ディレクターの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーです

ブログ:2016年4月

スタッフの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーアベログ

ミュージシャンのプリンスが亡くなったと知り、
追悼の週末を過ごした阿部です。


プリンスと言えば、マルチプレーヤー。
自分でソングライティングし、楽器演奏も自分一人で行いました。
まさに天才ミュージシャンでしたよね。


さて、彼の死をきっかけに、マルチプレーヤーについて考えてみました。
何でもそこそこのレベルでこなす人ではなく、
何でもハイレベルでパフォーマンスし、成功する人。


例えば、水泳の瀬戸大也選手。
個人メドレー種目で複数の泳法で勝負し、高い記録を出しています。
野球では、大谷翔平選手でしょうか。


一方で、複数のことをこなすより、
一つに絞ったほうがパフォーマンスが上がる。
だから、一つに絞るべきだ、という考え方があります。


先日も、将来メジャーに挑戦するであろう大谷選手は、
投げる方と打つ方、どちらに絞るべきか、
という議論がテレビで行われていました。


瀬戸選手についても同じような議論があるようです。


でも、私は、彼らのような複数のことをとんでもないレベルで
パフォーマンスする人たちは、
複数のことにトライできるから、
パフォーマンスが高いのではないかなあと思うのです。
一つに絞ったら、パフォーマンスが落ちるのではないかなあ、と。


なぜかというと、推測なのですが、
「やってみたくなっちゃう」強い好奇心がもとになっているように思うのです。
「やってみたい!」と思って、それをハイレベルで本当にできてしまう人に、
「いやいや、あれもこれもやらず、一つだけやればいいから」なんて言ったら、
とたんにやる気がなくなるように思います。


瀬戸選手が以前インタビューで、個人メドレーは大変じゃないですか?と聞かれて、
「大変じゃないです。逆にたくさんの種目が泳げておもしろい。
もっとトライする人がいればいい」というようなことを言っていました。
プリンスも、18歳で初めてレコード会社と契約する時、
「すべて自分でソングライティングし、プロデュースする」を条件にしたそうです。
プリンスと瀬戸選手を一緒に語るのも変ですが、
「やってみたい!やりたい!」が実行できる環境があったから、
成功したのだろうなあと思います。


そう考えると、マルチプレーヤーになり得る人、
実は身近にもいるのかもしれません。
ただ、マルチプレーできる環境にいないだけで。
それなら、企業でも複数の部署に席を置けるシステムになっている、
なんてどうでしょう。
ものすごい才能の人がいるよ、なんてことにつながるかもしれません!

米ドロップボックス社のCEOであるドリュー・ヒューストン氏は、
MITを卒業したばかりの頃、何となくネットを見ていて、
「あなたの人生は30,000日」と書かれたサイトに出会いました。


何となく計算してみると、
すでに30,000日のうちの9,000日を消費していることに気づき、
愕然としたと言います。


「完璧に準備している暇はない!」
心配性で完璧主義者であったヒューストン氏ですが、とにかく行動を開始。
これが後にドロップボックスを立ち上げることにつながります。


この話は、母校MITの卒業式のスピーチでも自身の口から語られています。
彼はこう言っています。


「誰も実際の人生でパーフェクトな成績を収めることはできません。
大学を卒業すれば、学校の成績など関係ないのです。
ビル・ゲイツの最初の会社は、
信号を操作するソフトウェアをつくる仕事をしていました。
スティーブ・ジョブズの最初の会社は、
無料通話ができるプラスチックのホイッスル作りです。
彼らの最初の会社は成功しませんでしたが、
彼らがそんなことを気にしているとは思えません。
これからの人生で失敗したってそんなに大したことではありません。
準備や練習をしている時間はない。とにかく始めることです」。


そうだなあと思いました。
ビジネスを起こす計画でも、新規プロジェクトの計画でも、犬を飼う計画でも、
計画の大小に関わらず、とにかく始めることが大切ですよね。
と思った私は、
何となく頭にあることをちょっとでも前に進めることにしました。
その方法は「人に話す」。


その話題に興味を持ちそうな人に声をかけて、
ご飯を食べながら雑談レベルで話す。
そうすると、いろんな意見をもらえるし、
知り合いにこういう人がいる、なんてことも言ってもらえる。
何より、だいたいの場合、いいね!いいね!で盛り上がる。
かなり進んだ感が生まれます。
何かに取りかかる時に、まず調べもの&計画から入りがちな私には
この方法がよいようです。


さて、皆さんはやろうと思っていて実行できていないこと、ありますか?
自分なりの「始め方」で、少し前に進めてみませんか?

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