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リーダーシップとは何か?

先週水曜日から日曜日までの5日間、CTI主催の「リーダーシッププログラム」というリトリート研修に行っていました。テレビもネットも御法度。自然に恵まれた環境に身を置いて、さまざまな体験を通じて、リーダーとしての自分を磨く...そんな場です。10カ月の間に4回のリトリートがあり、今回はその3回目。4月に始まったこのプログラムも、もう4分の3が過ぎたことになります。

もともとなぜこのプログラムに参加したかと言えば、リーダーシップを学びたいと思ったからではありませんでした。参加する前も、参加を決めるに当たっても、「リーダーシップとは何か?」と大上段に考えたことはありませんでした。なのに、なぜ参加しようと思ったのか、理由は主に2つでした。
第1の理由は、率直に言って「好奇心」からです。このプログラムに参加した人たちが、みんな興奮した様子で「こんなにすごいものはない、絶対体験すべきだ」と言うので、いったいどのようなものなのか、好奇心を抱かずにはいられなかったのです。
第2の理由は、ちょっとした「手づまり感」があったこと。自分や会社、周りの人たちとの関係、そういったものが「どんより」として感じられ、冒険や遊び、革新や変化への欲求があったのだと思います。そして、何よりも自分自身に対して変化を求めていました。

けれども、参加するうちに、少しずつ自分の中で考え方や物の見方が変わって来たように感じます。告白すると、ワタシは、社長でありながらも、リーダーシップというものに実はあまり興味を持っていませんでした。その理由は、なぜかリーダーシップというのは、先天的なギフトを与えられた一部の人のケースを除き、テクニカルなことでしかないと思い込んでいたからです。だから、そのテクニックを身につけるということに対して、どうしても興味が持てなかったのです。そんなテクニックを身につけて、まやかしのリーダーシップを発揮するくらいなら、荒削りであっても自分らしいリーダーである方がいいと思っていた面があります。

ところが、このプログラムに参加してみて、リーダーシップに対する見方が大きく変わりました。リーダーシップというのは、その人の《人としてのあり方》であり、周りの《人とどう関わるかという生き方》であり、《自分らしさの最大活用》である、と。あるいは《思い》と《行動》の《統合》である、と。だから、テクニックだと思っていたのは、大きな間違いでした。
もちろん、どう振る舞うかという面もあり、テクニカルなものも含まれます。でも、まずは次の3点がいかに大切か、それを思い知らされた半年でした。

【その1】リーダーの土台となる、自分に与えられたギフトを知り、生かすこと
【その2】リーダーとしての価値観を築き、それに則って、思いと行動を一致させること
【その3】その場にある場の思いを察知して、そこから行動すること

「思い」と書きましたが、「思い」というのは、実はとても感覚的なことです。「人間は、人間である前に動物である」のだと思います。だから、《思い=感覚的に感じること》と言うこともできます。
また、「リーダーとしての価値観」と書きましたが、《場と人と自分》に対して課す《トライ&エラー》と言い換えてもいいのかもしれません。

なんだか、ちょっと概念的でわかりにくいですよね? でも、とにかく、リーダーシップというのは、テクニカルなものではなく、ワタシの、あるいはあなたの、Being(あり方)につながっている、まずはそこを押さえることが重要だと痛感しています。
しかも、このプログラムが素晴らしいのは、これによって画一的なリーダーが生まれるわけではないという点です。

ワタシの旅は、まだまだ続きます。リーダーとしての自分がどうあるべきなのか、禅問答のような青臭い時間。それは、やがて何らかの息吹につながっていくに違いありません。その日を信じて、自分磨きを続けたいな...と思います。

どうぞ良い1週間を!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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