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優位感覚を上手に使う 〜《風鈴》と聞いて心に浮かぶものは?

「優位感覚」という言葉をご存知ですか? 
認知や理解、学習やコミュニケーションをするときに、
五感のどこを使うか、人によって傾向が異なっていて、
無意識のうちによく使う感覚を優位感覚というのだそうです。


実はこれ、毎週恒例の「うきうきランチ」という食事会で出た話題です。
ネタプロバイダーA氏が出したネタが「自分の五感のどれが強いと思うか?」でした。
それを知る手がかりとして、「《風鈴》を思い浮かべてくださいと言われて、
何が思い浮かぶか?」をやってみました。


さて、あなたも実際にこれ↓、やってみてください。
ーーーーーーーーーーーーー
《風鈴》を思い浮かべてください。
ーーーーーーーーーーーーー


何が浮かびましたか?


浮かんだものが、あなたの優位感覚を知る手がかりです。
ネットで優位感覚を調べると、分類の仕方は何パターンかあるようです。
VAKタイプと言って、視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、身体感覚(Kinesthetic)の
3つに分類することもあるようですが、

ランチのときに出た分類は次の4つでした。
・視覚優位
・聴覚優位
・体感覚優位(嗅覚、触覚、身体感覚など)
・言語感覚優位


たとえば、、、
風鈴のある「情景」が浮かんできた人は、視覚優位。
チリーンという風鈴の「音色」を感じた人は、聴覚優位。
風がほほに触れる「感触」を思い出した人は、体感覚優位。
風鈴という「文字」が見えた人は、言語感覚優位。


これだけ聞いただけでは、ふーんという話かもしれません。


でも、風鈴と聞いても、風景や情景をまったく思い描けない人がいる、
聞こえていない音はイメージできない人がいる、と聞いたらどうですか?


私たちは、自分にとって当たり前のことは、
ほかの人にとっても当たり前なのだろうと思いがちですが、
実は違うんですよね。



私の場合、このとき出てきたのは、風鈴の「音」でした。
「聴覚」と「体感覚」が1位2位を争って強いという自覚があります。
たとえば楽器はほとんど弾けないのに、
音楽の細かい部分を頭の中で再現できたり、
物事を3次元や4次元でとらえる空間感覚があります。
なのに、人の顔を覚えるのは大の苦手です。
風鈴と言われて、意識せずに出て来る絵は、どアップの風鈴。
情景や映像は意識しないと出てきません。



優位感覚が「視覚」だったネタプロバイダーのAさんは、
まったく話がかみ合わない会話の経験を話してくれました。
Aさんは、話をするときに、よく図を書きながら話すそうですが、
相手の反応はイマイチで、通じていないと感じたそうです。
「今思えば、きっとその人は言語感覚が強い人だったのだと思う」。
Aさんは、そう分析します。



つまり、、、
自分の優位感覚を知っていると、効率のいい学習方法がわかりますし、
頭が混乱して、立て直したい時に駆使すべき能力がわかります。
また、相手の優位感覚をつかんでおくと、
相手が理解しやすい話し方ができます。


たとえば、、、
視覚優位の人とコミュニケーションするには、図を使うと効果的ですし、
体感覚優位の人には試してもらったり、書くなど体を動かしてもらうのが有効です。
聴覚優位の人には復唱したり、声に出して読んでもらうのが良く、
言語感覚優位の人には議論を通じて意味を咀嚼できるようにすることが重要です。


Aさんの体験のように、話しがかみ合わない時には、ちゃんと理由があるのですね。


そういえば、、、先週金曜日の私の出来事も。。。
当社のfacebook投稿のあり方で悩むZ氏に、
私は一生懸命助言しようとしたのですが、結局うまく行きませんでした。
視覚派のZ氏に合わない説明の仕方をしてしまったからかもしれません。
...とメルマガを書きながら反省する週の始まりです!


今週も元気に行きましょう!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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