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「緊張」はリスペクトの表れ

先日、友人たちと「緊張」についての話題で盛り上がりました。


私の友人たちはリラックスタイプが多く、
緊張しがちな人が少ないように思うのですが、
それでも若い頃は緊張からくる失敗がいろいろあったようです。
ある人はバイトの面接で緊張しすぎて、
その場から走って逃げたと告白。
またある人は、職場で、大事な話があると言われただけで、
緊張して泣いてしまったと言い出し、、、。
大人になったよね、私たち、と言って大笑いしました。


大阪ガスグループが発表した調査結果によると、
「自分は緊張しやすいタイプ」だと認識している人は
8割を超えるそうです。


仕事で一番緊張するシーンは、
「社外でのプレゼンや発表の時」(38.0%)が最も多く、
次いで「初対面の人と話す時」(21.0%)、
「外国人と話す時」(12.4%)。


緊張防止のための事前策については、
6割以上(62.7%)が「ない」と答えていて、
女性に比べて男性の方が対策に無頓着な傾向が高く、
年代が上がるほど対策を講じない人が多いとのことです。
ちなみに、事前策があると答えた人に聞いた具体的な行動としては、
会議に参加するメンバーのリサーチや資料作成などの「入念な事前準備」、
自分の発言や行動を事前練習する
「イメージトレーニング」や「シミュレーション」などでした。


『NHK式+心理学 一分で一生の信頼を勝ち取る法』の著者で、
スピーチコンサルタントの矢野香さんによると、
緊張するのは「いいこと」なのだそうです。


なぜなら、
適度な緊張感は、その話の聞き手、
その話をする場に対する尊敬(リスペクト)の表れだからだそうです。


相手に話をすることを大事に思っているからこそ、緊張する。
もしも人前で話すときに緊張を感じたら、
「このスピーチを大切に思っているんだな。いいこと」
と思うべきなのだそうです。


大事なことは、その適度な緊張を保つコントロール法を知ること。
それはつまり、緊張するような状態をやめるということだといいます。


むむむ? どういうことだ?と思いますよね。


矢野さんによると、
「緊張シーンで、やってはいけない行為ワースト5」があるのだそうです。
それが次の5項目です。


●ワースト第5位 「まったく緊張しない」
緊張感をまったく持たないで話す場に臨むと
「態度の失礼な人」という印象が、
話の内容よりも如実に伝わるのだそう。
「私、まったく緊張しないんですよ」と自慢げに言うのも
やめたほうがいいそうです。


●ワースト第4位 「準備不足」
準備不足は、不安感をあおり、結果として緊張を高めてしまいます。
「ここまで準備をしたから大丈夫」と自分が納得するまで、
しっかり準備をして臨むようにするといいそうです。


●ワースト第3位 「間違った深呼吸」
深呼吸は「吸って、吐いて」という順番だと思っていますが、
これはますます緊張を高めるそう!
緊張で身体が過呼吸の状態になっているときは
「吐いて、吸う」が正しいのだそうです。
まずは息を吐ききって、次に口を押さえて鼻から息を吸い、
その後は自然に息をスーっと口から吐くといいそうです。


●ワースト第2位 「手を身体の前で重ねる」
お辞儀をするときのように手を前で重ねると、
身体に余計な力が入り、ますます緊張するのだそう。
両手は身体の横に自然に沿わせるのだそうです。


●ワースト第1位 「気をつけの姿勢で立つ」
え? 身体の横に手を沿わせると気をつけになっちゃうけど、
と思いましたが、この気をつけは特に「足」のこと。
両足をぴったりとそろえて立ってはいけないそうです。
緊張しないための立ち方は、
まず、効き足を一歩前に出して重心を置き、
逆の足は添えるだけで、体重を乗せないのだそうです。


いかがでしょうか。
緊張してしまったとき、「緊張はだめだ!」と思うと、
ますます緊張することがよくありますが、
「緊張するということはこの場をリスペクトしているということ。
適度な緊張にコントロールしよう」
と思えば、かなり気が楽になりそうです。
その上で、立ち方などの工夫をすると、
何だかうまくいきそうな気がしてきますね。


私は、というと、リラックスが過ぎないよう、コントロールしたいと思います!


今週も暑そうですが、元気にまいりましょう。

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