ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

ブログ:2019年1月

社長の脳みそ整理mono-log モノログ

お正月に家で、スター・ウォーズ・ストーリーの「ハン・ソロ」を見ました。
その中の1シーンから、ハン・ソロが、
いつ、どうやってチューバッカと出会ったのかがわかるのですが、
それを観ながら、「そうだ、やっぱり、柔軟性だ!」
と思ったので、私の気づきをシェアしますね。


最小限にとどめますが、ネタバレ要素ありなので、ご注意ください。


帝国軍に捕まったハンは猛獣の餌として地下に放り込まれるのですが、
その猛獣というのがチューバッカでした。
襲いかかってくるチューバッカにお互いここから出るために、
「戦っているふりをして、脱出しよう」とハンが提案。
協働して脱出に成功します。


そのエピソードが面白いのはもちろんなのですが、
【猛獣=敵】と思い込まず、
【猛獣=お互いに脱出したい】とフレキシブルに考える、
そんな柔軟な発想をすることが、強く生きるコツなのかも...と感じました。


ところで、そもそも発想が柔軟というのは、
どういうことを意味するのでしょうか?
一つの考え方として、こういうことが言えるかもしれません。
物事を多面的な観点から見ることができること。
言い換えると、豊富な視点から観察したり、
意味を見つけ出したりできること、です。


こんな逸話?(寓話?)を聞いたことはありませんか?
「裸足の国で靴は売れるか?」です。
ある靴メーカーにAさん、Bさんという二人のセールスマンがいて、
二人は市場開拓のために、ある国に派遣されます。
その国の人たちは全員裸足...。
Aさんは「誰も靴を履いていないのだからニーズがない」と考え、
Bさんは「ここには膨大なマーケットが広がっている」と考えた。
この例はセールスやマーケティングでよく語られる話ですが、
どちらか一方が正しいという趣旨で、この例を挙げたわけではありません。


ここではAさんとBさんという別々の人物が登場していますが、
同じものを見たときに、同じ人が二つ以上のことを考えられること、
それが物事を多面的に捉えられているということだと思います。


では、柔らかいアタマはどうやったらつくれるのでしょうか?


何かに取り組む必要性が生まれたときに、
よく「ゼロベースで考えよう」と言われますが、
固定観念に縛られていることに気づいていないのですから、
そうアドバイスされても簡単にできませんよね。
私は、いつも何も考えずに暮らしている人が、
急に柔らかい発想をするなんて無理だと思います。
私の周りの友人知人で、この人は発想が柔らかいな...と感じる人は、
暮らし方や日常の仕事の仕方自体が柔らかい場合が多いです。
ストップをかけていないし、伸びやかな印象というのでしょうか。


忙しくても、いえ、忙しいからこそ、ちゃんと調べるとか、
いつもとは違うテーマや進め方を考えてみるとか、
常に疑問を抱いているとか、
自分がやってみたいことに人を誘っているとか、
行ったことのない店でランチを食べるとか、
人や本、映画やイベントからインプットを得ているとか、、、、
そういう人に発想の柔らかい人が多い。


あ、そうか、こうやって並べてみると、
「主体性」はやわらかアタマをつくるための柔軟剤になりうるのかもしれません。
「主体性」の対義語は、「受動性」「従属性」です。
そっちに行っちゃうと、アタマは固くなっていくのでしょうか?
あ、これらを見ていて、もう一つ気づきました。
同じことを繰り返さない、趣向を変えるというのもポイントかもしれませんね。


私自身は柔軟かどうかはともかく、
「視点発見の旅」というコンセプトでこのメルマガを出すぐらいですから、
視点フェチですね〜笑
でも、私も例外ではなく、人間である以上「思い込み」は避けられません。
一刀両断に言えば、ここに書いたこと自体が、一種の思い込みですから。
思い込みが悪いというより、
思い込みの奴隷にならないことが大切ってことでしょうか。
...ともっともらしいことを書いてこの辺で終わります。照笑


今週も素敵な1週間でありますように!

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

我が家の年末年始の大半は、IoT家電やAI家電を買い込んで、実験にいそしむ...
というものになりました。
中心にあったのはアマゾンのALEXA、お掃除ロボットのルンバとブラーバです。
いつか映画「Back to the future」のような未来がやってくるんだろうなと、
そんな気持ちになりました。
そんな時代にあって人間はどうあると幸せなのか、
反対にどうあると幸せにならないのか、
AIの時代だからこそ、人間はクリエイティブに楽しまなくてどうするんだ、など、
漠然とそんなことを考えていました。


そして、ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが、最初に降りてきた一つの考えは、
今の時代のキーワードはメンタル面での「タフネス」ではないかというものでした。
「ストレス耐性」と表現してもいいかと思います。

今、世の中はストレスが生み出す負のスパイラル状況にあって、
それが幸せの妨げになっているように見えます。
もっと言えば、ストレスのために仕事を楽しむ人が少なく、
それが創造性を発揮する妨げにもなっていて、だから革新も起こらない。
今の時代、どんなに能力があっても、スキルや経験、知識があっても、
タフネスでなければ幸せを味わいにくい、そんな時代に見えます。
本来、仕事は楽しいものなのに、そんな状況はもったいないことです。
だから今日は「タフネス」をキーワードに、幸せについて考えていこうと思います。


ストレスの原因にはいろいろあるのでしょうが、
中でも「仕事量」と「人間関係」によるものがダントツではないかと想像します。
そう思って調査結果などがないかと調べたところ、いろいろありました。
紹介するのは、厚生労働省の2017年「労働安全衛生調査」です。
強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合は 58.3%。
その原因は「仕事の質・量」が 62.6%と最も多く、
「仕事 の失敗、責任の発生等」が 34.8%、
「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)」が 30.6%と続きます。
民間企業で行なっている調査でも、数値に違いこそあれ、
6~7割の人がストレスを感じ、
その原因の上位には必ず仕事量と人間関係が入っているようです。

ちなみに先ほど「タフネス」が時代のキーワードではないかと書きましたが、
かくいう私自身のメンタルのタフネス度は結構高いと思います。
これ、我田引水のように聞こえるかもしれませんが、
私に限らず、長く社長業をやっていれば、自然にそうなります(笑
だから、逆に言えば、タフネス度は高められるということでもある。
なぜなら、20代の頃の私はメンタル面でタフだったとは言えませんから。


さて、ここで、あなたにストレスへの対処法について質問です。
次の2つのアプローチ方法のうち、
あなたが日頃するのは、どちらのアプローチですか?
1)ストレスをどうやって発散するか、発散方法を工夫する
2)同じ状況に直面しても、ストレスと捉えなくてすむように、発想方法を工夫する

もちろん両方とも大切ですが、一般的には1番系の話が多いのではないでしょうか。
ストレスはあるものという前提で、ストレスとどう付き合うかを考えるやり方。
でも、多分、社長の人に多いのは2番目ではないかと思います。
事後対応するようなやり方では、降りかかるストレス量に対処できないからです。


しかし、これまた想像ですが、同じ社長同士だったとしても、
発想法自体は違うような気がします。他の人の意見を聞いてみたいものですね。
僭越ながら、私の方法を紹介します。
ポイントは《「多少のいい加減」で「程よい加減」に》という発想で、
手順はこんな感じです。

1)自分にコントロール可能なことと、そうでないことを区別する
2)前者への「さじ加減」を明確にイメージする

実は1番が意外と大切で、コントロール可能であると思えたことは、
自分次第の問題となり、第三者のせいにする問題ではなくなります。
それによってストレスがなくなるわけではありませんが、質感が変わり、
2番の対策ができるようになります。
反対にコントロール不能なことについては、
悩んでもしょうがないと割り切れるようになります。
注意すべき点があるとしたら、
コントロール不能と思い込んでいるだけの場合があるということです。

2番目の「さじ加減」を明確にイメージするというのは、
自分の目の前にあって対処すべき事柄に対し、どんなふうに対処するのか、
力を入れるところと抜くところのイメージを持つ、ということです。
それは言い換えると、多少いい加減であっても「是とする基準」と、
絶対「譲れない基準」を持つことでもあります。
「譲れない基準」さえ持っていれば、
あとは多少乱暴に言えば、いい加減だってなんとかなるというものです。
《「多少のいい加減」で「程よい加減」に》というのは、そんな意味です。


余談ですが、語感がイマイチの「いい加減」という言葉ですが、
もともとは「よい程度、適度」という意味がありました。
真面目ないい加減さというものが存在するということですね。
新年早々、不謹慎に聞こえるかもしれませんが、
2019年は多少のいい加減さをもって自分を解放し、タフネスになる。
試してみてください、責任は持ちませんが(笑


さて、ここまでの話は私の抱負とは無関係なので、私の今年の抱負を少しだけ。
「ピッチャーなら直球勝負が格好いいでしょ」という思い込みを捨てて、1年後には
「カーブもフォークも投げられるピッチャーが格好いいよね」と思っていること。
がんばります!

2019年が実り多い年でありますように!
今週も素敵な1週間を!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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