"僕の前に道はない"

以下に並ぶ6名の方たちに共通することは何でしょう?
三宅一生
野茂英雄
井深大
向井千秋
吉田都
アレサ・フランクリン
(若い方には厳しいかな~? でも20秒ぐらいは考えてみてください笑)
ファッションデザイナー、元プロ野球選手、ソニーの創業者、
元宇宙飛行士、新国立劇場 舞踊芸術監督、シンガーソングライター...。
一見するとつながりがあるように見えませんが、
実は6名は「初」の文字で繋がっています。
今年亡くなったファッションデザイナーの三宅一生さんは、
1973年、日本人として初めてパリ・
ちなみにニューヨークコレクションだと初は森英恵さん(
野茂英雄さんの初は戦績での偉業。
ロサンゼルス・ドジャースで1995年にデビューし、
ノーヒットノーランを2回達成、
最多奪三振を2回獲得、
ソニーに「初」はいろいろありますが、
ここではニューヨーク証券取引所に日本企業で初上場したことに注
1970年のこと。その時の社長は創業者だった故・
続く向井千秋さんは、1994年、スペースシャトル・
日本人女性初(アジア人女性初でもある)の宇宙飛行士。
新国立劇場 舞踊芸術監督として現在活躍されている吉田都さんは、
元は世界的バレリーナであり、
最高位プリンシパルになった方。日本人女性初の快挙でした(
「クイーン・オブ・ソウル」の異名を持つ故・アレサ・
音楽好きの方ならおなじみ。
1987年、
なぜ、こんなクイズを出したかというと、2022年の今年、
大谷翔平選手の活躍があまりにもすごかったからです。
初の34本の二桁本塁打、15勝の二桁勝利という
ベーブ・
何事も「初」ってすごいなと思ったからこそ、「初」
大谷翔平選手は二刀流という新しい「道」をつくりました。
彼の先輩たちがつくりました。
いえ、野茂でさえ、
そう考えると、誰かが成し遂げた「初」なんとかは、
その前の誰かの「初」なんとかの上にあるんですよね。
一人の人間の歴史は他の誰かの歴史と繋がっているように思えてき
なーんて考えて、あれこれ調べていたら、
なんとタイミングよろしく、この秋、日本テレビで
「ファーストペンギン!」というドラマが始まったようですね。
堤 真一さんが出ているので見ちゃおうかな。。。
公式サイトによれば、
シングルマザーの主人公が、
直接魚を届けるビジネスを立ち上げて奮闘するお話なのだとか。
どんな世界にもいるんですねー 道を切り拓く人が。
今でこそ多少知られるようになったファーストペンギンという言葉
一般には「新しい世界に最初に飛び込む人」「
意味で使われますが、厳密に言うと、
勇敢に行動し、先行者利益を得るペンギンのことです。
こう聞くととてもカッコいいのですが、言葉の発祥の背景には
アデリーペンギンという種類のペンギンの存在とその習性がありま
彼らは、海の中に天敵のアザラシがいないか確認するために、
仲間の1羽を海に突き落とし、
考えてみるとずいぶん酷いことをするものです。
でも、
さて、私たちの仕事。
英雄になろうと思って仕事をしている人なんて、
多くの人は、
そんな私たちの世界にも、小さな「初」なんとかはあります。
あのお客様を獲得した最初の人。
このやり方を確立した最初の人。
新しいことを導入した最初の人。
意味なく続いていることをやめようと言った最初の人。
こういう人は何かをより良くしたくて、
私も、英雄になどにならなくて良いから、
高村光太郎の代表的な詩「道程」の冒頭にこんな一節があります。
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
後ろに道がつくれたらいいなと思いませんか?
小さな「初」なんとかをみんなでたくさんたくさんつくることが、
世の中を変えていくことにつながるような気がします。
今週もおつかれさまでした。
良い週末をお過ごしください!!
コンフリクトはあなたの活力!?
仕事において、できることなら「コンフリクト」は避けたい。
大勢の人がそう思っているのではないでしょうか。
やっぱり直訳すると、論争、衝突、争いですから、
悪いイメージを持つ人が多いような気がします。でも、
コンフリクト(conflict ) =活性剤(activator)
と、解釈することもできますよね。
実際、「コンフリクト・マネジメント」といって、
「コンフリクト」を抑え込むのではなく、
積極的に受け入れて問題解決を図ろうとする考え方もあります。
会議のファシリテーションを委託される私たちも、
「コンフリクト」を恐れない姿勢、
つまり対立を回避しようとしたり、
本音で話し合えてこそ、
面白い調査結果があります。
「コンフリクト・マネジメント調査/コンフリクトと多様性」(
まず事前の予備知識として、「コンフリクト」
一つは仕事内容に関する意見やアイデアの衝突を意味する「
もう一つは人間関係がこじれて生じる衝突「リレーションシップ・
調査によると、タスク・
仕事への活力や熱意、
反対に、衝突を嫌がって意見を表明しない人、できない人は、
では、リレーションシップ・
タスク・コンフリクトの経験とは反対に、
また皆さんも心当たりがあるかもしれませんが、
コンフリクトが生じている時に、
対立している者同士が、
どちらかが強権的でどちらかが服従的になると、
調査では、「協調的文化」「強制的文化」「回避的文化」
エンゲージメントにどのような影響を与えているか調べています。
ここでいう文化とは、
それぞれの文化の特徴を整理すると;
(1)協調的文化:
(2)強制的文化:
(3)回避的文化:
(2)番はマウンティングし合うのでしょうか。
(3)番は「まぁまぁまぁ~」と誰かが間を取り持ったり、
お互いに意見を飲み込み合うというシーンが浮かんできます。
で、結果はというと、協調的文化の企業で働く社員ほど、
エンゲージメントも高いことがわかりました。
強制的文化は、上司・同僚に対する満足度を下げる一方で、
そりゃあ、社内は常にギスギスしているでしょうから、
また、回避的文化は上司・
一見すると対立の少ない働きやすい職場のように見えますが、
では、
絶対的な解決策ではありませんが、いくつかヒントはあります。
自分の備忘録のためにも書いておきますね。
1. コンフリクトは有益だというポジティブな共通認識をつくる
2. 一致点と相違点を整理する
3. 共通の目的を見出し、一致点を探す
4. 感情を語っても良いが、感情的にはならない
5. オープンかつフラットに意見を言える場をつくる
まあ、言うは易く、行うは難しですが。。。
1番をお互いに認識して出発するのが、何より大切な気がします。
来週月曜日は体育の日でお休みです。
水木金を元気に過ごしましょう!