ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

ブログ:2010年1月

社長の脳みそ整理mono-log モノログ

 こんばんは。

 遅ればせながら、Twitterを始めました(mymono)。ワタシは、どちらかといえば、ネット系の新しいものにはずっと興味を持って来たのに、ことTwitterに関しては、「つぶやくって何よ?」とずっと思っていました。正直なところ、それは今でも思っているけど、毛嫌いはやめて、重い腰を上げてみようか、と。

 月曜日に、元うちの会社のスタッフだったメンバーと飲んでいたら、やはり毛嫌いしていたのに、最近初めてみたのだとか。反応の早さや、知らない人からのリアクションがおもしろくて、はまったそうです。あるいは「勝間和代」からフォローされた、なんてエピソードを聞きました。本人かどうかは別として、接触感覚としてはおもしろいですよね。
 ワタシもオノヨーコファンなので、dream powerをフォローしたら、され返されて、ときどきヨーコさん?から『「重い物体を背負って踊りましょう。できるだけ素早く踊りましょう」 ?ヨーコ』なんていう、インストラクションアーティストらしいつぶやきが届くようになって、ちょっとうれしかったりします。

 今晩、ご飯を食べた相手も(なーんて遠回しに言わなくてもいいか、社長だから。ユニークビジョンの白土'さんとご飯をご一緒しました。楽しかったです!)、彼も、3年前にアカウントをとりながら、最近始めたと言っていました。「オノさんが、トイレに行っている間につぶやいてました」ですって。
 そして、話題はアップルの新型タブレットPCへ。白土'さん曰く「本日27日(水)の深夜、「iSlate」なるタッチパネルのPCが発表されるというウワサというか、予告があるので、今夜のTwitterは盛り上がるだろう」。
 案の定、今、検索してみたら、すごいですね。大多数は英語でつぶやかれていますが。
「Dreaming about the #Apple #iTablet or #islate」
「can't wait! does anyone know if anyone is tweating live from the #apple event?」
 tweatingというのは、twitterに発信することのようですね。tweetingの方が正しいのでは?なんて意見もあるようです。

 ワタシの場合、Twitterを始めたと言っても、まだまだTwitter生活には馴染めておらず、つぶやけていません。コミュニケーションの形について、なにか、発見があるといいな、と思います。変化については、たった数日間で感じましたが。ま、マイペースで。。
 

 こんにちは、グラスルーツ小野です。
 今日の話題は、メルマガ。いろんなメルマガを受け取りながらも、ワタシにとってダントツで開封率が高いのは、アップルからのもの。HTMLのメールです。なぜ開封してしまうかといえば、内容がとてもシンプルだからなのです。1つに絞り込まれたメッセージ。ほとんどスクロールもせずに読めるぐらいのボリューム感。ビジュアルの作り方もキャッチコピーも、シンプルで絶妙なのです。

 別に長いメールだからといって読まないというわけではありません。配信を希望したからこそ届くのですから、毛嫌いしているということもないのです。でも、長いメルマガは読むのに気合いが必要です。早い話が、10分しか時間がないときにはクリックしません。ふ?っと一息入れてもいい程度の時間的余裕&気分的余裕が揃って初めて開封する気になる。
 ところが、長いとわかっていると開封せず、メールは次から次へと送られてくるので、いざ念願の「ふ?っと一息」の時間が訪れたからといって、3日前の日付に戻って開封することはほとんどありません。

 それに対して、アップルの潔いほどに短いメルマガは、2?3分で読めると思うから、クリックしてしまいます。そして、開封したとしても、その時点で、本当に時間がなければ、サイトへのリンクは押しません。でも、メルマガから要点だけは心にメモするんですね。

 アップルのあの絞り込んだ潔さに、ワタシは敬服してたのですが、そんなアップルのメールが、最近少しだけ長くなりました。
 ボリュームにすれば、(号によっても違いますが)、せいぜい1.5倍、号によって2倍になったぐらいの話なのですが、読み手の立場からいうと、独特の潔さが大分薄れた印象です。方針に転換があったか、テストしているのか…、そういうことが起きているのではないかと想像しています。変化は去年の夏頃から始まり、最近は「少し長め」が定着している感じがします。
 これは小さな変化なのかもしれません。でも、たったそれだけで2?3分で読めるという印象が大分損なわれました。

 アップルファンは、かなり強固なファンが多いですから、その程度で開封率が大幅に下がるとは思いませんが、「忙しくても読めるメルマガ」と「忙しいときには読まないメルマガ」でいうと、その中間のメルマガになってしまったなという感じがあるのは否めません。
 なぜそのような方向にアップルが動いたのかはわかりませんが、以前は、情報過多の時代の良いお手本だと思っていたのに、お手本のメルマガから並のメルマガになってしまった感じがして、ワタシとしては少々残念です。

 ブランドメッセージを伝える場合も、個人対個人で何かを伝える場合も、あれも言いたい、これも言いたいという気持ちを自粛して、言いたいことを絞り込む、これはとても重要なことなのです。(なかなかできませんが)。

 ですから、稀なサンプルとして存在していたアップルに期待するのは、これがワタシの想像通りテストマーケティングで、テスト終了後に以前のメルマガに戻って来てくれることです。ま、これは人それぞれでしょうけれどね。

 ご参考までに、Before/Afterの画像を添付しておきます。(左:09年5月14日、右:09年11月5日)
 アップル(APPLE)のメルマガ

 こんにちは。グラスルーツ小野です。

 風邪をひいてしまいました。何年間も風邪で休むことがなかったのですが、久しぶりに昨日は一日休みました。熱は出ていないので、インフルエンザではないと安心していますが、鼻がグスグスすると、寝ている間に口で息をしているせいか、朝、起きるとノドが痛みます。でも、今日は出勤。病は気からですから、がんばっていきますね!

 さて、年初の記事で、今年は企業内コミュニケーションや社内意識統一の分野で今まで以上に貢献したいと書きました。でも、実は、この問題、社風や組織論、経営観や人材観とも大きく関係しており、部門の責任者の考えだけで解決できる問題ではありません。

 たとえば、意識統一。社内の気持ちをひとつにするためのミッションを負っている部門は、あなたの会社にはありますか? 
 大企業において、比較的近いのは広報部の社内広報チームですね。でも広報の「報」の字に現れているように、情報発信や社内啓発が主たるミッションとなっているケースの方が多いと思います。また外部向け広報担当がいる企業も、内部向け広報担当を置いているのは、相当大きな企業です。内部より外部を優先してしまうところに、問題の根深さがあります。また、内部広報担当=「社内報」担当=新人アサインというような企業も見受けられます。
 人事部門も、意識改革やモチベーションアップ、個人のスキルアップというようなミッションは負っていますが、人材育成という視点から個人の能力を高めることに比重が置かれているケースが多いのではないでしょうか。
 経営企画室や社長室も、経営スタッフではありますが、むしろ経営計画や推進のための部門であって、社内の気持ちをひとつにすることをミッションと位置づけているケースは稀です。
 あとは、経営者である社長や役員です。企業規模が小さければ、専門の部門を持ちにくいので、経営者がその責務を負っているケースは珍しくないでしょう。もちろん、大小関係なく、どんな企業規模であれ、本来、経営者は、そのミッションを負っているはずですが、個々の価値観によって、その重要性が認識されている場合もあれば、ない場合もあります。それが、組織運営にも出てしまい、結局どの部門のミッションにもなっていないという場合が少なくありません。

 アメリカでは、CEO(chief executive officer)やCFO(chief financial officer)のようなボードメンバーにCCO(chief communication officer)を置くケースがあるようです。

 日本ではどうなのかと調べていたら、該当例は見つかりませんでした。デジタルハリウッドでCCO講座なるものが昨年11月から始まっているようですが、ちょっとワタシがイメージするコンセプトとは違っていました。経営に一石を投じるという趣旨では賛同できますが、デジタル系の職務という解釈に偏ってしまわないように願いたいものです。まだまだ新しい概念のCCOですが、今後その必要性や重要性はもっと認識されていくことでしょう。

 不況でも元気のある企業は、社員一人ひとりが会社の方向性を理解し、その中で自分のミッションを受け止めて、自ら考え行動しています。経営者は、小手先の手を打つのではなく、こういう時期だからこそ、組織のあり方自体に目を向け、メスを入れるべきではないかと思いますが、皆さんはどうお考えですか?
 

 こんにちは。グラスルーツ小野です。

 gooリサーチで『「これからのIR活動の方向性」に関するアンケート調査』を実施し、先月10日にその結果が発表されたのですが、興味深い点がありましたので、ご紹介します。
 IR活動を通して、投資家に効果的に伝わっていると認識されている項目がある一方で、伝わっていないと思われる項目が挙げられていました。伝わっていない項目を一言で言えば、「無形資産」ということなのですが、無形資産の中でも特に重視されていたのが、1位「ブランドや暖簾(のれん)や伝統」(52.2%)でした。

 「無形資産を効果的に投資家に伝えるうえでの課題」として第1位の「無形資産より決算説明を重視するアナリスト、投資家の姿勢」(46.4%)に次いで多かったのは「経営者が無形資産に対して関心が低い」(33.7%)でした。
 ここでは「無形資産=ブランド」の意とは置き換えられませんが、仕事をしていての実感としては、「ブランディング」という言葉が浸透するなど、ブランドという無形資産の価値への認識はここ数年大分高まってきたと感じる一方、確かに「重用視は当然」というレベルには至っていないと感じます。

 ブランド戦略は、経営戦略の重要なキーのはずですが、おそらく未だに「ブランド力」イコール「イメージ」といった程度の認識の経営者も、まだまだ多いのかもしれません。

 明るい材料としては「いわゆる無形資産について、貴社ではどういった無形資産が重要とお考えですか」という問いに対して、「ブランドや暖簾や伝統」という回答が第1位(52.2%)だった点です。

 さて、ブランド訴求を巡っては大きく分けて、3つの課題があります。
1)提供価値をどのような概念で規定するか
2)規定された価値を社内でどう意識共有し、自覚するか
3)対外的にどう発信すると伝わるか
 私たちグラスルーツは、1から3のいずれにも取り組んでいますが、中でも最近重要だと感じるのは2番です。いわゆる社内コミュニケーションの問題とも言えますし、企業のチーム化という課題とも言えます。

 経営者がブランドに真剣になりにくい理由は、早く成果に辿り着きたいという思いが強いからのような気がします。ブランディングはカンフル剤ではなく、体質改善のようなものですから、気が短い経営者にとっては気が遠くなります。でも、急がば回れ。今、足場を固めた企業が、その先10年、20年と生き延びられる。特に2番を達成することは、短期成果においても不可欠だと思います。
 ワタシは、力があるのに、埋もれてしまって、光れていない企業はもったいないので、そういったお手伝いをしたいと思ってやってきました。また最近は立派な何かを持っているのに、社員の方たちがそこに気づけていない状態はさらにもったいないと感じます。光れるのに光っていない。そんな「もったいない」をなくしたい。それこそが、ワタシたちのモチベーションだといっても過言ではないかもしれません。

 明けましておめでとうございます。
お正月休みはいかがでしたか? あっという間に過ぎてしまいましたね。さ、今年もがんばっていきましょう!

 さて、お正月といえば、年賀状。会社で出す年賀状も、個人で出す年賀状も、確かに出すのは一仕事ですが、もらうのはうれしいもの。一仕事だからといって、私は年賀状書きがキライではありません。何年も会っていない相手だからこそ、一年に一度でも、どうしているかとその人に思いを馳せる時間は良いものです。

 年賀状に添える一言で多いと思われるのは「たまには会いたいですね」というもの。私も書くことがありますが、なかなか実現しないのも事実。でも、古くからの知り合い全員と再会することは不可能でも、毎年数人ぐらいなら久しく会っていない人と会うことはできるはずなのですよね。年賀状をやり取りした直後というのは、コンタクトをする良いタイミングなのかもしれません。

 もう一つ今年多いと思ったフレーズは「厳しい時代ですが」とか「不安定な世の中ですが」といったもの。そして、その後に続くのは「明るい年にしたいものですね」というような言葉でした。みんな考えること、願うことは一緒だなと痛感しました。

 私たちグラスルーツも、明るい良い年にしたいという願いは同じです。今年は、企業内コミュニケーションや社内意識統一(要は企業のチーム化です)という分野で今まで以上に貢献できるよう頑張りたいと思っています。箱根駅伝の選手たちのように、企業に所属する一人ひとりが同じ目標に向かって頑張れる状況をどうやって作り出すか、奥の深いテーマです。まずは、自分たちの会社から。
 本年もよろしくお願いいたします。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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