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プレッシャーとどう付き合ってますか?

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週末、録画していた「オリンピックコンサート2016」(NHK)を観ました。
感動のシーンの数々が、クラシック音楽とともに流れていくシンプルな構成。
選手たちの表情にあった緊張と安堵の対比が興味深く、
彼らが感じていたプレッシャーに思いを馳せながら観ました。


スポーツ選手の試合前後のコメントは、
プレッシャーに絡んだものであることが少なくありません。
よく聞くのは「プレッシャーを楽しみます...」というようなものです。
それだけ心理面が結果に大きく影響するということなのでしょう。


さて、私たちも普段の仕事の中で、
プレッシャーにさらされることがありますよね。
あなたご自身はどのように対処していますか?


いつもの仕事、いつものルーティーンをこなすだけなら、
人はそれほどプレッシャーを感じませんが、
経験のないことをする時や、
やったことがあることでも、スケジュールがタイトな時、あるいは
普段以上の成果を出すことが求められる時などに、
自信が揺らぎ、不安に苛まれ、
緊張感が高まって、プレッシャーを感じます。


私たちのような企画職がプレッシャーを感じると、どうなるか。
締め切り、すなわち持てる時間に対して、こんな心理になりがちです。


(1)「できるだろうか...」という気持ちが押し寄せてきて、
「できませんでした、とは言えないぞ」と思い、
とりあえず形を整えて落ち着きたい...という心理が働く。


(2)形を整えるには、資料に何を盛り込むべきかと考え始め、
それを埋めることで、安心を得ようとする。


つまり、アウトプットできないことを恐れるあまりに、
「本質を考える」という最も重要なプロセスをおざなりにし、
「形を整える」ことに時間を使い始めます。
何かしらのアウトプットがあれば、自分の体面を保てる...
そんな意識に支配され始めるからです。


しかし、形を整えただけのものは、
やっぱり形を整えただけにしか見えないんですね〜
しかも、自分の可能性を100%出し切っていないので、
せっかくのチャレンジ、せっかくの成長機会は台無しになります。


しかも、自分の心理状態を自分で把握することは、意外に難しい。
自分に不安があることを自覚しないと、
自分の心が自分の成長を妨げることになりかねません。
若い時には特にそうですから、
上司も、そんな部下の心持ちを掴むことが大切なんでしょうね。


パフォーマンスを上げ、才能を発揮するために、
プレッシャーをコントロールすることは、とても重要です。
しかも、プレッシャーはキャリアや経験、年齢とは無関係にやってきます。
もちろん、私もプレッシャーを感じることがあります。


では、私たちはどのようにプレッシャーと付き合ったらいいのでしょうか。
私自身が心がけているのは...


(1)焦る時ほど、「しっかり考える」。急がば回れを意識する。
(2)その状況と自分に合った思考法や発想法は何かを先に考える。
(3)体をリラックスさせると同時に、しっかり立つ足の感覚を味わう。
(4)多忙で混乱しているなら、状況やToDoを整理する。
(5)プレッシャーに支配されていないか、セルフチェックする。


...と、こんなことを意識的にやっています。
ですから、部下がプレッシャーを感じている時も、
上のようなアドバイスをしている気がします。


ですが、、、昔、、、たとえば学生時代は、
めちゃめちゃプレッシャーに弱かった〜(笑)
ここで点を入れねばという時に限って、シュートをはずすとか。。(溜息)
「入らなかったらどうしよう」という気持ちでシュートを打って、
得点できることはまずありません。


仕事も同じだと思います。
今でも「できるだろうか?」という気持ちが頭をよぎることはあるのですが、
昔と違って、コントロールできるようになりました。
だからこそ大切だと思うのは、プレッシャーへの意識的なトレーニングです。


プレッシャーというのは、自分の中にあるものであって、外にあるものではない。
だからこそ、自分次第なのですよね。
ま、言うのは簡単、実行は難しいという類のことかもしれませんが。
あなたは、自分が感じるプレッシャーをどのようにコントロールしていますか?
また、プレッシャーを感じている部下をどうやって伸ばしますか?
よろしければ、ぜひ聞かせてください。


さ、今週もいい1週間にしましょうね〜!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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