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家政婦の日

「昨日は家政婦の日だったんだ」
と、友人が言いました。
「家政婦さん雇ってんの?」
と聞くと、
「違うの、私が家政婦になるの。自分の家で。勝手に」
との答え。


よく聞いてみると、
週に1度、家政婦になりきって家事をしているのだと言います。
仕事ですから、ソファに寝そべって休憩することは許されません。
家の隅々まで掃除し、料理を作り置いて、家政婦役を終えるのだそうです。

彼女は、主婦仲間です。昨年、長男の小学校で一緒にPTA役員を勤めました。
私より10歳近く年下ですが、裏表がなく、エネルギッシュで、
適度にぬけていて、一緒にいてとても心地よい人です。

私と彼女の共通点は、
「毎日、コンスタントに、何かを適度なクオリティーでこなしていく」のが
苦手であることです。
(これ、主婦に求められる資質ナンバー1のような気がしますが)
私も彼女も、家事が嫌いなわけではありません。
どちらかというと好きです。
だから、がっつりやりたいのです。
たとえば掃除なら、一日中やっていたい。

でも、子育て中の主婦にとって、
掃除を一日中やっていていい日は、無いに等しいのです。

そこで、掃除しやすいように物を減らしてみたり、
取り出しやすいように整理してみたり、
どうやったらササッと家事を終わらせられるか、いろいろ工夫するわけです。
「家政婦になりきる」ことは、彼女が生み出した驚くべき手法なのです。

後で知ったのですが、だれかになりきる、という手法は、
心理学ではモデリングと呼ばれているそうです。

自分のやり方を改善したいと思った時に、
この人のようになりたいというモデルを見つけ、
その行動や言動をコピーしてみることで、
自分を高めていく方法なんだそうです。
彼女にこのことを話したら、びっくりすることでしょう。

「だれかになりきって、パフォーマンスを上げる」。
簡単なことではないような気がしますが、トライしてみようかと思います。
まずは、だれになりきるか、
モデルを探さないと(これに一日かけてしまいそうですが)。

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