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「北欧デザイン」ウォッチ旅行

 オノです。こんにちは。
 北欧(ストックホルム&ヘルシンキ)の旅から帰ってきました。前回書いたように、今回は主に北欧デザインに触れたくて、出かけてきました。さらにもう少し言うと、カフェのデザインを見て回るというのが一番の目的でした。でも、カフェデザインにとらわれず、旅行の感想を描きます。それにしても、やっぱり旅行はいいですね。たくさんの刺激を浴びて帰ってきました。

■上には上があると感じた北欧の「情報デザイン」

ストックホルムの駅
いろいろと発見はあったのですが、まず驚いたのは情報デザインが優れていること。たとえば空港。文字の大きさもわかりやすさも成田空港をしのいでいます。それは駅構内のナビゲーションも同様で、とてもわかりやすく驚きました。日本の場合も、最近はメトロが路線識別用アルファベット+駅番号をつけるなど(例:銀座線/渋谷駅=G-01)、かなりがんばっていると思いますが、路線そのものの表示は「カラー」に大きく頼っています。一方、ストックホルムでは路線は「番号+カラー」で識別されます。色覚障害がある方はもちろんですが、障害のない人にとっても「銀座線」や「Ginza line」より「1号線」「line 1」の方がわかりやすいですよね。しかも、情報デザインに優れているだけでなく、ストックホルムの駅は、アートに溢れています。写真を見てください。美しいでしょう?

■マクドナルドのショップデザインもクール!
 ワタシは、駆け出しの頃の最初のクライアントがマクドナルドだったせいか、マックファンです(関係ないけど、パソコンもマックファンです)。でも、日本にいて、いや、他国で訪れても、マックをクールだと思ったことは一度もありませんでした。
ところが! ストックホルムのマックは超クール。残念ながら、写真は撮ってきませんでしたが、ネットで探したところ、こんなサイトが。(マクドナルドPHOTO[1] [2] いずれも「ジャパンデザインネット」より)。
 とても、大人っぽくて良さげだと思いませんか? 日本でこんな店があったら流行ると思うし、マクドナルドがスターバックスに対抗していくにはこれしかないように思いました。でも、あのゴールデンアーチ(Mのシンボルマーク)はマッチしません。形状を変えずに、ホワイトにしたらイケルのではないでしょうか。ホワイトマック展開、アリだと思います。


■ヘルシンキのデザイン都市としてのブランディング力
 ストックホルムの話ばかりしてしまいましたが、ヘルシンキも負けていません。街自体の印象では、ストックホルムの方が個性がはっきりしていて、魅力度ではやや上回っている印象でしたが、街のブランディングとしてはヘルシンキの方が上手だと言えるかもしれません。「デザイン・ディストリクト」(デザイン地区)</a>というエリアを設けて、観光客に地図を配っていたりするからです。
 また、そういったデザイン都市:ヘルシンキという目線で、古い建築物の再生プロジェクトを見ると、より一層デザインに対するヘルシンキという街の意志のようなものを感じます。その代表例は、KAAPPELI(カーペリ)。ノキアのケーブル工場跡地をアート発信拠点として活用したもので、アーティストのアトリエやギャラリー、カフェなどがあり、レンガづくりの建物ととてもマッチしていました。

■楽しい現代アートの体験「KIASMA」(ヘルシンキ)
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ヘルシンキには現代アートミュージアム「KIASMA」(キアズマ)があります。現代アートと対すると、とかくワタシたちはついつい「わかる」「わからない」と考えてしまいがちですが、ワタシはなるべくそうしたことにとらわれずに、おもしろいか、好きかでとらえるようにしています。別の言い方をすると、見るのではなく、感じるように意識しています。たくさんのおもしろい作品が展示されていましたが、中でもおもしろかったのは、インタラクティブな作品。たとえばある作品では、閲覧者の動きがスクリーンに映し出されるだけでなく、閲覧者がまるで「孫悟空」のように複数現れ、動きに合わせて幾何学模様が作られます。なんだか無邪気に遊べるスペースでした。カラクリはこちら。またBruce Naumanの作品は、ワタシのように閉所恐怖症にとっては悩ましい作品で、およそ30センチの幅で壁が迫ってくる空間を通り抜けなければなりません。MRIを撮ったときの恐怖を思い出しました。

 なんだか脈絡もなく書いてしまいましたね。スウェーデンやフィンランドのデザインの歴史をもっと知りたい方のためにリンクを張っておきます。
スウェーデンデザインの歴史(swedenstyle.com)
フィンランドデザインの歴史(フィンランド政府観光局)

 さて、アートやデザインと触れることに重きを置いて書いてしまいましたが、旅行で得た体験はそれだけではありません。ワタシは以前の記事で書いたように、自称「さすらいのギャンブラー」。今回もヘルシンキのカジノでルーレットにチャレンジして、オッホン、元手を3.5倍にしました。今回の「自分との対話」は我ながら上出来でした。ま、元手はわずか100ユーロのかわいいギャンブルでしたが、前にも書いたように「いくら儲ける」はワタシにとってあまり問題ではないのです。
 それから、毎回持参しており、「15分で描く」がモットーのスケッチブック。今回は、あまりにも寒くてわずか2枚しか描けませんでした。はずかしながら、サクリと披露します。


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世界にはまだまだ行きたいところがあります。モロッコ、クロアチア、トルコ、チェコ、モスクワ、etc. で、一度訪れたところに、季節を変えてもう一度訪れるとしたなら、オランダと今回行ったスウェーデンが入りますね。春から夏頃に行ってみたいと思います。なにせ今回は10月。気温は10度を下回っていましたから。

ではまた

Thank you and See you again、Stockholm & Helsinki!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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