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俳句が教えてくれること

190916_natui.pngTV番組「プレバト!!」の影響か、夏井いつき先生人気の賜物か、
俳句はブームを超えて、かなり定着してきているようですね。
私も、既にこのメルマガで触れていますが、
今年の7月頃から俳句を始めました。
そこで、今日は俳句を入り口にして、
仕事に役立ちそうな私の気づきをシェアします。


さて、私の場合、俳句を始めたといっても、先生について習っているわけではなく、
高校時代の友人たちとメンバーを募ってネット句会を始めたというだけです。
参考書は、世界文化社から出されている「夏井いつきの超カンタン!俳句塾」だけ。
毎月1回、ネットを通じて、投句と選句を行うというもので、
初心者ばかりの会ですし、最初は人が集まるかと心配されましたが、口コミで人が増えていき、現在は15名が参加しています。


わずか2カ月半の間にも、
俳句が教えてくれたことは、実にたくさんありました。
ここでは4点ほど紹介します。


第一に、当然ですが、わずか17字なので、
伝えたいことを「潔く絞り込む」必要があります。
ついつい欲張って2つのことを盛り込みたくなってしまうのですが、
17字であるために、否が応でも絞らざるを得ません。
これをプレゼンテーションや文章作成などに応用し、
17字とは言わないまでも20字で自分が伝えたいことを先にまとめる。
伝えるのではなく、伝わることにこだわるなら、
そんなやり方も有効だと思いました。


第二に、日常の中で目にしたちょっとした物から
何かを感じ取らないと作句できないためか、
観察したり感じ取るセンサーの感度が上がった気がします。
そして、以前からずっとそこにあったありふれたものに着目しただけなのに、
思わぬ記憶や連想が湧き起こってきて、その体験に小さな興奮を覚えます。


実際、脳科学者の茂木健一郎さんによると、
脳にとって発見や気づきは最大の喜びだそうで、
新たに何かに気づくと、前頭葉にドーパミンが放出されて、
その気づきの回路が強化されるのだそう。


思えば、カラーバス効果というのも、そういったカラクリなのかもしれません。
カラーバス効果というのは、ある一つのことを意識することで、
それに関する情報が無意識に集まってくる現象のことです。
たとえば、今日は黄色に注目して通勤しようと決めると、
いつも以上に黄色が目に入ってきます。
子供たちの帽子、カレーショップのサイン、銀杏の葉、クレーン車...。
その結果、黄色を入り口に様々な情報を得ることができるというわけです。
元々は「color(色)」を「bath(浴びる)」が語源ですが、
一つのことに意識を集中させると同じ効果が得られるため、
集中させる対象は色とは限りません。
俳句もカラーバスも「観察」が入り口にありますね。
それだけアウトプットには「観察」が重要、ということなのかもしれません。


第三は、自分が渾身の出来栄えだと思ったものほど評価されない、というもの。
ネット句会とはいえ、お互いに選句を行うため、
どの句が誰に評価されたか(誰にも評価されなかったことも)、最後にわかります。
熱い気持ちで作句したのに、誰も選んでくれなかった体験をした人たちは、
気合が入りすぎると、近視眼的で客観性のないものになり、
結局は独りよがりの句になってしまうと結論づけていました。
こう気づけるのも、複数で選考する効力だと思います。
仕事でも大切ですよね、客観視。
俳句の選句システムになぞらえると、
誰かの評価に納得ができない時は、2ndオピニオンや3rdオピニオンを
もらうことも有効かもしれませんね。


第四は、誰もがフィードバックを気にしている、ということ。
誰もが、褒められたいし、反応されたい。いい点も取りたいのだと痛感。
もちろん私も気にはなりますが、気にしない自分でいたいです。
というのは、夏井いつきさんによると、小学生の間で句会をすると、
変な句やわかりやすい句に点が入るそうですから、
選ばれないからといって、一概に質が低いとは言えないはずです。
でも、そんな夏井さんも誰も自分の句を選んでくれないとしんどい、
と書いています。
でも、こういった心理の本質は、別に持ち上げられたいわけではなく、
振り向いてもらえないと寂しい...ということですよね。
仕事でも心得ておくべきだと思いました。


俳句を勧めますと書くつもりはありませんが、
未経験のことをやってみるとたくさんの発見がありますね。
日常に変化をもたらしたい方にはオススメです!


今週も素敵な1週間をお過ごしください。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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