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みんな、認められたい

『「かまってちゃん」社員の上手なかまい方』という本を読みました。
産業カウンセラーとして、
長年企業のメンタルヘルスに携わっている
大野萌子さんという方が書いています。


とくに、かまってちゃん社員絡みで困っているわけではありません。
ただ、普段から、私も含めて人はみんな「かまってちゃん」の一面を
ある程度持っているのではないかなあと思っていたので、
タイトルの「上手にかまう」ってどんな風だろうと興味を持ったのです。


本では、まず、かまってちゃんのタイプを細かく分類しています。
具体例が多く、読んでいて、「あ、友だちにいる」と思ってみたり、
「あれ? これ、私?」と焦ってみたり、、、。
すべては掲載できないので、一部をご紹介します。


とくに用もないのに近寄ってきて、
人の悪口や噂話、不平不満を並べ立てる「仲良しこよしタイプ」


具合が悪いことをアピールし、心配してもらいたがる「か弱さ美徳タイプ」


自分からグループの中に入っていくことができず、
いつも一人だが、一人ぼっちだと思われることは耐え難い「自意識過剰タイプ」


「仕事早いね!」の一言を否定的に受け止めて、傷つく「こわれもの注意タイプ」


仕事が思うように運ばないことを上司や周囲のせいにする「悲劇のヒロインタイプ」


仕事で注意を受けると
「ぼく、そういうの苦手なんで」と平然と言ってしまう「自己完結タイプ」


うつと診断されたがる「病気になりたがるタイプ」


思わず笑ってしまうようなタイプもありますが、以下は笑えません、、、。


上司の指示を勝手に解釈し、
注意されるとコンプライアンスルームに飛び込む「訴訟タイプ」


ちょっとした行き違いで生じたトラブルを
大げさに騒ぎ立ててSNSにアップする「サイバーテロタイプ」


こうした歪んだ行動に出てしまうと、
会社として大きな被害を被ることになってしまいます。


そもそも、どうして人は「かまってちゃん」になるのか。
大野さんは、マズローの欲求5段階説を挙げて説明しています。


第1段階は「生理的欲求」、
第2段階は「安全欲求」、
第3段階は「帰属欲求」、
第4段階が「承認欲求」、
そして第5段階が「自己実現の欲求」を表しています。


今の日本のように豊かで安全な国では、
第2段階までは当たり前のように満たされていますが、
企業でリストラが行われる、
プライベートではLINEで仲間外れになるなど、
帰属先を簡単に失ってしまう傾向にあり、
第3段階以降は不安定だと大野さんは言います。


そのため、承認欲求が満たされない人が多く存在し、
不安感の強まりから、さらに承認欲求が強くなる。
それが、かまってちゃんが急増している背景だと説明しています。


承認されたい、でもされないという状態が長く続くと、
その欲求が歪んだ形で行動に出るということなんですね。
なるほど、と思いました。


じゃ、とにかく褒めよう!と、いきたいところですが、
そう簡単なことでもないですよね。
褒めても、その通りに受け取ってくれず、
かまって行動をさらに強くしてしまうこともあります。


そこで、どのタイプにも共通する「上手なかまい方」です。


それは、
「笑顔で、目を見てあいさつをする」
「名前を呼ぶ」
なのだそうです。


え? それだけ? と思いますが、


「◯◯さん、おはよう」


これは、いつでもどこでもできる「承認」のサインなのだそうです。


あれ? これ、相手がかまってちゃんでなくても、実行するべきですね。
コミュニケーションの基本ですもんね。
パソコンの画面を見ながら「おはよう」はNG。気をつけたいものです。


本では、たとえば、
いつでも愚痴や不平不満を言ってくる「仲良しこよしタイプ」には、
「10分だけね」と言って話を聞く時間の構造化が有効など、
それぞれのタイプ別に上手なかまい方を紹介しています。
なるほどなあ、と思うことが詳しく書かれていて、勉強になりました。


それにしても、、、「みんな認められたいんですよね」と改めて思いました。
忙しいとなかなかケアなんてできない、と思ってしまいますが、
「承認する」ってそんなに力を入れてするものじゃないですよね。
職場でも家庭でも、
普段から自然にできるようにしなくちゃいけないなあと思いました。

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