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「お笑い係」が組織を救う?

小学生の息子が、学校の図書室から
『教室で受けるお笑いネタ』という本を
借りてきたことがありました。


それとなく理由を聞くと、係活動に必要だと言います。
お笑い係の一員だから、ネタを作っている、と。
息子の小学校では、クラスの係活動は、
生徒たちがみんなで話し合って決めているらしく、
マジック係や女子新聞係などもあるそうです。


お笑い係の活動は、休み時間にネタを披露して、
その場にいる人たちを笑わせることで、
「クラスをもっとよい雰囲気にする」ことが
活動目標だと言っていました。


笑うことで、創造力がアップして、
よいアイデアが生まれやすくなる、
ということを聞いたことがあります。


脳科学者の茂木健一郎さんによると、
脳の神経回路は、楽観的に物事を捉えていないと、
潜在能力を発揮できないようにできているそうで、
悲観的なときの脳は、
潜在能力に蓋をしている状態なのだそうです。


しかし、いつも楽観的でいられるとは限らないので、
そんな時こそユーモアが必要たと茂木さんは言っています。
脳は自己暗示にかかりやすく、
悲観的なことでもおもしろく捉え直したり、
楽しいことを考えたりするだけで前向きになり、
潜在能力の蓋を外すことができるのだそうです。


亀田誠治さんという音楽プロデューサーがいます。
平井堅や絢香を手がけた敏腕プロデューサーで、
椎名林檎と組んだバンドではベーシストとしても活躍した人です。


先日、ラジオで、あるアーティストが本人に
こんな疑問を投げかけていました。


「亀田さんの怒っている顔を見たことがない。
現場で怒鳴っているのも見たことがない。
イライラするときや、うまく行っていない時もあるはずなのに、
どうなっているのか」。


これに対し、亀田さんは、
「僕は『顧客満足度200%』を目指している。
それにはスタッフみんなが楽しい、
おもしろいと感じることが必要だ。
そうでないと、いい音楽は絶対に生まれない。
だから、イライラする時はや怒らなくてはならない時こそ、笑顔を作る」
と、いうようなことを言っていました。


たとえば、スタッフが遅刻して、
レコーディングがおしてしまった時には、
そのスタッフを叱りつけるのではなく、
「おーい、みんなこれからまきでいくぞー。
いいもの作るぞー」と笑顔で言うのだそうです。


すると、その場が一気に
批判モードからやる気モードになるのだと言っていました。
だれもが眉間に皺をよせ、
お互いを批判し合っているような場では、
物事はいい方向に進んでいかないように思います。


どんな時でも、みんなの笑顔を引き出すことのできる人が
リーダーとして信頼されるのだろうな、
職場でも家庭でも、同じことが言えるな、と思いました。

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