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楽天からの署名要請メール「行政にわたし達の意見を伝えます!」

いよいよ明日(日本時間21日)、オバマ新大統領が就任します。歴史的幕開け…。ワタシがアメリカ国民でも同じように熱狂することでしょう。ワタシには、オバマ新大統領への期待の重圧がどれほどのものなのか、想像さえできません。想像もできないほどに大変だとは思いますが、祝福を贈る者として、少なくても日本の政治のようにはならないでほしいし、ならないだろうと期待も想像もしています。

閑話休題。
昨日、楽天から利用者のひとりであるワタシ宛にメールが届きました。サブジェクトは「行政にわたし達の意見を伝えます!」です。内容は、医薬品のネット販売規制に対する反対署名の呼びかけでした。このままでは今年6月から大衆薬の67%がインターネットで購入できなくなり、外出が困難な人、薬局が遠い人、時間がない人、人前で買うことに抵抗のある人々にとって不利益なので、署名してほしい、というものでした。ケンコーコムなどとも共同して、署名運動を推進しているようです。
ワタシは、ことさら楽天ファンでもなく、何ら利害関係はありません。また、医薬品をネットで買ったこともありません。しかし、これらの大衆薬をネットで買うのと、店頭で買うことの違いを感じないだけに、「ルル」も「パブロン」も買えない、「コーラック」も「ガスター10」も買えないというのはどうなんだろうと疑問に思い、結論から言えば署名しました。

ワタシは、多くの人がネットで買えることによって、人々が店頭販売にはない不都合や不利益やリスクを被り、反対する人の方が多いなら、禁止でも良いのと思います。でも、そうでないなら禁止する理由はない。もし、禁止するほどリスクが高いなら、店頭販売についても規制強化すべきである。そういう考えから署名しました。ですから、この呼びかけを上回るほどの人たちが反対するなら、そうした声に従うべきだと思っています。

実際、リスクの有無も議論されているようです。専門家が関与しないネット販売はリスクが高い、と。しかし、大衆薬すべてをネットでも店頭販売でも禁止するなら筋も通りますが、そうでないならネット販売=専門家が関与できない=だから危険、というのはロジック的におかしいと感じます。現に今、風邪薬を店頭で買おうとすれば、処方箋不要で、指名買いもできてしまいますから。

こんなふうにして今起きている事象は、まさしく業界(ネットとリアルの)の利害のぶつかり合いであり、それに政治や行政の縄張り争いがからんでいるとしか思えません。政治にビジョンもなく、経済は混迷し、少子高齢化が刻々と進んでいる日本にあって、こんなさもしい状況では話になりません。他人をうらやむなと言われて育ったワタシですが、ちょっとアメリカがうらやましいなと思いました。
日本でも「チェンジ」が求められています。どんな選択が正しいかはともかく、一人ひとりが選択する意思表示をしていく必要があるような気がします。

楽天のネット署名ページ

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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