ちょっとした「メタ認知」の話 ありゃ~

先日、とあるオンラインミーティングの後、
「オノさん、何気に戦闘モードじゃなかったですか?」
「えっ? そう? 全然そんなつもりは...」
私には何の自覚もなく、感情的になったつもりもない。
答えを出していかないと前に進まないから、
のつもりでした。
なのに、自分以外の人からそう見えたわけです。
白黒はっきりさせる聞き方がそういう印象を与えたのかもしれませ
ありゃ~ だとしたら、いかんな~ 反省、反省。。。
さて、今日のテーマは「メタ認知」です。
この言葉、聞いたことがある方も多いかもしれませんが、
もし、初めて聞いたなら、自分の成長にとって重要な概念なので、
私の話を鵜呑みにせず、ぜひググッてみてください。
専門用語的には、「自分が物事を認知している状態を、
のことだそうですが、平たく言えば、自分を客観視することです。
メタ認知力が高い人は、自己成長しやすいとも言われています。
たとえば、先ほどの例で、
私が「よし、攻撃してやろう」と思って、
その姿勢自体はいかがなものかと思いますが、
自分の意識を理解していて、メタ認知が利いているわけです。
また、自覚的には「攻撃しよう」と思っていないのに、
それはメタ認知が利いていない。
なので、先ほどの私の例は、
ここでは、私自身のメタ認知が働かなかった例を紹介しましたが、
ことさらに、
でも、一方で、自分のことは自分が一番知らない、
私だけではなく、誰しもです。
これは、個人だけでなく、法人もです。
だからこそ、そのことに謙虚でいないといけない、と。
さて、、、
メタ認知の本質、この機会に私なりに考えてみました。
その答えは、端的にいうと「自分への客観視」なのですが、
じゃあ、客観視って何かというと、結局「観察」
この文脈でいうと、自分の発言、態度、表情、心の動き、
これ、実は言うのは簡単で、実行するのは、とても難しい。
何を、どう観察したらいいのか、
で、最近思うのは、「興味を持って意識的に見ること、
そのヒントは、運動にありました。
筋トレのコーチから、運動メニューをこなしながら、聞かれます。
たとえば「今、お尻の筋肉を使えている感覚ありますか?」とか、
「自分の体に意識を向けてください」とか。
ゴルフのコーチからも、「こんなふうに体を使うイメージです。
これを脳に染み込ませられるといいんですが、
人は、イメージできないことはやってもできないので、
それを実行するときの自分の意識と動作がどうなっているかを観察
これが大切だから、コーチたちは、
でも、良いコーチがついていないと、
野球で言えば、がむしゃらに1000回素振りするとか、
陸上で、本当は持久力が必要なのに、
もっといえば、何も考えず、
さて、
どう感じるかというと、
あるべき通りに体を使えているのかというと、
「お尻? 使えているのかな? 何も感じない...」
「体の使い方? 全然イメージできない...」
最初は、これが本音。
でも、体に興味を持ち、意識を向けていくと、
どうわかるかというと、「こうすると、こうなるんだなー」と。
こういうイメージでこういう体の使い方をすると、
なるほど、ボールがまっすぐ飛んだとか。
つまり、頭の意識と体の感覚を観察しているんですよね。
なので、メタ認知を上げるために役立ちそうなこと、
私が今日シェアしたいこととは...
自分を知るヒントは、自分の心の観察も重要なのだけれど、
まずは自分のカラダの反応を観察するのが「おすすめ」
会議で、汗をかいた、ムカついて動悸が激しくなった、
なんでもいいので、カラダの反応に意識を向けると、
自分の本心が何を感じていたのか、
ま、これはあくまで私の気づきだから、
悪しからず。
さ、2021年が終わろうとしています。
メルマガCAYもこれが今年最後です。
あなたの2022年が良い年でありますように!
今年もお付き合いいただき、ありがとうございました!
鬼を笑わせよう

来年の話をすると鬼が笑う、ということわざがあります。
将来のことはわからないのだから、
予測できない未来のことを言うと、鬼がバカにして笑う...
実現できようが、できまいが、
今年も1カ月を切り、
進んで鬼を笑わせましょう!
仕事のことも、プライベートのこともあると思いますが、
インターナルコミュニケーションに携わっている方は、
この時期、
特に、最近は、WEBという媒体をもっと活用していこうという
大きな流れがあるので、戸惑いも多いかもしれません。
お困りのことがあれば、お気軽に質問をお寄せくださいね。
さて、社内広報の計画を立てる際にしばしば起きることで、
注意した方がいいことについて、
3つのポイントを紹介させてください。
- 達成課題だけでなく、解決課題も考える
- 達成課題は抽象的な表現より具体的表現に
- 解決課題は3つの領域からチェックする
具体的に見ていきましょう。
Point 1 達成課題だけでなく、解決課題も考える
第1は、《課題というものの捉え方》についてです。
課題を言語化する際に、
解決したいことも言語化した方がいいと思います。
達成したいことというのは、「こうありたい」
解決したいことというのは、「それなのに、現状はこうである」
現実の状況の表現です。
「こうありたい」に「原因」はありませんが、
「それなのに、現状はこうである」を明らかにすると、
今度はその「原因」は何なのかと考えを進めることができます。
原因を捉えることができれば、解決策(コンテンツ)
Point 2 達成課題は抽象的な表現より具体的表現に
第2は、《達成したい課題の言語表現》についてです。
往々にして、「グループ間シナジーを生み出す」とか、
「会社の目指す方向性に共感を生み出す」など、
それ自体が悪いわけではありませんが、
「シナジー」や「共感」
達成できたのかどうか評価できません。
つまり、
言語化する際のポイントです。
Point 3 解決課題は3つの領域からチェックする
第3は、《解決したい課題の発見のヒント》についてです。
組織の課題にはパターンがあり、
ここでは、「方向性」「関係性」「アイデンティティ」
課題を発見するヒントを紹介します。
まず「方向性」に関する課題から見てみましょう。
現在の社内は、自社が目指す方向性について、
理解されていない/共感されていない/自分ごとになっていない...
というような状況になっていないでしょうか。
次に「関係性」に関する課題とは、部門間の横の関係、
部門内の上下関係や仲間との関係、グループ間の関係などに
何かしらの問題がある...という場合です。
縦割りで風通しが悪い、協力しあう雰囲気にない、
信頼関係がないといった状況にある場合は、
最後の「アイデンティティ」
これは、
組織の存在価値や強みに希望がない・否定的である...
どの領域の課題も相互に関わっていて、
組織全体のモチベーションやエンゲージメントとも密接につながっ
こうした視点で自社を眺めることで、
解決すべき課題を発見しやすくなるのではないでしょうか。
以上3つのポイント、参考になれば幸いです。
私自身は、鬼を笑わせようとけしかけるようなことを書きながら、
計画性があるほうとは言えません(泣)
鬼を笑わせられるように、がんばります!

