ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

ブログ:2020年3月

社長の脳みそ整理mono-log モノログ

おはようございます!
このメルマガ読者の環境はそれぞれ違うと思いますが、
首都圏に勤務されている人に限って言えば、
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、
テレワークへの移行が随分進んだと実感されているのではないでしょうか。
当社も4週間前から原則テレワークによる自宅就業としています。
これは、新型コロナウイルスがもたらした、ある意味良いことだと思います。
そして、テレワークを導入してみて、解決すべき課題も見えてきました。
あくまで当社の場合ですが、、、


大別すると、
・技術的なことや費用的なこと
・コミュニケーションやモチベーション的なこと
に分かれると思います。


「技術的なことや費用的なこと」としては、主に3つあります。
自宅環境によっては動画通話に耐えられない場合もある、
自宅から社内サーバにはアクセスできない、
個人のケータイ電話を使った仕事での通話料はどうしたらいいか、
などが今のところ大きなポイントです。
携帯通話料は実費清算とすることで解決できますが、
(個人の番号を仕事相手に公開することについては本来否として)
社内サーバにアクセスする環境構築はもう少し大変です。
現在、VPNの導入などを検討していますが、
このタイミングで、きっと多くの企業が同じように考えているはず。
なので、問い合わせが殺到していて、
サーバイス提供事業者はパンクしていそうな気がします。
それを承知で、まずは今週問い合わせてみるつもりです。


さて、、、
それでも技術的なことは対策すれば解決します。
むしろ、難しいのはコミュニケーションやモチベーション的な面で、
どうあるべきかですね。


私自身は、テレワークをやってみて、いくつか問題を感じていますが、
まだこうすればいいという解決策はわかりません。


具体的にいうと、、、、
まずルーティンワークであれば、
たとえテレワークであったとしても問題なく進んでいきます。
でも、ひっかかるのは、問題なく進めばそれでいいのか?ってことです。


この4週間、あきらかにコミュニケーションが希薄になりました。
その結果、空気を読んでサポートすることはできないですし、
もっと突っ込んだ教育的視点からの助言もできなくなりました。
恐らく気軽に助けを求めることも減っていると思います。
私自身も、あ、今、これ誰かに助けてほしいと思っても、
気軽にそれを発することができないなと感じています。
つまり「場」からつくることができないのが、
テレワークの最大のデメリットです。


加えて感じるのは、家族と同居しているか、一人暮らしかによっても、
テレワークに対する感想は異なるような気がします。
家族と暮らしていれば、会話量が減るという実感はないかもしれませんが、
単身者は圧倒的に会話量に変化が伴います。
当社の場合は、状況によって出勤しても良いという意味での推奨自宅就業でした。
現在4週間経過という状況ですが、
仮に今後、出勤禁止=外出禁止となったら、
特に単身者の閉塞感や孤立感は半端ないかもしれません。
往往にして管理職には家族がいるので、
単身者の状況への想像力が必要だと思います


この4週間、当社は毎日1回、zoomを使って、ミーティングしてきました。
この間は、主に、業務の進捗と業務的に困っていることはないかのシェアでしたが、
この状況が長期化すると想定すると、
それだけではダメだろうなと思います。
なぜなら、ルーティンワークがつつがなく進行しているからといって、
それだけでハッピーなわけではないので。


何かもう少し楽しいこと、エキサイティングなこと、
そういうことを志向して、具現化していくようなことをしたいものです。
コロナ撲滅Tシャツを作るとか、何でもいいと思います。
こういう危機的な状況にあって、受け身なだけになるのが、一番よくない。


あと2日で3月が終わります。
あなたは、今、この状況に対して、どんなスタンスで臨みたいですか?
厳しい状況ですが、今週が素敵な1週間になりますように!

先日、あるメーカーの営業職Aさんから、素敵な話を伺いました。
BtoBtoBのビジネス構造で、
自分の思い込みを超えて、行動した...そんなエピソードです。
その要点をお伝えするために、
B1→B2→B3として、話をしたいと思います。


B1にいるAさんが、B3に働きかけても、話は聞いてもらえないからムダだ、と
前任者から引き継がれたそうです。
でも、AさんはB3に働きかけてみることにしました。
商流は今まで通りB1→B2→B3を前提として、です。
その結果、どうなったかというと...
B3と良い関係が築けて、B2との受注率が上がり、
価格的にも優位になった。
そんなエピソードでした。


ビジネスにおいて、B1はB3と接触してはならない。
もしかしたら、これは思い込みかもしれませんね。


私の人生において、人の話を鵜呑みにするのはやめよう、
人の判断より自分の判断だ...と最初に思ったのは23歳の頃でした。


当時、私は某大手石油会社の秘書室にいて、専務秘書になったばかり。
前任の先輩が社長秘書になったので、私がその後釜に入ったというわけです。
その専務は怒りの感情を素直に出す方でしたが、
前任の先輩はとても気に入られていました。


私は勝手がわからないので、専務から何かを指示されるたびに、
前任の先輩に判断を仰ぎました。
ところが、その先輩の指示通りやっても、専務はこういうのです。
「Xさんなら、そんなことはしなかった」。
そういうことが何度か続き、それなら自分で判断しようと思うようになりました。
あ、別に先輩を咎める意図は毛頭ありません。


その専務を担当させていただいたことは、
私の人生の中でとても良かったと思っています。
なぜなら世のお父さんたちはこういうボスを相手に
こんなにがんばっているんだ...とわかったので笑


さて話を元に戻します。
思い込んだり、他人の判断に単に踊らされるのは避けたいですよね。


今回の新型コロナウイルス騒動も同様です。
マスクがなくなるのはいざ知らず、
なぜ、トイレットペーパーまでもがこんなにもなくなってしまったのか。


未知なるものに不安を抱くのは仕方ありません。
でも、ガンにかかるリスクの方がはるかに高いです。
あー、いえ、別に新型コロナウイルスのことを強調したいのではありません。


私たちの思い込みにもっと目を向けるなら
「思い込み」「バイアス」のキーワードで検索すると、たくさんん出てきます。
ここでいう「バイアス」とは心理学でいう先入観や偏見、思い込みを指します。


そんな中でも「あるある」系は...
これまでの自分のやり方に固執して、それ以外を正当に評価をしない
「保守性バイアス」とか、
とりあえず周囲の人に合わせようとする「多数派同調バイアス」など。


自分だけの傾向ではなく、人はみんなそういう傾向があると知っていると、
自分を客観視しやすくなりますよね。
私が陥りがちなバイアスには、どんなものがあるかな?
...なんて、振り返った先週でした。


と書いてから気づいたのですが、これは先週の阿部のメルマガとも通じるものがあります。
「同調バイアス」などは前回のメルマガでも紹介されていましたね。
グラスルーツ、バイアスの話ばかりしやがって、、と思わないでくださいね(ペコ)


まだまだ落ち着かない日々が続きそうですが、
素敵な1週間でありますように!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

社長メッセージを見る >>

これまでの記事

視点発見の旅
メルマガ【開-CAY】お申し込み

ご一緒に「視点発見の旅」へ!
メルマガは「開-CAY」で届きます

詳細を見る >>

「個人情報の取り扱いについて」

このページのトップへ