ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

ブログ:2008年7月

社長の脳みそ整理mono-log モノログ

感情や認知…。
最近、以前にも増して、そういったことに興味を持っています。
人のココロはナゾです。
そして、ナゾだからこそ、知りたいと思いますよね。
ココロの不思議について、書きたいことは山ほどありますが、
今回は「感情移入」をテーマに「グラブロ」で考えてみました。

グラブロ「感情移入の不思議」
http://blog.grassroots.moo.jp/?eid=849153

お時間がありましたら、ご覧ください。

 起業を考えているある人と話をしていて、「なるほど」と思ったことがありました。その方が読んだある本によると、経営者には3つの資質が求められるが、3拍子揃っていることはなかなかないのだそうです。3つの資質とは、「起業家的性質」「マネージャー的性質」「職人的性質」です。

 「起業家的性質」というのは、いかに夢を語り、その夢への賛同者を得るか。「マネージャー的性質」というのは、いかに現在の問題を把握し、改善できるか。「職人的性質」というのは、その事業の根幹の部分をプレーヤーとして支えると同時に、スタッフに手本を示せるか。
 本自体は読んでいないので、上記はあくまで私の理解の翻訳になりますが、言われてみるとその通りだと感じました。と、同時に、これは経営者にだけに求められる資質ではなく、リーダー的な立場の人には必要な資質であると思いました。つまり、経営者ではなくても、人を束ねている人は、夢も語れ、問題も改善でき、手本も示せなければならないのだろう、と。

 私にこの話を教えてくれた友人は「自分はマネージャータイプである」と言い、私を「起業家タイプである」と言いました。間違っていなくもないのですが、私自身が感じているのは、時期によって、変わってきたということです。

 20代後半から30代前半は職人タイプでした。この時期は、プレイヤーであることが好きでしたし、周りからもプレイヤーとして頼られていたと思います。それで、少し天狗になって、鼻をへし折られたり。。。懐かしい時代です。
 続く30代後半は、夢とロマンを追う一方で、現実の壁にぶつかり、経営は向いていないとか、何のために働くのかなど、多少内省的になっていた時期です。現実を見据えてマネージャー的な素養の必要性を感じた時期でもあります。経営の数字というものを、どう読むのかは、割合早くから考えてはいましたが、数字からモノを考えることを真剣に学んだ時期でもあります。
 友人は、私を「起業家タイプである」と言いましたが、ロマンではなく、現実感のある形で私が夢を語るようになったのは、極々最近。40代になってからだと思います。ただのロマンと現実感のある夢との違いは、平たく言うと地に足がついているかどうかです。なにせ、20代は何でもできるような気分でしたしね。自分なりのロマンは語ってはいても、多分誰も私の話など信用していなかったでしょうね。ようやく今になって、地に足がついた形で、スタッフに夢を話せるようになるとは、今更ながらに随分と奥手だと感じます。

 私の場合は時期によって少しずつ3つの性質のふくらみが変わってきたように感じますが、これは人にもよるようです。生まれもっての起業家タイプの人は何歳になっても起業家タイプ一筋の場合もあるようです。でも、多分、それで良いのだろうと思います。まずは、自分に足りない部分を自覚し、欠けている部分の補い方を考えればいいのではないかと思います。
 ただし、その本によれば「苦手だから我関せず」はダメみたいですね。自分は苦手だから誰かに任せるということと、自分は苦手だから誰かに任せて関知しないことは別のことだからなのでしょう。

 あなたは、ご自身をどのタイプだと思いますか? 

 媒体に露出させる。それが企業のブランディングにとって重要であることは言うまでもありません。しかし、露出すれば、何でもいいというわけでもありません。マッチする媒体もあれば、明らかにマッチしない媒体もある。
 しかし、悩ましいのは、ベストマッチではないが、はずれてもいないグレーゾーンの媒体の場合ではないでしょうか。企業にとって、このときの判断はとても難しくなるようです。

 時として、ワタシたちはクライアントのコミュニケーションのあり方として望ましくないと思われる場面に直面すると、率直に反対意見を言わせていただくことがあります。
 あるクライアントから、著名な出版社から出ている某雑誌にペイドパブリシティを出すと聞いて、反対したことがあります。確かにその条件は一般的に言えば破格のものでしたが、その企業にとってその媒体に露出させることが決してプラスになるとは思えませんでした。クライアントサイドに「若いユーザの掘り起こし」という課題があったからです。雑誌のコンセプトはクライアントの事業とマッチしているものの、雑誌のターゲットが60代以降でした。
 しかし、掲載しようとする判断にも、それなりの理由がありました。その企業のターゲット顧客は20代から60代以上まで幅広かったのです。「若いユーザの掘り起こし」という課題があるのは事実なわけですが、60代もターゲット顧客に含まれているわけですから。

 判断を迷わせる原因は、一般論としての「破格の条件」にあります。この話に乗らないのは、もったいないような気がしてしまうのは当然かもしれません。

 このようなグレーゾンにおける判断を下す場合に、ワタシは次のような尺度で考えてはどうかと思います。

(1)優先順位の高い現課題(この場合は「若いユーザの掘り起こし」)に対して、多くの手を打てているのかどうか。予算のバランスは悪くないか。
わかりやすい例えとしては、若いユーザ対策に9割、高齢者対策に1割であるなら、
その範囲で高齢者ターゲットの媒体に露出させるのは悪くありません。

(2)車内吊り広告や新聞広告に社名やブランド名が出ないようにコントロールできるか。
ターゲットユーザの層が広い場合、ある特定年齢層の雑誌にバ?ンと出てしまうと、その雑誌の読者層ではないターゲットにとっては、共感できないブランドになってしまう心配があります。車内吊り広告に出てしまうことは影響が大きすぎるため、事前にそのチェックは必要です。(もちろんターゲットがマッチしている場合なら車内刷り広告に乗る方が良いのはもちろんです)。

 ターゲットのマッチ度がグレーゾーンの媒体の場合、破格の条件に惑わされると、ブランド戦略における適切な判断ができなくなります。露出はしたものの、マイナスになったということを避けるためにも、慎重に判断したいものですね。
 

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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