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「共感力が高い」って、どんなこと? 

土曜日の朝にテレビをつけたら、
BBCアースでおもしろい番組が放送されていました。
動物そっくりのカメラを仕掛け、
普段の動物の姿を捉えようという内容で、
私が観たのは赤ちゃん猿そっくりのカメラを取り囲む
ラングールの群の場面でした。


木の幹にちょこんと腰掛けた
ラングール赤ちゃんのカメラは本物そっくり。
でも、何か違うと感じたのか、
赤ちゃんカメラを覗き込みにラングールが集まってきます。


そこにお母さんラングールが、
赤ちゃんカメラの世話をしようとやってきます。
カメラを抱きかかえ、高い枝に移動しようとしたそのとき、
手を滑らせて赤ちゃんカメラを落としてしまいます。


群に緊張が走ります。
お母さんラングールはすぐに駆けつけて
赤ちゃんカメラをつついたりしてみますが、
まったく動きません。
しばらくして、死んでしまった、
と理解したような表情を浮かべます。


すると、赤ちゃんカメラとお母さんラングールを取り囲むように、
仲間のラングールが次々とやってきます。
興味深いのはその様子です。
少し離れた場所から、
静かに赤ちゃんを見ているのですが、
明らかに悲しんでいるのです。
うつむいたり、うつむいたまま隣の仲間と抱き合ったりしています。
「悲しい気持ちを共有しているようだ」という、
ナレーションが入ります。
共感し、お互いを思いやるラングール、
すごく興味深いと思いました。


さて、「共感」。
これからの時代は「共感」がキーワードだ、と言われます。
ビジネスの現場では、
リーダーに求められる資質のトップが「共感力」だったりします。


アマゾンで「共感力」と検索すると、
『共感力の鍛え方』
『「共感」で人を動かす話し方』
などがヒットしました。
「聞く力」などのキーワードがタイトルに入った本もヒットします。
どうやら、 「共感力」そのものをどう高めるか、という本と、
コミュニケーションにおいて「共感力」のある話し方(聞き方)とはどういうものか、
という、大きく分けて2種類の内容があるようでした。


専門的なことはわかりませんが、
私個人は、共感力そのものは、
そう簡単に高められるものではないような気がしています。
共感力は想像力と限りなく近いように思うからです。
あるネットの記事には、
共感力を伸ばすためには
「人に興味を持つ」とか「相手の立場に立って考える」
などと書かれていましたが、
まさに訓練が必要なことばかりで、時間がかかりそうな印象です。


一方で、共感を生むコミュニケーションのほうの記事を読むと、
たとえば、相づちを大きくうったり、
相手の感情に自分のテンションを合わせたりする技術が紹介されていたりします。
こうした聞き方をすると、
相手が「この人は私の気持ちが分かってくれている」と感じるので、
共感が深まっていきます。
医療の現場などでは大事なテクニックですよね。


うーん、一口に「共感」といっても、複雑ですね。
「共感力が高い人」というとき、
「本当に深い思いやりの人」を指す場合もあれば、
「傾聴力が高い人」を指す場合もあるし、
その両方を持っている人を指す場合もありますもんね。


そんなことを考えていると、
「これはいやだな」という状況が浮かんできました。
それは、あまり共感していないのに、
ものすごく共感しているふうに話を聞くこと。
これ、相手は必ず分かりますね。
ポーズやスタイルばかりでいかないよう、
気をつけたいものです。


急に涼しくなりました。
体調を崩さないようにしてくださいませ。

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