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常に「知られたい」?

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位置情報アプリ「Zenly」サービス終了。

そんなニュースを目にしました。

Zenlyとは10代を中心に利用されているアプリで、
フレンドになることで、お互いの位置情報を
共有できるツール。

我が家のZ世代の男子たちも入れていて、
日常生活で欠かせないツールになっているようです。

「友だちに、いつでも位置情報を
知られているなんてイヤじゃない?
プライベートがなくなるんじゃないの?」

そう彼らに聞くと、

「知られたくないときはゴーストモードにできる」
との答え。

「ゴーストモードにしていることはわかるわけでしょ?
それがわかると何か言われないの?」

さらにそう聞いてみると、

「言われるよ。お前昨日何やってたんだよ、とか。
でも、別によくね?」

だそうです。
そんなにいろいろ知られるのはイヤだと私は思いますが、
彼らはむしろ知られたいわけですね。
「ほお」「へえ」の連続です。

彼らが実際にどう使っているかというと、 こんな感じのようです。

「腹減ったなあ、だれかご飯行かないかな。
近くにだれがいるか見てみよう」by長男

「公園にだれがいるか見てみよう。
あ、AとBがいる。行ってみよう」by次男

そう、友だちと遊ぶためのツールなんですね。

ちなみに、大人世代がこのアプリを使用する目的は、
「パートナーを見張る」
「子どもを見張る」などが多いみたいです。
見張りツールです・・・


そんなにいつでも友だちとつながっていたいかねえ。
彼らの「共有感覚」は、私から見るととても不思議です。

たとえば、家で一人で勉強しているのに
LINEをつないでいる。
とくに何か話すわけでもないのです。
でも、ずっと数人の友達と音声をつないでいます。
で、たまーに会話している。

友だちの家に数人で行って、
同じ空間で一緒に勉強している感覚なんでしょうか。
「集中できるの?」と疑問に思いましたが、
音声をつなぎ、一人じゃないと思うことで、
勉強のモチベーションを上げているのかもしれません。

以前、読んだ、Z世代の特徴に関する記事には、

彼らは、生まれたときからデジタルがある
デジタルネイティブなので、
リアルとデジタルをくっきりと分けていないし、
そこに序列もない、というようなことが書かれていました。

確かに、私たち世代は、
リアルありきのデジタル、つまり、
本当はリアルがいいけど、デジタルもいいよね、
のように認識しがちかもしれない。
その感覚が彼らは全然違うんだろうなと思いました。

記事にはこんなことも書かれていました。

Zenlyは、Z世代の「察する」文化、
効率重視のライフスタイルにマッチしている。

「今どこにいる?」
「今何している?」

など、いろいろ質問する必要がなく、
効率的なコミュニケーションができることが
評価されている、と。

それ、なるべく会話したくないってこと? と思ってしまいますが、そうではなくて、
やりとりする必要のない会話はしない、
それは効率という視点でもそうだし、
相手のことを考え、無駄なことを聞かない
ということでもある、ということなんでしょうね。

さて、Zenlyの終了は数ヶ月後らしいです。
類似のアプリはあるでしょうから、
どどーっとユーザーが移動するのでしょうか。
それとも、なければないで
他のコミュニケーション方法を考えるのかな。

いずれにしても、彼らの「共有感覚」は
私から見るととても不思議で新鮮。
これから市場でどんな商品・サービスが
評価されるのか、自分の子どもながら
興味津々で眺めている毎日です。


気がつくと、もう秋。
体調に気をつけてまいりましょう。

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