと作れないし、それを省いて作っても意味がありません。
しかも、この「ターゲティング」「ポジショニング」だけでも奥が深いのに、キャッチフレーズを作ろうとしたら、「ベネフィット」は何かなど、そういう概念も出てくる。このカタカナのオンパレードの世界に、普通の人は辟易するのではないでしょうか。実は、このプロジェクトのチャレンジの一つはそこにあります。いかに、コムズカシイことをやさしく伝えるか、です。
というのは、多くのマーケティング系のセミナーは、「その専門用語を理解しなさい」というのが基本スタンスになっています。
でも、大学の専門教育ならいざしらず、マーケティングを一般の人に教えたり伝えたりする立場の人のスタンスとして、その考え方は不親切です。極論を言えば、専門用語を使わずに大切なことを伝えられたら、それがベストではないでしょうか。
もしかしたら、「その専門用語を理解しなさい」というスタンスがまかり通ってしまうのは、その方が伝達者が権威者でいられるからなのかな、とも思ってしまいます。
ま、実際はそんなことはなく、知っていることをただ知っているままに伝えると、専門用語のままになる...というだけなのでしょうけれど。
コムズカシイことをやさしく伝えるためには、ワタシはハートとスキルの両方の問題があると感じます。
ハートの問題というのは、言い換えれば、自分が権威者でいることよりも、「なるほど、やってみよう」と多くの人が思うことの方を大切にするという考え方に立つことです。
スキルの問題というのは、やはりやさしく噛み砕いて伝えるには、事の本質がわかっていないとできないし、とてもハイレベルな力量が必要だということです。
私たちのこのプロジェクトでは、ハートの問題は最初からクリアされていますが、「コムズカシイことを、やさしく噛み砕いて伝える」というスキルの問題は教材開発的な意味合いもあり、かなりのチャレンジになります。
なぜ、このチャレンジをするかといえば、コムズカシイことをコムズカシイままに伝えたとしても、価値はないと思うからです。当社のセミナーでも同様の姿勢を貫いていますが、今回もその姿勢でチャレンジしたいと思います。
詳細が決まったらお知らせします。10月13日(月/祝日)午後、千代田プラットフォームスクェアで開催します。乞うご期待!