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「分解力」に注目!

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早いものでもう7月。夏休みの予定はもう決めましたか?
以前は、夏に休まなくても、9月に休めばいい...と思ったりしていましたが、
最近は2017年の夏は今年しかない、と思うようになりました。
今日という日も、今日しかありませんね。大切にしたいものだと思います。


さて、前回は「整理」について書きました。
今回は「分解」について書こうと思います。
なぜなら私は創造性の入り口にある大きな要素の一つとして、
「分解」に注目しているからです。
「整理」との関係で言うと、「整理」の前にあるのが、「分解」です。


よく新しいアイデアは、古いアイデアの組み合わせを変えて生まれると言われます。
例えば、
古いアイデア =アイデアA×アイデアB  であるなら、
新しいアイデア=アイデアA×アイデアC  で生まれてきたりするわけです。
ということは、分解されていいないと組み合わせを変えることがしにくいわけです。


創造性の話の例として「分解」の端的な例を挙げたいのですが、
わかりやすい例が思い浮かばず、
そこで効率化を図るというシーンで「分解」というものを考えてみたいと思います。


効率化と聞くと、多くの人はコストカットなどを思い浮かべ、
それが創造的であるとは感じないかもしれません。
でも、これまでの業務を効率化するということは、
創造性なくしてありえません。
過去の発想を捨てて、業務フローを再構築するという
とても創造的なアプローチが必要です。


で、この創造的なアプローチをしている人が無意識にしているであろうことが、
業務の「分解」であると私は思っています。
まずは、あれこれ考えず時系列になるべく小さく分解してみるわけです。
小さく分解すればするほど、どこに
・時間的負荷がかかっているか
・精神的負荷がかかっているか
・ミスの起きやすい箇所があるか
・品質のばらつきを生む箇所があるか
・無駄があるか
・ミスコミュニケーションが起きやすい箇所があるか
が、見えてきます。
大体の原因もわかります。


で、次に別の軸での分解も考えてみる。
例えば、
・自分だけで完結すること、第三者が絡むこと
・メールで行なっていること、電話で行なっていること、対面で行なっていること
・常時発生すること、月の一時期に発生すること 等
そうすると、本当にその必要があるのか、という疑問も生まれてきます。


これらの作業を「分析」と言ってもいいのでしょうが、
「分析」と言うと、いきなり考察するようなイメージがありますよね。
「分解」という言葉の方が、具体的な作業イメージが湧きます。


これを行うのにかかる時間は短くて15分、長くても30分です。
「分析」しろと言われれると、
どこから手をつけたらいいかわからないと感じるかもしれないことが、
「分解」なら軽くできそうな作業に変わります。
これをやってしまうと、あとはアイデアを出すだけですし、
どこから考えていいかわからないなんてことがないから、
アイデアはどんどん湧いてきます。


でもね、ビジネスパーソンの教育で、
「分解しよう」ということ、あまり教えられていない気がします。
創造性の入り口にある重要なプロセスなのにね。


ここでは「効率化」を例にしましたが、
例えば商品開発担当者が、
「当社の企業理念は『人々の豊かな食生活と健康に貢献す』なのだから、
それに合った商品を開発しよう...」といきなりそこから考えても、
糸口がなさすぎて思考停止になりますが、生活時間を分解し、
「朝起きてからの10分間」に注目して商品企画を考えようと思ったら、
もう少しアイデアが出やすくなりますよね。


あるいは、社内広報担当者が、
「イノベーション」をテーマとして企画を立てたいと思っていても、
そのままでは題材が大きすぎてふんわりしてしまいますが、
「イノベーション」を起こすために必要なことを挙げてみたとします。
例えば、こんな感じです...
・思い込みをなくす
・初めの一歩を恐れない
・仲間や協力者を作る
・あきらめない
こんな要素に分解したなら、ずっとアイデアが出やすくなりますよね。


当社では社内報を内製で制作している企業の皆さまへ、
現行予算を変えず、制作業務の品質向上と効率化の両立を目指す、
クロスーワークというサービスを提供しています。
このサービスのノウハウは、ある意味この「分解」のノウハウから生まれています。
ご興味がありましたら、ぜひお問い合わせください。


2017年も後半に入りました。
今週も素敵な1週間でありますように!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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