ディレクターの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーです

ブログ:2014年1月

スタッフの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーアベログ

バレンタインデーが近づいています。


一昔前は、この時期そわそわするのは男の子でした。
今、男の子たちは、自分には全然関係ない、という顔をしています。
少なくとも、うちの近所の小学校と中学校では。


一方で、この時期、ため息をついているのが女の子の子どもを持つお母さん。
「友チョコ」作り&配りの手伝いが待っているからです。
今やバレンタインデーは女の子のプチお菓子交換会。
「いつも仲良くしてくれてありがとう。これからもよろしく」を
お菓子交換を通して伝え合うイベントです。
私が話を聞いたお家の子は、毎年20個以上交換すると言っていました。
これはもう年賀状のやりとりと一緒ですね。


話を聞いていて、おもしろいなあと思ったのは、
子どもたちにすでに、友だちと足並みを揃える、という意識があることです。
自分だけ飛び出ないように、だいたい同じようなものを、
同じようなスタイルで送り合う。
そのための事前調査には、お母さんたちも参加しています。


でも、まったく同じではつまらないから、
ちょっとだけリボンをかわいくしてみたり、
スタンプやシールで工夫してみたり。
あくまで、ちょっとだけ、です。
この「ちょっとした工夫」のためのグッズが
この時期、100円ショップにはびっしりと並んでいます。


「足並みを揃えたい」かあ、と考えながら、
自分の子ども時代を思い起こしました。
友だちとケンカするのは嫌だから、という思いは、
どんな時代の子どもにもありますよね。


でも、足並みを揃えたい意識があったかと言われると、なかった気がします。
個性的な子はたくさんいたし、小さなケンカもよくあったけれど、
それが原因でとても友だち関係が悪くなったかというと、
そうでもなかったように思います。


今のように、携帯もメールもありませんから、
ケンカしても修復できる対面コミュニケーションがあったのでしょうね。
今はちょっと難しい世の中だなあと思いました。


あと10年ほどで、この子たちは社会に出て行きます。
その頃の会社の若手は、ほぼゆとり世代になりますね。
「いかん!勝負できないぞ!」という思いも少しはあるのですが、
一方で、私はちょっと楽しみだったりもします。
横のつながりを大切にする世代だからこその発想があるのでは、と。
たとえば、ライバル企業とどこかの部分で手を組んでみるとか、
直接勝負ではない別の方法を用いて、
あっと驚くことをしてくれるのではないでしょうか。


彼らには彼らのやり方があるはず。
たぶん、おもしろいこと、やってくれますよ。

「受験のシーズンで皆ストレスがたまっているから
校内でケンカが多い、って息子が言っていて。
でも、そういう時期だから、学校は放っておいているんだって」。
ご近所さんに聞いた話です。
中3のお子さんが通っている学校は、決して荒れた学校ではありません。
なのに頻繁にケンカがある? 理由はストレス? 学校は気に留めない?
正直、驚きました。


菊池省三さんという小学校の先生がいます。
ここ20数年で、学級崩壊したクラスを次々と立て直してきた方で、
その活動はNHKの『プロフェッショナル』でも取り上げられました。
菊池先生が大切にしているのが「言葉の力」です。


「人間は言葉をもとに思考していくのだから、
言葉が育てば心が育つ、人が育つ」


「荒れているのは、自分に自信がないから。
自信がないから、友達を傷つけたり、教師に反抗的な態度をとったりする。
自信をつけさせるために必要なのは、新しい制度などではなく、言葉だ」


先生は、こうした考えから「言葉のシャワー」と
「成長ノート」という取り組みを行っています。


「言葉のシャワー」とは、生徒一人ひとりが日替わりで
クラス全員から褒め言葉のシャワーを浴びるというもの。
クラス全員から一言ずつ褒められるのですから、
30個以上の褒め言葉をもらうわけです。
「成長ノート」は、生徒一人ひとりが書く日記のようなものです。
生徒は、その日学校で感じたことや日々の生活で感じたことを
毎日ノートに書いて先生に提出。
先生は、放課後や休日を使って、一人ひとりに丁寧に返事を書きます。


こうしてたくさんの言葉をやりとりしていると、
生徒たちが、「変わりたい」、「成長したい」と感じている
タイミングがわかる、と菊池先生は言います。
それを察知した時に背中を押すと、
子どもたちは一気に伸びて行くのだそうです。


「言葉が育てば心が育つ、人が育つ」。
言葉の力で、荒れたクラスを次々とやる気集団に変えてきた
菊池先生の取り組みは本当に素晴らしいと思います。
職場でも、家庭でも、どんな集団でも、
言葉の力をもっと信じる必要があるなあ、と感じました。
スゴいぞ! 言葉の力。



私の周りには、走るのなんか絶対嫌だ、と言っていたのに
何かのきっかけでランニングを始め、
辞めずに続けている人が何人かいます。
「ランニング、好きになった?」と聞くと、
「ううん、全然」との答え。
何が彼女たちを走らせているのか、
質問していくなかでわかったことがあります。


「できなかったことができるようになることが驚き=楽しい」。
どうやらこれが走る理由みたいです。


最初は2キロ走るだけでバテバテだったのに、
翌週には3キロ、4キロと走れるようになるのが、
単純に驚きなのだそうです。


しかも、最近はアプリが走った距離を計測してくれたりするので、
「ほら、今日もこんなに走ったよ。がんばったね」
と言われているようで嬉しい、と。
ランニング自体は嫌いでも、
走ることで自信がついていくことが楽しいということなんですね。


そういえば、5年もランニングを続けている直木賞作家の角田光代さんが、
以前、雑誌でこんなことを言っていました。
「そもそも友人のランニングチームの飲み会に参加したくて走り始めた。
走ることは実はものすごい嫌。
でも、走っている理由は、年齢を重ねるごとにできることが減っていくのに、
走る距離が伸びることに自分でも『すごい』と思えるから」


角田さんは、嫌だと認めることが大切だとも言っています。
「辛かった最初の駅伝のゼッケンを仕事場に貼ってあるんですよ。
あんなに辛いことがあったなら、たいていのことはできるという励みです。
走るのは誰かに頼まれたことでもないし、ものすごい嫌で仕方ないのに続けている。
それにくらべれば、好きで、しかも誰かに依頼されて
書いている原稿なんてたやすいだろ、と(笑)。
何事も嫌だと自覚することが重要ですね」


なるほど、と思いました。
仕事をしていて、好きじゃないと思う仕事をしなくてはならない時、
楽しくないのはつまらないから、
何とか好きになれないか努力してみたりすることがあります。
でも、好きじゃないものは好きじゃない。
だったら、これは嫌いだ、と認めて、
なぜ嫌いかを考え、それでもやる理由は何かを考えていったほうが、
無理なく、しかもポジティブに行ける気がします。


私のランニングは、まだ好きだ嫌いだというレベルではありませんが、
何となく、やる気になってきましたよ!

あけましておめでとうございます。
今年も、メルマガを通していろいろな「気づき」をお届けできるよう、
小野とともに頑張ってまいります。
よろしくお願いいたします。


さて、皆さんの今年の目標はどんなことでしょうか?
私は、とうとう走る決心をしました。
ランニング流行っているよね、なんて言われると、
私は走らんぞ、と思ってしまうひねくれ者。
近所のママ友が走っていても、「がんばってね」で終わらせていたのですが、
そろそろ次男と一緒にファミリーマラソンを走ることになりそうなので、
ようやく重い腰を上げたというわけです。


目標は毎朝、と言いたいところですが、まずは週2回からスタート。
いつもなら漠然とした目標を立てがちな私が、
週2回なんて具体的な数字をあげたのは、この人に影響されたからです。

そう、サッカー日本代表の本田圭祐選手です。
先日、イタリアのACミランに移籍し、背番号10番をもらいました。
移籍が決まった頃から、話題にのぼっていたのが小学生の頃の本田選手の作文。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。


「ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいというよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから今ぼくはガンバっている。今はヘタだけどガンバって必ず世界一になる」
「Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれて、
ヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します」


私がスゴいと思ったのは、大きい目標に向かって、
具体的な計画を立てていることです。
「世界一の選手になる」だけで終わらせていたら、目標に向かいづらい。
でも、「セリエAで10番をつける」という
具体的な中間目標(これだけでもすごい目標なんですが)があれば、
最終目標に向かっていきやすい。なんという小学生でしょう。
そして本田選手は、見事、この中間目標を達成!
本当にスゴい、としか言いようがありません。


記者会見で、本田選手はこう言っていました。
「自分はまだまだこれからだが、
大きな夢でも一つひとつ階段を登れば必ず到達できるということを
子どもたちに示すことができたのではないかと思います」


作文を書いた頃から、15年かけて登ってきた本田選手の階段。
その階段はもっと上まで続いています。
心から応援したい。夢に向かって、ガンバレ、ホンダ!


※ 本田選手の作文をネット検索していた時、
イチロー選手や石川遼選手が将来について書いた作文も出てきました。
両選手の作文もスゴい。そしてやはり具体的です。
興味がある方は検索してみてください。

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