ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

ブログ

社長の脳みそ整理mono-log モノログ

170919_yourwork.gif

先月のことになりますが、
私たちグラスルーツは伝える仕事の面白さを届けたいという思いから
2つの小学校のサマースクールにエントリーし、
「お友だちをプロデュースしよう!」
「いろいろな題をつけて遊ぼう!」という子ども向け特別授業を開講しました。
当社のスタッフの子どもさんたちが通う小学校での開催です。
先生役は当社のスタッフ、子どもさんたちから見ればお父さん・お母さんです。
詳細は、こちらをご覧ください


参加した小学生たちの反応は上々で、友だちに質問するのが楽しかった、とか、
ほかの人は自分とは全然違うことを感じていることがわかって面白かった、など、
何かしら楽しい発見をしてくれたようです。


さて、先生役を担った二人との会話で、
普段、家で自分の仕事をどう子どもに説明しているか
ということが話題に登りました。
一人はわかりやすさ優先で「本を作っている」と語っているそうで、
もう一人は「働く人が元気になるための仕事をしている」と言っているそうです。
子どもにとって、前者は働く姿が目に浮かび、後者は大切な仕事なんだなと感じる、
そんな違いがある気がします。
いずれにしても、良くはわからないなりに、
子どもたちはちょっと誇らしいかもしれませんね(笑


私が小学生の頃、働く父親の姿を絵に描くという授業がありました。
ところが、どんな仕事をしているのか、父に聞けども聞けどもわからず。。。
当時、父は、国の地質系研究所のようなところに勤めていましたが、
何のための仕事なのかも、何をする仕事なのかも私にはわからず、
それでは絵が描けないので、
結局「周りにはこんなキカイがたくさんある」という絵を父に描いてもらって、
それを書き写したような記憶があります。
見たこともないので、私にはただの箱にしか見えませんでしたが(笑


自分の子どもに自分の仕事をどう説明するのかは、とても重要だと思いますが、
それは子どもに対してだけではありませんよね。
特に、自分自身のアイデンティティにとって最も重要である気がします。


その有名な例えが、レンガ職人の話ですよね。
「ここで何をしているのか」と問われて、
「レンガを積んでいる」と答えるのか、
「人々のために教会を作っている」と答えるのか。


では、実際の私たちは、自分の仕事をどんなふうに人に伝えているのでしょうか?
話す相手と状況によって、いやむしろ多くの場合、
「〜のために」の部分は語らなかったりしますよね。
たとえば学生時代の友だちから、「どんな仕事をしてるのか?」と聞かれたら、
「○○○の営業をやっている」とか、
「○○○会社の人事部にいる」と答えることの方が多いのではないでしょうか。
なぜならこの手の質問で相手が期待する答えはWhatであって、
Whyではないと思っているからです。
あるいは、下手にWhyを語ると、面倒くさいヤツだと思われる...と思っていたり(笑


でも、、、、ふとこんなことを思いました。
それは、自分の仕事へのこだわりをシンプルに語る言葉の準備が
不十分だということかもしれない、と。
たくさんの言葉を尽くせばWhatもWhyも話せますが、
シンプルに、子どもにもわかるような平易な言葉で、
ズバリ語ることは結構難しいものです。
そもそも自分の考えをそぎ落とすのが難しい上に、それができたとしても、
次は相手側の言葉で表現する必要があり、これまた難しいからです。


自分の仕事を人に(子どもにも!)わかりやすく、説明できるようになること。
それは、きっと自分の思考整理にもつながるのでしょうね。
あなたは、自分の仕事を子ども向けに説明するなら、どう説明しますか?


涼しくなってきましたね。どうぞ素敵な1週間を!

170911_bawakataru.jpg

私事で恐縮ですが、ここ最近、病院に入院していた母が退院後に入居する
介護付き老人ホームを探していました。
おかげさまで短期間で良いホームを見つけることができ、
既に本人は無事入居しています。
同時期に複数の施設を見学したり、いくつかの役所を訪ねたり、
病院の方たちと相談するという体験を通じて感じたことがあります。
それは、「場」というのは、無言でいろいろなことを物語るものだ、
ということです。


人と接する中で、何かを感じることはもちろんありますよね。
でも、面談などの形で人と接するよりも前に、
その場に醸し出されている空気を感じることはありませんか?
「カラー」と言ってもいいかもしれません。


なんとなくザワザワしていて落ち着かない感じの場。
静かできれいで、落ち着いているけれど、魂が感じられない場。
訪問している間に、自分の気持ちが滅入ってくるような場。
働く人たちが良いオーラを出している場。
反対に働く人たちの気が良くないと感じられる場。


どんなことからそう感じるのかを一言で言うことはできませんが、
多くの場合、そこに足を踏み入れてから、数分のうちに、
何かを感じ取っていたような気がします。


この行動、家のポストに入っていたDMやチラシを見て、
瞬時に読むか読まないかを判断するのと似ているかもしれません。
人間の感覚は本当に鋭いと思います。


私たちは、いったい何をどう判断しているんでしょう?
その場のインテリアや照明の影響もありますが、それだけではない。
私は、人の心の状態や人が刻んだ軌跡と関係があるような気がします。
最初は直感的に感じるだけですが、
その直感に基づいて、質問などを投げかけていくと、
やっぱり!と思うことも多々ありました。


たとえば、昨年完成したというある施設は、とても新しく、
建物もとてもきれいで、ハードウェア的には快適に過ごせそうな印象がありました。
でも、人影がまばら。よく言えば落ち着いている印象なのですが、
いまひとつ人の温もりや気配が感じられません。


もしかして、人で不足...?


「まあ、この業界はどこも人で不足ですから、その辺はご容赦ください」と
営業担当者。


では、どこもこんな感じなの...?


そこで、仲介会社の人に尋ねてみたら、
案の定、入居者3人に対し介護・看護職員が1人の割合の施設であるとのこと。
この数字自体は法律的には問題ありませんが、
入居者2.5人に対し1人の割合の施設に比べると違いがあるそうです。
やっぱり...。


結局、私が母の入居先に決めたのは、
見学している時にスタッフの方が挨拶や声がけをしてくれた施設です。
廊下にはスタッフ全員の顔写真が飾ってありました。
私がこの施設に決めたのは単に「挨拶をしてくれたから」ではなく、
働いている人たちから感じられるオーラが良かったからです。


その印象通り、施設の営業担当者から「正社員比率が高い」
「資格取得を奨励していて、半数が資格取得者である」
「定着率がよく、5年以上勤めている人が多い」という説明を聞き、
私が最初に感じたことは、こうした話と無関係ではないと思いました。
しかも、介護・看護職員の割合は、入居者2人に対し1人の施設でした。
あくまで解釈ですが、人を大切にする経営思想が根底にあり、
それがスタッフのエンゲージメントにつながり、
場に良い空気を生み出しているのだろうなと、そんな想像までしてしまいました。


実はこの体験、今回母が入院していた病院でも感じたことです。
こちらは、「場」というよりも、「人」の方かもしれませんが、


全体的にとても人当たりが良く、ハートが感じられる病院でした。
たくさんの具体的なエピソードがありますが、長くなるので省きますね。
84歳の母は、ここ10年ぐらいの間にいくつかの病院に入院しているのですが、
病院にもカラーがあるものだと痛感します。
中にはあまりに事務的で、ケンカしそうになった病院もあります(笑
今回の入院先の病院は、きっとしっかりした経営理念や経営思想があり、
それが末端まで浸透していたに違いありません。


「場」にもれ出る何か。
それは何なのでしょうか?
しかも、そこにいる当事者たちは無自覚なのに、相手は感じ取っている。
反対の立場に立ってみると、、、、きゃ〜 コワイ!
うちの会社に漏れ出ているのは、どんなことだろう?
そんなふうに外からの目線に立って、自社を振り返ってみるのも、
時には必要かもしれませんね。


あっという間に9月中旬です。
まずは今日を大切に過ごすことからですね! どうぞ素敵な1週間を〜

先週、家のテレビが突然壊れてしまい、
週末、新しいテレビを買いに行きました。
15年以上使っていた気がするので、ありがとう!という気持ちです。
突然の出費は痛いけど、夏なので、壊れたのがテレビでよかった。
これがエアコンや冷蔵庫だったら...


さて、今日は「会議」の話。


会議に対する不満、世の中、多いのではないでしょうか。例えば、、、
・招集されたから出席したけれど、出席する意味を感じない。
・会議のゴールが見えないことに、ストレスを感じる。
・自分に何が期待されているかわからず、発言がしにくい。etc...

他にも時間通り終わらないなど、たくさんの不満がありますよね。
今回、なぜ私がこの話題を取り上げたいと思ったかというと、
最近、私は、暗黙知はどうすると形式知になっていくのか、について
興味を持っていて、
この機会にそういう視点で会議というものを振り返ってみたいと思ったからです。


例えば、私たちは、会議のファシリテーションを業務委託されます。
委託された会議の前には、時間をかけてしっかり準備をします。
会議の目的はもとより、参加者の心情心理や理解のレベルを踏まえ、
どういう流れで何を問いかけるかを考えます。


そういう仕事をしている私たちですが、
では自社内のミーティングが「常に」うまく機能しているかといえば、
ありゃ〜 残念ながら答えは「NO」です。
そして、会議が停滞したり、堂々巡りをしている時に
参加メンバーが感じていることは、人それぞれ違っているような気がします。

自社の会議と委託されたファシリテーション業務との最大の違いは、
準備の量です。社内会議の場合、極々最小限しか準備はされません。
準備はした方が良いに決まっていますが、
身内の会議でそれをルールにしてしまうと非効率な面もあります。
(という思い込みを疑ってかかる必要もあるかもしれませんけどね)
ですので、ここでは多くの準備はしない前提で、
会議をより良い場にするためにはどうしたらいいのか、
そんな視点で皆さんと一緒に考えていきたいと思います。


と、言ったものの、、、会議といってもいろんなタイプがありますね。
まずは合意形成しながら、方針や行動を決めていくような
会議を前提として考えてみましょうか。
それでもいろいろなシーンがありますね。
いろいろな会議のシーンを思い起こし、
何となく停滞している時の共通点、
変えるべき事柄について、探してみたのですが、
結局それは何でしょう?


私は、主に3つ原因があり、まずはそれを変えたら、いいのかなぁと思います。
1つ目は、「目的」の曖昧さを早めに深掘りして、「課題」として明確にすること。
2つ目は、「方法のタイプ/場のコンセプト」を招集前に明確にして共有すること。
3つ目は、「各参加者の役割」を招集前に明確にして共有すること。
式で表すと、「課題」×「場のコンセプト」×「役割」です。
順番に見ていきましょう。


まず1つ目。どんな会議でも、一応目的はありますよね。
でも、その「一応ある目的」ぐらいだと、何から話したらいいのか、
とてもとっつきにくいはずです。

例えば、次の2つは、先週実際に私が参加したミーティングの目的です。
・今後の当社のマーケティングの方法論を確立する。
・顧客ヒアリングに基づき、どんな方向でプレゼンテーションするか決める。
ですが、この目的表現のままだと、何を議論していいかわかりません。
目的に応える形で「課題抽出」できてこそ、具体的なディスカッションに入れます。
そう、この「課題抽出」は実はそれだけで1回以上のミーティングが必要なくらい、
重要なディスカッションテーマです。
つまり会議プロセスを形式知化しようとするなら、
「目的」から「課題抽出」という工程をしっかり立てることが必要ですね。
具体論はその後である、そんな形式知への共有が必要なのかと思います。


続いて2つ目。会議の場には「方法のタイプ」(場のコンセプト)があり、
まずはそれを明確にし、招集段階で告知できたらいいですね。
例えば、、、
・ブレーンストーミングなどの「アイデア発散タイプ」
・ボトムアップ提案などの「プレゼンタイプ」
・定例的、あるいはプロジェクトの要所での「報告タイプ」
・振り返って行うミーティングや反省会などの「分析タイプ」
・その場で集まってワークする「実務実行タイプ」
・インタビューや資料に基づくレクチャーなどの「取材タイプ」
・方向性に対する結論を出す「合意形成ディスカッションタイプ」
・意思決定を行う「意思決定ディスカッションタイプ」
・トップダウンの意思伝達を行う「意思伝達タイプ」etc.
場のコンセプトがわかると、参加者は自分の行動がイメージできます。
場のコンセプトを伝えるというのは、形式知にできる要素だと思います。


最後に3つ目。「各参加者の役割」について。
実は、今回振り返ってみて、私が一番頻繁に混乱しやすいのが
これだとわかりました(笑
この場が何の場で、部下は自分に何を期待しているのかがわからないままに、
上司だからという思い込みから、見えない役割を果たそうとしてしまう。
その結果、アドバイスなのか、指示なのか、わかりにくいことを発信してしまう。
そういうことが起きがちです。(反省)
私に限らず、上司というポジションの方には、
この感覚、多少わかっていただけるのではないでしょうか。


でも、この「各参加者の役割」。立場に関係なく重要ですよね。
自分の役割がわからないと、人はどう振る舞っていいのかわからない、
これはすべての人にとって共通する感覚だと思います。
アイデアや助言が欲しいのか、協力を引き出したいのか、
ただ単に「いいね」と言って欲しいのか、
誰しもその役割を知った上で、会議に参加したいはずです。


さて、、、、
今回は3つの仮説に則って、
会議に関する暗黙知をどうしたら形式知化できるか、見てきました。
これを考え抜くことに、一つの価値がありそうですね。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
まだ夏は続きます。思い出深い夏になりますように!

今日は、私のモヤモヤにお付き合いください。
最後まで読んでいただいても、なるほどと思っていただけるようなことは、
おそらく何もありません。
でも、このテーマ、もしかしたら今流行りの AIなどとも関係しているような気がします。
私の問いを大上段に書くとするなら、
個人が無意識に行っている思考のプロセスをどうやったら普遍的なもの、
体系的なものに変換し、他の人たちと共有できるか、です。


きっかけは、先週、私の友だちが、facebookに書いたこんな投稿でした。


「431円の買いもので、硬貨を13枚使いました。
1円玉、10円玉、50円玉、100円玉、それぞれ何個づつ使ったでしょう。」
だんだん教えるの難しくなってきた...。


問題の出所は、ベネッセのオプション教材「考える力・プラス講座1〜3年生」だそうです。
これを読んだ時、最初に思ったことは、「あ、ここにヒントがありそう!」でした。
何のヒントかといえば、暗黙知のプロセス伝承の本質です。


これを書いているきっかけはそんな出来事でしたが、
このテーマを考えている背景には私の仕事があります。
具体的には、私が部下に伝えたい(教えたい?)ことが100あるとして、
それらがルーティン的なものではない場合、
言い換えれば、一見するとケースbyケースで対応しているような事柄の場合、
私が「それはケースbyケースだから...」と言っている限り
人に教えることができない、という事実です。


メソッドとして浸透させるには、
考え方の原理原則を伝える必要があります。
ティップスを教わっても、人は応用できませんからね。
ということは、原理原則を導き出す必要があるってことです。


例えば、当社の無料メール講座で伝えていること、
これはコンテンツ企画のメソッドです。
そもそもどうして誕生したかというと、
コンテンツの企画というわかりにくい業務を社員に教える必要があるのに、
これがなかなか難しい。
殴り書きの企画書を提出用に作成してもらうという
超原始的かつ体育会系的な教え方から始まって、
拙い言語でわかったような、わからないような教え方を経て、
「体系を作る」を目標に掲げて、今のロビンフッド発信術は生まれています。


これはこれで、とても良いメソッドとして確立できていると思います。
でも、、、、
このアプローチだと、小さな業務単位で、すべてをこのレベルに落とし込まないといけない
という話になり、
とてもではありませんが、あらゆる業務の伝承をしようとしたら、
途方もない数のケースに対応する必要があることになります。


と言うのは、当社へのご相談は、案件ごとにかなり多岐にわたっています。
ですから、ノウハウの伝承という観点で言うと、大項目ベースでさえ、
・ヒアリングをする
・提案書を作る
・見積もりをする
・体制を作る
・会議を設計する
・実際に成果物を作る、etc.
などがあって、これを業務に応じて細分化するとなると、
普通の発想ではかなり複雑な結果になりそうです。
ま、そこを厭うようではダメという考えもありますが。。。

で、最初の「431円の買いもので、硬貨を13枚使う」という問題に戻って。。。。


この問いのような問いは現実世界では、ほぼ起きませんよね。
「431円の買いもので、硬貨を13枚使ったが、どのコインと使ったか?」なんて
考えることはまず必要ありません。
ですが、仕事ではこういう発想が必要なことは多々ありますよね。
例えば、あるものを作ろうとして/改善しようとして、
そのためには、この条件を満たさなければならない、
どうすればいいか、こんなケースです。


私は、人に伝えるためには何が必要なのかを考えるために、
まずはこの問題をやってみました。


最初にやったこと。
適当に置いてみることでした。
100*4=400
10*2=20
1*11=11
結果、コインは17枚になりました。


そこで、あと4枚減らすために、10円コインと1円コインの配分を変えてみました。
100*4=400
10*3=30
1*1=1
結果、8枚になって減りすぎです。


で、今度はあと5枚増やすには?という発想で、100円コインを50円にブレーク。
50*8=400
10*2=20
5*2=10
1*1=1
これで、13枚達成です!

※実際の問題では5円は使ってはいけないそうなので、実はこれは正解ではありません(涙


しかし、、、、
このままで原理と言えるものがありません。
強いて言えば、「分解しながらいろいろ試す」。
それ以上でも、以下でもない。


で、ベネッセの解説では、、、?
特に「なるほど!」っていう教え方はなくて、
一番少ない硬貨で払うとしたら?を考えて、
置き換えて、置き換えて13枚になるまで試すらしい。


この例題をうちのスタッフに話したら、
実際、最初の段階でするのは最も少ないコインで431円を作る
という意見が多かったです。
私は13枚に向かって適当に置いてみましたが、
最も少ないところから始めるというのは、
わかりやすいアプローチですね。


さて、、、
これはコインの組み合わせを考えるというお題ですが、
これを普遍的な問題への回答になるようにするにはどうしたらいいか、
今、私は答えを持ち合わせていません。


ただ一つ言えるのは、やっぱり「分解」が大事だなということ。
そして、今回「431円の買いもので、硬貨を13枚」を試したように
結局無意識的な行動を分解してみるしかないのかもしれませんね。
なぜそう判断したのかという理由とともに。
あー 途方に暮れる(笑
分解の話は、今月7月3日のブログも読んでみてくださいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

eigyou_tel.jpg

営業の電話がかかってきて、応対するのが面倒だなと思うことはありますよね。
面倒だなと思っても、あまり横柄な対応はしたくないもの。
営業の電話だって、十分な情報源ですし。


ですが、私。。。先週は三連休も仕事をしていたくらい、すさまじい忙しさでした。
そんな中、ある会社から営業の電話がありました。
正確にいうと、電話に出たスタッフが単なるセールスなのかどうか、
判断がつかず、私に交代を求めたのです。


内心面倒だなと思いましたが、普通の電話と同様、ご要件を伺うと、
案件マッチングの会社からのものであることがわかりました。
実は、この手のビジネスモデルの企業から時々営業の電話がかかってきます。


いわく「成功報酬型ですから、リスクはありません...」
いわく「大手企業のエグゼクティブにコーポレートプレゼンできるチャンスです...」
いわく「いろいろな紹介案件が来ているので、サービスに登録しませんか...」
で、一度会って話を聞いてみたことがありますが、
話を聞く限り、どう考えてもペイしませんでした。
それで最近では早々に電話を切らせていただくことが多いです。


ところが、その時の電話はいつもとは違う雰囲気になりました。
あれ、いつもとなんだか雰囲気が違う。
それは話してまもなく、すぐに感じました。


端的に言って、「会話」になっていったのです。
私がここでいう「会話」というのは、相手に興味を持ちながら話を聞き、
こちらのことも知ってほしいという心持ちで話をしている状態のことです。


それに対し、普段受ける営業の電話には、それがありません。
会って話を聞いてほしいという前のめりな話っぷりや、
ハキハキと個性のないマニュアル的な話し方をされるからでしょうか。
興味も持てないし、こちらの話を聞いてほしいとも思いません。
では、その電話の主は何が違っていたのでしょうか?


自分は何者かを告げた後、
「商品ブランディングで悩まれているある企業が、
デザインなどを頼める会社を探しているのですが、
御社はそういった案件は対応していますか?」と。


すごく自然体な語り方を前に、単に売り込みたいのではなく、
クライアントのために本当にマッチングしている相手先を探している、
そんな気持ちにさせられました。


私は、当社は既存のお客様からそういった案件を引き受けることはあるが、
デザイン会社ではないこと、
同じブランディングでも、インターナルブランディングの方が
得意であることをお伝えしました。
さらに詳しく聞かれたので、こちらもさらに深くお伝えするということが続き、
相手は「ちょっと違う感じですかね?」と言って、
5分か10分お話して、ほどなく会話は終わりました。


普段の営業電話のように、手短に断ろうという気持ちはまったく働かず、
とても良い気持ちで電話を終えました。
その人は本当にマッチングする相手先を求めていると感じたので、
当社のパートナーさんをご紹介しようかと思ったくらいです(笑)


この出来事から私が得た気づきは、2つ。


(その1)誰かのために動いている人のことは、ちょっと応援したい気持ちになる。
(その2)どちらかが先に、普通のありのままの自分でいると、会話になっていく。


結局、自分らしさに覆いをかけて行動すると、
多分相手は「バリア」を感じたり、
「用心」しなければと感じて、
それが「防衛的な態度」を生んだりします。
これは社内の人間関係でも同じですよね。


ちなみに、営業職の方へ、お役立ち情報です。
私の知り合いでもあり、過去にコンサルしていただいたこともある渡瀬さん、
内向的でも口下手でも立っていけるサイレントセールスの権威です。
ご興味がある方はこちらへ


さ、暑い日が続いていますが、素敵な1週間を!



今売れているホリエモンこと堀江貴文氏の本「多動力」。 社内で回し読みしているその本を、私も借りて読みました。


ホリエモン。
この方は、私の想像というか、妄想に出てくる一人です。
どんな妄想かというと、
「もし、この人が総理大臣になったら、日本はどうなるだろう?」。
ホリエモンの他にも、例えば、孫正義氏、糸井重里氏なども、
この「もし、この人が総理大臣になったら?」の妄想に登場します(笑


さて、ホリエモンの「多動力」。
想定内のことが書かれていて、新鮮味はありませんでしたが、
内容的には同意できることばかりで、ある意味、共感もしました。


読んでいない方もいらっしゃるでしょうから、
どこまで感想を書くか、若干躊躇しながらも、
率直に書こうと思います。


共感、9割以上したんです。
でも1割ぐらい、何かこう共感できないザラっとした部分がありました。
9割共感したなら、普通はそっちを書きたくなるものですが、
なぜかできなかった1割について、今、書こうとしている。


この心理は何なんだろうな?
これを書きながら考えているところです。


まず、どうやって与えられた命を有効に使うか、
そのハウツー本としては「そうだよな〜」と思える。
とてもいいことをたくさん言ってくれています。
例えば、、、

学校というのは平均点の子どもを作る工場のようなものだから、
どこかに一方に偏り、バランスが取れていない人間が集団に交じっていると
不安を覚え、無理やり矯正しようとする。


とても共感します。


でも、、、
全体的には人として、ホリエモンの書く生き方をしたいかというと
私にはそうは思えませんでした。
こうやって生きても私は楽しくないなと。


それは、次のような理由からです。
ホリエモンは、自分が楽しく生き、自分が好きなことと、
自分が達成したいことを達成することを、
人生の最大の楽しみにしているように見えます。
創造性の面も効率最優先に見えます。
それはこの本のP218に「人生に目的なんていらない」
という章において、「今を楽しむことだけが、すべてなのだ」として
書かれています。
本の中ほどでは、電話してくる人さえ否定しています。


では、誰か他の人の悩みや苦悩を聞くこと、
誰か他の人の、その瞬間の人生の喜びを聞くこと、
それらは単なる邪魔であって、
聞くだけ損なのでしょうか。
そんな問いに対するホリエモンの答えは本の中にはなく、
明確にはわかりません。


ところで、、、
ホリエモンの価値観は、創造性の面も効率最優先に見えますが、
ムダ話を是として伸びている企業もあります。
ヤッホーブルーイングです。
https://www.advertimes.com/20170628/article253170/
個人的にはこっちの姿の方が興味も共感も湧きますね。


「多動力」におけるホリエモンの真意はわかりませんが、言葉の端々から、
自分の時間を乱すコトは歓迎しないという人生観なのだろうなと感じました。
一見器が大きそうで、残念ながら小さいな、と。
ですので、総理大臣の妄想は打ち砕け、
そのお友だちぐらいのところにいるといいかもですね(笑
「多動力よりも必要な○○力」。
この「○○力」の中にあなたは何を入れますか?


さて、今日は7月10日です。
九州で台風被害に遭われた皆様が少しでも安らかでいられますように。
読者の皆様が、この夏を謳歌されますように。
私自身が、この夏を楽しみますように!


ではまた来週。ブログでお会いしましょう!

170703_bunkairyoku.jpg

早いものでもう7月。夏休みの予定はもう決めましたか?
以前は、夏に休まなくても、9月に休めばいい...と思ったりしていましたが、
最近は2017年の夏は今年しかない、と思うようになりました。
今日という日も、今日しかありませんね。大切にしたいものだと思います。


さて、前回は「整理」について書きました。
今回は「分解」について書こうと思います。
なぜなら私は創造性の入り口にある大きな要素の一つとして、
「分解」に注目しているからです。
「整理」との関係で言うと、「整理」の前にあるのが、「分解」です。


よく新しいアイデアは、古いアイデアの組み合わせを変えて生まれると言われます。
例えば、
古いアイデア =アイデアA×アイデアB  であるなら、
新しいアイデア=アイデアA×アイデアC  で生まれてきたりするわけです。
ということは、分解されていいないと組み合わせを変えることがしにくいわけです。


創造性の話の例として「分解」の端的な例を挙げたいのですが、
わかりやすい例が思い浮かばず、
そこで効率化を図るというシーンで「分解」というものを考えてみたいと思います。


効率化と聞くと、多くの人はコストカットなどを思い浮かべ、
それが創造的であるとは感じないかもしれません。
でも、これまでの業務を効率化するということは、
創造性なくしてありえません。
過去の発想を捨てて、業務フローを再構築するという
とても創造的なアプローチが必要です。


で、この創造的なアプローチをしている人が無意識にしているであろうことが、
業務の「分解」であると私は思っています。
まずは、あれこれ考えず時系列になるべく小さく分解してみるわけです。
小さく分解すればするほど、どこに
・時間的負荷がかかっているか
・精神的負荷がかかっているか
・ミスの起きやすい箇所があるか
・品質のばらつきを生む箇所があるか
・無駄があるか
・ミスコミュニケーションが起きやすい箇所があるか
が、見えてきます。
大体の原因もわかります。


で、次に別の軸での分解も考えてみる。
例えば、
・自分だけで完結すること、第三者が絡むこと
・メールで行なっていること、電話で行なっていること、対面で行なっていること
・常時発生すること、月の一時期に発生すること 等
そうすると、本当にその必要があるのか、という疑問も生まれてきます。


これらの作業を「分析」と言ってもいいのでしょうが、
「分析」と言うと、いきなり考察するようなイメージがありますよね。
「分解」という言葉の方が、具体的な作業イメージが湧きます。


これを行うのにかかる時間は短くて15分、長くても30分です。
「分析」しろと言われれると、
どこから手をつけたらいいかわからないと感じるかもしれないことが、
「分解」なら軽くできそうな作業に変わります。
これをやってしまうと、あとはアイデアを出すだけですし、
どこから考えていいかわからないなんてことがないから、
アイデアはどんどん湧いてきます。


でもね、ビジネスパーソンの教育で、
「分解しよう」ということ、あまり教えられていない気がします。
創造性の入り口にある重要なプロセスなのにね。


ここでは「効率化」を例にしましたが、
例えば商品開発担当者が、
「当社の企業理念は『人々の豊かな食生活と健康に貢献す』なのだから、
それに合った商品を開発しよう...」といきなりそこから考えても、
糸口がなさすぎて思考停止になりますが、生活時間を分解し、
「朝起きてからの10分間」に注目して商品企画を考えようと思ったら、
もう少しアイデアが出やすくなりますよね。


あるいは、社内広報担当者が、
「イノベーション」をテーマとして企画を立てたいと思っていても、
そのままでは題材が大きすぎてふんわりしてしまいますが、
「イノベーション」を起こすために必要なことを挙げてみたとします。
例えば、こんな感じです...
・思い込みをなくす
・初めの一歩を恐れない
・仲間や協力者を作る
・あきらめない
こんな要素に分解したなら、ずっとアイデアが出やすくなりますよね。


当社では社内報を内製で制作している企業の皆さまへ、
現行予算を変えず、制作業務の品質向上と効率化の両立を目指す、
クロスーワークというサービスを提供しています。
このサービスのノウハウは、ある意味この「分解」のノウハウから生まれています。
ご興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。


2017年も後半に入りました。
今週も素敵な1週間でありますように!

先週、ある方が訪ねて来られて、ランチをご一緒しました。
企業の広報部門で媒体の制作管理や広報関連の仕事をされている方です。
熱意や理想、しっかりした使命感をお持ちで、
私より随分お若い方なのですが、お会いするといつも感心し、刺激をいただきます。

彼女いわく、「自分の仕事に最もぴったりくる言葉は『整理整頓』です」と。
ところが、こういった表現や考え方は一般的になかなか理解されません。
何となく、そこにはジレンマがありそうだと感じたので、
「佐藤可士和さんがこんな本を書いていますよ、まさに同じことを言っている」
と言って「佐藤可士和の超整理術 」という本を紹介したら、
まさに「我が意を得たり!」な感じの表情に。
手がかりになった様子でうれしかったなー!!


さて、今日、このエピソードを紹介するのは、私は彼女と同じ考えだからです。

あ、急に『整理整頓』と言われても、ピンときませんよね。
ここで私が言いたいのは、むしろ「整理」の方です。
「整理」とは、情報の整理、原因の整理、コンセプトの整理、意見の整理など、
物事をちゃんと捉えるための工程のことです。

5Sでも「整理」と「整頓」は分けられていますよね。
乱れた状態にあるものを整えるのが「整理」で、
不要なものを取り除くことも含まれます。
しかも「理」の字があるように、物事の筋道が整うことが重要なんですよね。

「整頓」も、整った状態にすることを意味しますが、
不要なものを取り除くことは含みません。
むしろあるべき位置にきちんと置くのが「整頓」です。

仕事では、混沌とした状態にある物事を、ちゃんと筋道を整えてクリアにした方が、
漠然と捉えて進めるよりも、いい仕事ができそう...。
きっとそこに異論がある方はいないでしょう。



ですが、、、世の中では「整理」をないがしろにすること、多いですね~
話は飛ぶようで、飛ばないのですが、、、

「書く」あるいは「構成する」などの作業も、
実はバリバリ整理が必要です。

おそらく文章が苦手な人は、
書く前には最初に整理が必要で、整理をしたら構成が必要で、
それからやっと書き始めるのだということを理解していないと思います。
「一番伝えたいことは何だろう」と考えて、一つに絞らなくてはいけない。
つまりは、ものすごくたくさんのことを捨てるということです。
何を捨てて、何を最後まで残すか、
何かを伝えたい人はやらないといけない。


構成も同様です。
広報誌などの誌面を作っている方が、
構成についてよく「見せ方を考える」と言うのを耳にしますが、
私は構成の本質はまずは「話の筋道を整理する」ことだと思います。
「見せ方」はその次ではないか、と。


さらにファシリテーションもまさに整理の世界です。
混沌としているかに見える場の状況を整理し、
道を示して議論を前に進める、そんな役割でしょうか。

あ、当社の社外取締役の川添さんはコーチングのプロですが、
コーチングという世界もまさに相手の頭の中を整理する仕事ですよね。
いつも私の脳みその整理を手伝ってもらっています。

整理を怠った場合の最もばからしいリスクは、やり直しや無駄。混沌が続くストレスです。
整理することの意義、もう少し見直されるといいな、と思います!


...と、偉そうに「整理」を語ってみました!
私自身は、、、机の整頓は苦手です(>_>)
捨てるのは得意です!
が、潔いがあまり、後悔することもしばしば(笑

6月も最終週。2017年の後半が始まります!
どうぞ素敵な1週間でありますように!

170619_takachiho.jpg先週の月曜日は九州(宮崎)に旅行していたため、メルマガはお休み。少しご無沙汰いたしました。
宮崎県は、出張を除くと初めての訪問でしたが、風光明媚な素敵なところがたくさんありますね。特に高千穂(写真)の自然が魅力的で、積極的にオススメしたいです。


さて、本題。
今年はすでに12回の外部セミナーのお話をいただき、うち7割以上が終了しました。今日は、参加者の皆さんの様子を見ていて気づくこと、シェアさせていただきますね。
セミナーといっても、ワークショップによる実践的なものが多いので、4〜5人単位でディスカッションしていただく時間がたくさんあります。


すると...

「場」に対して意識を向ける方と向けない方がいることがわかります。


「場」への意識とはどういうことかというと、その場に今何が起きていて、他の参加者はどう感じており、自分はどう発言しどう振る舞うか...に対する意識です。
そして、ごく一部の人を除いて、多くの人たちは場に対して意識を向けていないように見えます。


少し別の切り口で言うと、
どんな場でも能動的に発言する人と受動的な人がいますよね。
でも、私がここでお伝えしたいことは、
能動的が是で、受動的が非ということではなく、


(1)積極的に発言するあまりに、場を占領してしまう人がいる
( 2)消極的なあまりに、場での役割を発揮しない人がいる
というこの2点です。


言い換えると、もし4人でディスカッションしているなら、
自分の発言量が4分の1を大幅に超えて、半分以上であり続けていたら、
他の人への意識の向け方が足りないと気づきたいところです。
反対に、自分の発言量が4分の1に大幅に満たないのであれば、
役割が発揮できていないと気づきたいところです。
これが今日のタイトルにある分数で役割を考えるということです。


前者の、場を占領していることに気づかない人たちは、
多くの場合、悪気はありません。
それどころか、自分がこの場をリードしなければならないと思っていたり、
他の人を楽しませようとしている場合さえあるようです。
で、他のメンバーたちが楽しそうでいる時はまだいいのですが、
あまりノっているようには見えないのなら、よくありませんね。
しかし、残念ながら「自分がリードしなければ」という意識が強すぎると、
他の人の様子が見えなくなるもののようです。


後者の、発言が少なく、4分の1の役割を発揮していない人たちは、
まずは自分には最低4分の1の役割を果たす責任がある
という認識を持ってほしいですね。
ただ、仮にそういう認識を持ったとしても、
発言が少なくなる人にも当然理由があるようです。
観察ベースの話ですから、確証はありませんが、
次のようなパターンが多いと感じます。


一つは、話のスピードについていけておらず、
何かわからないけど、何をどう聞けばいいかを考えてしまっていて、
「よくわからない」と発することに気後れしてしまっているケース。
「え、どういうこと?」の一言でいいと思いますよ。発してみてください。


もう一つは、誰かの発言に異論があったり、
違和感を感じているのに、
相手に気遣いをして、言い方を考えているうちに、
結局は口をつぐんでしまうケースです。
あるいはタイミングが遅れてしまうケースもありますね。


しかし、実は、声が大きく場を占領している1人の発言内容に対し、
他の3人とも理解していなかったり、違和感を感じているという場合もあり、
誰かが勇気を出して発言したら、賛同する人が現れて、
方向性が変わっていく...なんていうことも起きます。
誰の意見も求められていることを信じてみてください。


場に意識を向けながら、結論を出していく。
協働作業にはそういうことが不可欠なんですね。
私たちの仕事でも、そういう姿勢が必要です。
もちろん私自身、ある瞬間、別のことに関心が向かって行き、
場への意識が弱くなることはあるのですが、
それでもそれが大切だと知っていると、修正をかけることができます。


協働作業では分数で場のバランスを見る。参考になれば幸いです。
どうぞ素敵な1週間をお過ごしください!


ヘアサロンで待つ間に、ELLE JAPON 6月号でこんな記事を読みました。
それは、facebookのCOO、シェリル・サンドバーグさんのインタビュー記事です。
これを書く今、手元に現物がない上に、ちょっと記憶が曖昧なのですが......
 仕事であっても泣きたい時には泣いていいし、
 仕事中の自分とプライベートの自分は一つのものであっていい、
というような働く人へのメッセージだったと思います。とても印象的でした。


これを読んで、サンドバーグさんに関心を持った私は、ネットで検索してみました。
すると、さらに興味深い次の2つのコンテンツを見つけました。


海部 美知さんによる「シェリル・サンドバーグの覚悟とデータ業界での女性の躍進」
(日経ビジネス/2013年4月16日)


TEDでのプレゼンテーション「何故女性のリーダーは少ないのか」


それらを見て考えたこと、たくさんありすぎます(笑)
が、あえて一つに絞って、
「ハイディ&ハワード実験」とそれに対する彼女のメッセージを紹介します。


「ハイディ&ハワード実験」というのは、コロンビア大学経営大学院と
ニューヨーク大学の教授が2003年に共同で行った実験で、
ある起業家の成功に関する紹介文を学生たちに読ませ、
それが、ハイディ(女性の名前)という起業家の実例とした場合と、
ハワード(男性の名前)という起業家の実例とした場合とで、
人が感じる印象がどう変わるのかを調べるというものでした。


実際のモデルは、ハイディ・ロイゼンという女性起業家でした。


実験の結果、男女いずれの学生も「立派な業績である」と評価。
しかし、「この人を好きか」という質問に対しては、
なんと、ハワードという名前で紹介を受けた学生たちの方が、
圧倒的に好感度は高くなったそうです。
まったく同じ内容であるにもかかわらず、
ハイディに対しては「身勝手で抜け目がない」などの印象を持つ人が多いという
結果になりました。


サンドバーグさんは、
出世と好感度の関係が、男性の場合は正比例するけれど、
こと女性の場合は反比例し、そこに問題があるとTEDで語っています。
そう感じるのは、男性が女性リーダーを見た場合だけでなく、
女性が女性のリーダーを見てもそうであるようです。
女性が出世しても良くは思われないということです。


さて、、、、
この話を我が身に参照したところ、少し似たようなエピソードを思い出しました。
それは、女性経営者、言い換えれば「女社長」に対するイメージについてです。
私は、最近でこそ時々ブログに動画を挟んでいるので、
先入観を持たれることは少なくなったと思いますが、
以前はよくセミナーの参加者の方から、
「もっとバリバリの女社長...って感じの方なのかな(厳しい人だとイヤだな)と思って
参加したのですが、そうじゃなくて良かったです...」
というような感想を言われることがありました。
ウチの某社員も、面接に来る前は、そう思っていたそうです(笑)


バリバリの女社長というイメージって、どういうものなんでしょう?
なんとなくですが、想像してみると...


・ハキハキしていて、滑舌が良く、声も大きい?
・いろんなことを一刀両断にぶった切りそう?
・もしかしたら、原色のスーツを着ているイメージもある?
・部下に対して、小言や注文が多そう?
・二枚舌を使いそう?
・ロジカルと言うより感情的?


こんな感じですかねぇ〜(笑)
いえ、私が思っているわけではありませんよ。
世間で言うところの「女社長」のイメージを想像してみただけです。
このイメージっていったいどこから来るのでしょうか?
言ってみれば、いわゆる「やり手ババア」と言う語感のイメージですよね。
でも、「やり手ジジイ」って聞いたことないなー


想像でモノを言ってはいけないのですが、
おそらく自分の周りに女性の経営者が存在しなくても、
いえ存在しない人ほど、こういったイメージで見てしまうかもしれませんね。
ある意味これは、「ゆとり世代」と言う言葉に対して、
勝手にステレオタイプのイメージを抱いてしまい、
知らず知らずに先入観を抱くのととても似ています。
別に悪気はないのです。


ここでは先入観と書きましたが、
人が先入観を抱くのは、何かしら歴史的な記憶があるからだと思います。
例えば、女性リーダーにも系譜があり、歴史があります。
私自身はそれを語れるほどの知識がありませんが、
私が20代だった頃のモデルといえば、
今は亡き英国のサッチャー元首相や初の女性党首だった土井たか子さん、
経済界では、80年代に注目された人材派遣会社ザ・アールの奥谷禮子さん、
高島屋の石原一子さんなどが、先駆者のイメージですね。
その頃、当社のお客様でも化粧品メーカーやサービス業などの分野において、
女性で部長職に就いていた方はいらっしゃいました。


ただ、ぶっちゃけ、私が20代の頃に、
こうなりたいと憧れる雰囲気の女性リーダーはいませんでした。
がんばっている先輩たち、と言う感じでした。
言葉を選ばずに言うなら土井たか子さんの赤いスーツに代表されるような
がんばっているイメージに違和感がありました。
私が求めるのは、もっと柔らかいイメージだったからです。
ですが、その方たちのお陰で歴史は切り開かれていったわけです。
まさに過渡期ですよね。


だから、今の女性リーダーに対するイメージや先入観も、
そんな歴史の中で生まれてきたものだとも思います。


シェリル・サンドバーグさんも
出る杭になると叩かれるから、
自分は控えていようと思った時期もあったようです。
そして、叩かれるのを覚悟の上で、2013年に「Lean In」と言う本を出しました。
「Lean In」と言うのは、一歩踏み出そうと言う意味だそうです。
女性が社会の重要ポストに半数はいる、そんな社会を目指して。
なのに、この本を批判したのも、また女性だったらしい。。。涙
私はまだ読んでいませんが、読んでみたくなりました!
まずは、女性、男性という先入観、
自分にはどのくらいあるのかなという自問が必要ですね。


まもなく梅雨入りですね。
雨にも負けず、素敵な1週間でありますように!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

社長メッセージを見る >>

これまでの記事

視点発見の旅
メルマガ【開-CAY】お申し込み

ご一緒に「視点発見の旅」へ!
メルマガは「開-CAY」で届きます

詳細を見る >>

「個人情報の取り扱いについて」

このページのトップへ