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出川さんに学ぶ「伝えたい思い」の大切さ

現在、夏休み中の息子たち。
先日、長男の友人がアメリカに遊びに行く前に
こんなことを言っていました。


「俺、現地でピンチになったら、出川イングリッシュで乗り切る」


出川イングリッシュとは、タレントの出川哲朗さんが、
バラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』の
「はじめてのおつかい」というコーナーで披露している英語のこと。


英語が得意でない出川さんが、外国でさまざまなミッションを与えられ、
独自の英語を使って現地の人からヒントをもらい、
ミッションをクリアしていくという内容です。


独自の英語。それがすごいのです。


例えばニューヨークでは、
「自由の女神までの行き方を尋ねよ」というミッションが出され、
自由の女神の英語がわからなかった出川さんは、道行く人にいきなり
「ドゥー ユー ノウ フリーウーマン?」と質問。


伝わらないから今度は、
「フリー ホワイト ウーマン ドール、ビッグドール、キングハット」
などと言い出します。伝わらずに別の人に話しかけるために歩いていると、
偶然お土産屋さんのウィンドウ越しに自由の女神のレプリカを発見。
「えー!緑じゃん」ということになり、次は
「グリーン ビッグ ドール、ニューヨーク ナンバーワン スポット」と言い、
見事「Statue of Liberty」を引き出すことに成功。
長い時間はかかるのですが、
だいたいの場合、ミッションをクリアできるのです。


おもしろいのは、ピンチ時のために現地に同行している
バイリンガルの女性タレントさんが流暢な英語で現地の人に話しかけても、
ミッションをクリアできないことがあること。
ムチャクチャな出川イングリッシュのほうが正解を引き出せるのです。


私は、鍵は「伝えたい思い」だと感じました。
出川さんは、そりゃあもう伝えることに必死なので、
その真剣さに人々が圧倒されてしまう。
そして、「なんとかこの人を助けなくてはならない」
となるのではないかと思います。
実際、現地の人の多くが
ずっと出川イングリッシュに付き合ってくれるのです。


出川さんを見ていると、
コミュニケーションって話せる、話せないじゃないなと感じます。
伝えたい思いがどれだけあるか。
その方がずっと大事なんだなあと思いました。


さて、息子の友人は出川イングリッシュで夏休みを楽しく過ごしているのか。
帰ってきたら、聞いてみようと思います。

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