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「潔い」は、やはりステキ

年末、我が家にダイソンがやってきました。
猫2匹分の毛、子どもたちが外から持ち込む砂が
ラグからきれいに取れず、いろいろ調べた末、
根こそぎゴミを取ってくれそうなアニマルプラスという種類の
ダイソンコードレス掃除機を購入したのです。


商品が配達された日、玄関先で受け取った箱を見て、
私は「へえー」と思いました。
箱の正面と背面は製品の写真と商品名のみ、側面も製品写真。
でも、もう片方の側面には、ジェームズ・ダイソン氏の写真と言葉、
そしてダイソン社の姿勢を表すこんなコピーが書かれていました。


「『失敗を重ねても挑戦し続けること』。
これがダイソンの発明と問題解決の源です。
ジェームズ・ダイソンは、5年の歳月と5127台の試作品を経て
サイクロン技術を開発しました」


私が感じた「へえー」の中身はこれです。
こんなことが商品の箱に書かれているっていいなあと思ったのです。
思わず、そばにいた次男を呼んで
「こんなに試したんだって。すごいね。
私なら100台試さないうちにもうダメかなと思っちゃいそうだけど、
5127台ってすごいよね。諦めないって大事だね」と言うと、
「すげえな」と呟いていました。


こういう製品パッケージを受け取ってみて、思いました。
これは単に掃除機を買って、受け取ったという気持ちじゃないな、と。
なんというか、ダイソン社の理念や姿勢を受け入れた気分になるのです。
ファンになったということだと思います。


消費者がただ製品を買ったという気分にならないメーカー、
ほかにもあると思います。
たとえばApple社。
買ったというよりも、オーナーになったという感想でしょうか。
ちょっといい気分になる。
好きな車を購入したときと似ているのかもしれません。
あとは、日本の最近のメーカーで言えばバルミューダ社とか。


それ、デザインがかっこいいだけじゃん、ってことになりそうですが、
まあそこも含めてこれらのメーカーに共通していることを見つけました。


それは、
自信があること。
わかりやすいこと。
媚びないこと。
潔いこと。


そうです。
自信があるから、機能もデザインもわかりやすいし、媚びなくていい。
だから潔い。


買ってください、買ってあげますという構造になりにくい。
こういう関係、いいですよね。
仕事関係も、人間関係も、こういうリスペクトがある関係は
やはりステキだなと改めて思いました。


さて、肝心のダイソンの性能。これがすごいのです。
踏み固められてカッチカチになった我が家のラグの毛を
耕運機のようなパワーで根っこから起こし、
底にたまった猫毛と砂を見事にかき取りました。
ダストボックスを眺めながらこんなにニヤニヤしたことはありません。
挑戦し続けてくれてありがとう、ジェームズさん。

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