株式会社グラスルーツ
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小野 真由美

社長ブログを書いている人は大変だなぁと人ごとのように思っていたのに、いつの間にか書く側になっていました。WEBブランディングなど仕事がらみの話題から、些末な話題まで、取り上げます。ツイッターでもささやかにつぶやき中。http://twitter.com/mymono よろしくお願いいたします。
2012.01.30

それは未来に続いているか〜「志」と「心意気」の狭間で

 時間をどうマネジメントするか。これは最近のワタシにとって、自分に対する大きな問いかけになっています。永遠に生きているわけでもなければ、永遠に仕事をしていくわけでもないのだから、時間を有効に使わないと後悔する、これほど当然なことに対して、現実感を持って考え始めたのは恥ずかしながら極々最近です。
 それで、遅ればせながらタイムマネジメントの本を読んでみたりするのですが、書いてあることは至極もっとも。けれど、不器用なワタシにはどうしてもしっくり腹に落ちないのです。アタマでは「その通り」と思っているのにもかかわらず。。。それについて、なぜなのかを考えてみました。

 ワタシも社長の端くれですので、自然に未来のことを考えてしまいますし、考えたら実行したくてたまらなくなります。実行したいのに、遅々として進まないのは、これはもう、ものすごくストレスです。
 ワタシは、これは社長業の「性」だと思っています。そうでない人には一刀両断に「理解できない」といわれてしまいそうですが、やりたいことが進められていない自分に対して「ばかたれ〜、何やってんだ、オマエ〜」と叫びたくなる。

 タイムマネジメントの本を読めば、「自分の描く未来とつながっているかどうかを見極めて、つきあう相手を絞り込め」とか、「時間をブロックして(その時間は外部を遮断し)自分のやりたいことを貫徹せよ」等々、様々なハウツーが書かれています。でも、人生の大部分の時間は予想外のときに予想外のことを頼まれたり、相談されたりして、まったく計画通りにいきません。もちろん、それに対して本に書かれているように対処することは簡単です。「申し訳ないけれど、来週にしてもらえませんか」と一言言う、あるいはもっと言えば、自分が成し遂げたい未来と関係があるのか/ないのかを基準に、関係ないと思ったら、体よく断ればいいのかもしれません。

 「それは未来に続いているか」という基準だけで考えるのなら、そうした方法は理にかなっているでしょう。人間に与えられた時間は平等で、1日は24時間なのですから、それをどう使うかは自分次第。それがタイムマネジメントに関する啓発本の根底にあるものですよね。

 でもね…。

「志」というものがあります。
けれど、「心意気」というものもあります。

 今、目の前で「困っているから相談に乗ってほしい」といわれた状況で、ワタシは「志」を理由に、それに応えたいという自分の「心意気」をねじ曲げたくはない。

 そんなワタシであるがために、時間はブロックしきれません! つきあう人を自分の利害だけで絞り込めません! いや、そこまでお人好しではないので、どこかでは選別しているのでしょうけれど、自分が得たい未来とつながっているかどうかだけを尺度に、自分だけのことを考えて、自分がやりたいことが達成できたとして、私自身は幸せなのだろうか。自分のしてきた行動を誇れるだろうか。第一、そんな人間が周りにいたとして、つきあいたいだろうか。ついついそんなことを考えてしまい、葛藤します。

 そんな自分を別の自分が見ていて、これを是として物事の優先順位を決めずにいると、一生かかってもやりたいことは成し遂げられないよと言います。自分Aが自分Bに訊くのです。「それを続けていて、後悔はしないのか?」と。自分Bは「後悔はするけれど、『心意気』をねじ曲げて『志』が実現できても、うれしくはない」と答えます。

 何かを成し遂げようとしたら、選択と集中が大切なことは重々わかっているのですが、答えは出ません。「それは未来に続いているのか?」という問いを常に心に抱きながら、「志」より「心意気」か、「心意気」より「志」かと、永遠に悩むのでしょうか。悶々。

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2012.01.23

最近見つけた便利なiPhoneアプリ

 こんにちは。最近、iPhone 4Sに変えました。4Sはあまり話題になっていないようですが、声でiPhoneと対話できる「Siri」というアプリケーションが組み込まれていて、アメリカなどではユニバーサルに使えると好評のようです。紹介映像を見ると、まるでアシスタントと対話しているかのように見えます。未来の世界?と思うぐらい、すごいです。でも、残念ながら英語で命令しないとならないのですよね。。。私の発音ではまったく言うことを聞いてくれませんでした。そこで、日本語音声を認識してくれるアプリがないか探してみたら、「Siri」には敵わないまでも、変換の精度の高いアプリが見つかりました。これから使うのが楽しみです。
 このアプリを含めて、最近見つけた便利そうなアプリを紹介します。

音声認識メールST音声認識メールST
こちらが、上に書いた話した音声をテキストに変換してくれるソフトです。試した限りはかなり精度が高く、変換したテキストはそのままメールで送れたり、Twitterやmixiに送れるようです。あいにくfacebookには未対応ですね。でも、この精度の高さには少々驚きました。85円です。







7notes7 notes
「7 notes」は手書きの文字をテキストに変換してくれたり、手書きの絵や図をそのまま保存できるソフト。こちらもなかなかの精度です。私は、iPhoneよりiPadで使っています。有料版で450円。











名刺認識管理World Card Mobile -名刺認識管理
こちらは昨年末に購入しました。名刺を写真に撮るとテキストに変換してくれて、アドレスブックに取り込むこともできます。アワードを受賞しているだけあって、精度は悪くないのですが、iPhone3Gでは動きが遅いのが難点でした。一番の懸念は、名刺交換したら、その日のうちに登録するということを小まめにできるかどうか。あ、それはアプリの問題ではありませんね(笑)






FusionCalclatorFusion Calculator for iPhone
単なる電卓なのですが、普通の電卓だとなかなか使いこなせないメモリー機能が、いとも簡単に使えます。5×23=115と計算したら、その結果を指でドラッグして見えるところに置いておけるのです。ソフトバンクの店頭で使われていたので、早速購入しました。なかなか便利。170円なり。








パスワード管理(自動生成機能付き)パスワード管理(自動生成機能付き)
パスワードの管理は、Excelで管理していたのですが、出先でサイトを見ていてパスワードを聞かれると、「あれ? なんだっけ?」と思い出せず、アクセスできない場合がよくあります。パスワードを暗号化でき、アプリ自体もパスワードがかかるので、多少なりとも安心かと。問題はExcelからの移行の手間ですね…。それにしても、アプリの名前のなんと直球なことか。







Cami AppCami App
コクヨさんのノートと連動したソフトで、ノートに書いた内容をデジタル化して保存してくれるというアプリですが、ゆがみを補正してくれたり、分類ができるところがミソ。リングの部分は自動的に切り取られるので、手作業でトリミングする必要もありません。まだ十分に使っていませんが、便利かしら?と思いました。








Appストアのユーザ評価では、絶賛されているものもあれば、酷評されているものもあります。もちろん中には、先日の食べログで起きた事件のように、絶賛されていてもサクラっぽいなと思うものもあります。ここで紹介したアプリも、購入する場合は無料版で自己評価してから使ってくださいね。ではまた。

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2012.01.16

【本】懺悔か、はたまた言い訳か

■地震でもないのに、本が崩れ落ちる
 土曜日は12時間働き、日曜日はケーブルテレビのSTBの入れ替えと旅行の段取り、さらにNHK大河ドラマを見たらほとんどが終わってしまいました。こんな週末を過ごすと、ほとんど本が読めません。本というものを、毎日少しずつ読む人もいますが、ワタシは断然集中して一気に読むタイプです。ですから、まとまった時間がないと買ったのに読めず、積み上っていくという事態に陥ります。昨日は地震でもないのに、階段の脇に「仮置き」のつもりで積んでいた本がみごとに崩れました。無理もありません。読んだ本も含めて、一番高い山で70センチの高さにまで達していたのですから。
 そんなわけで、今日は読みたいのに読めていない本について「恥」をさらして書きます!

■貸してくれた方、くださった方、ごめんなさい!
 まずは懺悔から。最も悪いパターンは「お借りしている本」と「いただいた本」です。みなさん、ごめんなさい。
 「スープで、いきます」(著:遠山正道)は、ワタシが当社卒業生宛メーリングリストで、「企画」や「企画書」に関する意見や雑感を尋ねたときに、元スタッフで現在はgossip店長の山上君が「最もおもしろかった企画書事例」として貸してくれた本です。遠山さんといえば、スープストックの社長ですね。実はワタシは数年前にスクーリングパッドの講座を受講していたのですが、そのときに遠山さんが講師で来られており講演内容に感銘を受けました。経営手腕もさることながら、恐らく人格者なのだろうなという印象でした。ワタシにとっての関心は、企画書事例ということもあるでしょうけれど、むしろ信念を貫くとはどういうことなのかという関心があるので、未だにお返しせずにいます。

 もう1冊の借りている本は、スナッピーコミュニケーションズ社長の小林さんに借りた本で「実践ネットワーク分析」(著:安田雪)という本です。人的ネットワークを数学的にとらえようとするとどうなるのか、あるいはシステム的に解析しようとするとどんなことができるのかという質問をしたら、この本を貸してくれたのです。たとえば、ネットワークというものの「密度」を解き明かしたり、「中心性」がどこにあるのかを論理的に解き明かせるということがこの本には書かれています。数式がたくさん出てきますが、100%理解できるかどうかは別として、本来この手の本は好きなのですが…。すみません、言い訳です。

 いただいたのに読めていない本もあります。「ニッポン・サバイバル」(著:姜尚中)。これはビットビーンズ社長の出村さんがくださったもの。お金、仕事、自由、メディア、紛争、反日感情、等々に対する世の中にある様々な意見について、姜さんの意見をまとめた本だと理解しています。姜さんの意見も含めて、世の中の意見をどう整理しているか、興味があるのですが、読めていない歯痒さ。出村さんの考え方にはいつも刺激を受けるので、ダブルの意味で「読みたい」意欲は持ち続けています。

■経営者としての興味で買った本
 経営者として参考にしたいと思い買った本も、残念ながら積み残されています。
 その1。松下幸之助の「道をひらく」。社内報で発表した原稿のようで、文庫本の見開き1ページでひとつの記事になっており、通しでは読んでいませんが、たまにパラパラとページをめくることがあります。人は「志」を立てることが一番大切で、それができれば事は半ば終わったも同然だというようなことが書かれていて、なるほどと思った記憶があります。それにしても、恐らくこの本はご本人の文章なのではないかと。今の時代ならゴーストライターを立てても不思議はないのに、なぜかそう思わせられます。
 同じような趣旨でその2。カーネギーの「人を動かす」。経営者のバイブルであり、リーダーシップ論でもある本書なのですが、実は上から目線のこのタイトルとHow to風の目次の立て方にどうもそそられず、買ったものの放ってしまいました。ただし、カーネギー自身は相当な人格者であったでしょうし、How toが書かれているのではなく、人間の本質への洞察として書いているのだろうと思うと、やっぱり読んで損することのない1冊な気がします。ま、そのうちに。
 経営者という視点でいうなら、あと1冊がその3。ドラッカーの「マネジメント」。しかし、自社をいかに定義するか、顧客を誰ととらえるかといった問いかけは、むしろここ数年間、ワタシ自身が考え続けてきたことなので、冒頭にそこから始まる本書に、やや食傷気味な印象を受けてそそられず…。けれど、読んでいないと告白することがためらわれるくらい、押さえておくべき1冊であることはまちがいありませんね。三月の連休ぐらいに読もうかしら…っと。

■仕事柄の興味で買った本
 仕事柄の関心から買った本もあります。たとえば、個人と組織の関係性やコミュニケーションを考える参考書としては、E.H.シャインの「企業文化」ネッド・ハーマンの「ハーマンモデル」。行動心理学的な参考書としては、レスター・ワンダーマンの「ワンダーマンの売る広告」チャルディーニの「影響力の武器」などがそれ。あ〜、勉強不足をさらけ出すようなものですね。ゴールデンウィークまでには読みたいところです。

■個人的興味で買った本
 もう少し個人的興味で買った本といえば、ホリエモンの「収監〜僕が変えたかった近未来」。これは去年8月に読んだ「不思議なキリスト教」といっしょに買った本ですね。それから、「オノ・ヨーコ、希望の力」という特集を組んでいた「美術手帳」や、こちらのブログ記事の心境から買った「禅と日本文化」「禅、シンプル生活のすすめ」、さらに「バルザックと小さな中国のお針子」などの小説も何冊かあります。

■反省とまとめ
 きゃ〜! 読めていない本が多すぎますよね。よし、わかった。今年前半はまずはこれらを読みます! 目下興味がある禅的価値観からしても、そういう姿勢が大切な気がします。なので、「新たな1冊を買うには1冊以上読んだ場合に限る」をマイルールにします。
 ブログを書くということには、こんな効用もあるんですね、有言実行を自分に迫るという。効果があることを祈ってください。ではまた

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2012.01.09

今日はさぼります!

 オノです。
「今日は更新しないのか」というメールをいただきました。
が、今日はさぼりま〜す! 今日の分を5日に書いたからということを口実にして。

今年はコンテンツの充実をはかろうと思っている矢先に、果たしてこれはいかがなものか?
という心の声も聞こえてきますが、自己肯定に走るワタシ。

また来週の月曜日にお会いしましょう!

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2012.01.05

あけましておめでとうございます。今年は「業」を追求します!

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 年末に9日に書きますと書いたのに、ちょっと前のめりぎみでアップさせていただきます。
 この正月休みに何気なく見ていたCMからインスパイアされたことがありました。ワタシの心に刺さったのは、アート引越センターのテレビコマーシャルです。まずは、こちらを見てください。
http://www.the0123.com/cm/corp_waza30.html

 このCMのどこにどう感じ入ったかといえば、アート引越センターが引っ越しという「サービス」を企業として「独自のノウハウに体系化」している点です。ポイントは鍵カッコ「」で囲んだ部分にあります。
 サービスという言葉とサービス業という言葉を比べてみたときに、その違いがどこにあるのかといえば、ここにあるのだと腹に落ちました。会社のノウハウになっているかどうかが、「サービス」と「サービス業」の分かれ道なのだ、と。

 しかし、マクドナルドやヤマト運輸などの前例がそうであるように、こうしたシステマティックな取り組みは今さら驚くには値しないという意見もあるかもしれません。でも、アタマでわかっているということと、実現され徹底されているということはまったく違います。
 実は属人的に「サービス」は提供していても、「サービス業」になりきれていない企業は上場企業といえども山のようにあるのではないでしょうか。

 かくいうワタシ自身、そこに歯痒さを感じながらも、この仕事で属人性からの脱却は不可能に違いないと思い込み、決めつけていたところがあります。だからこそ、優秀な人材をいかに採用するかということに対して、徹底的にこだわるしかない、と思っていたのです。
 しかし、今回、アート引越センターのテレビを見ながら(多分、何度も何度も繰り返し放映されていたのが効いたのですね)、彼らが属人性から脱却するために相当な努力をしただろうことに思いを巡らし、「もしかしたら、できるのかもしれない」「真剣に取り組む価値があるな」と思いました。彼らが何を行ったか、その詳細は知りませんが、想像するに、現状分析に基づくオペレーション改善に始まり、教育やトレーニングなどの徹底を行ったはずです。もちろんオペレーション系業務の体系化とソリューション系業務の体系化は同じに語れないという反論があるのは百も承知です。

 それでも、ワタシはこう考えます。私たちの仕事はサービス業であり、「サービス」ではなく「サービス業」にしなければならない、と。たとえば、私たちの業界で「いい仕事」の定義を明確にしてる企業はどれだけあるでしょう? 最終成果物について、良いものをアウトプットしたいと思わない企業はないでしょう。でも、私たちの業界のほとんどの企業では「いい仕事」の基準を明文化していません。その曖昧さというものに対し(たとえば「いいものを作りたいじゃないですか」というような台詞を聞くたびに)、ずーっと心にザラつきを感じていました。「いいものって言うけれど、その定義は何だろう?」と。
 しかも、こうしたことは私たちだけの問題ではなく、発注者であるお客様側との意識共有なくして始まらない問題でもあります。「いい仕事」を定義するには、「何を解決したいのか」を明確にする必要があるからです。

 というわけで、今年は真剣にこの問題に着手します。1年で理想の水準になれるとは思いませんが、1年で何かが変わったと手応えがあるレベルになれなければダメですね。
 「グラスルーツ=進んだ経営」の代名詞となれるようなレベルを目指してがんばります。あらゆる立場、あらゆる角度から忌憚のないご意見、大募集!
 本年もよろしくお願いいたします。

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2011.12.26

秋山好古の生き方に触発されて…

 昨日、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」が最終回を迎えました。秋山兄弟こと秋山好古、秋山真之と、正岡子規の三人が主な登場人物でしたが、歴史上の人物としてではなく、一個人として、ワタシが一番興味を持ったのは、秋山好古でした。

 何に興味を持ったかといえば、「身辺は単純明快でいい」という考え方にです。茶碗ひとつしか持たない質素な生活にそれは象徴されています。「何事も単純であれ、悩むな、絞れ」。物質的にも、精神的にもこうした考え方にワタシは惹かれてしまいました。 
 なぜ惹かれたのでしょう? 生活でも経営でも、簡にして要を得ている世界にこそ理想の姿があるような気がするからかもしれません。

 いろいろなものを削ぎ落としていくのは、とても大変なのですが…。そういえば、削ぎ落とし上手のスティーブ・ジョブズは禅の影響を受けていたと言いますね。
 禅は茶道、書道、剣道等の「道」と名のつくものにも少なからず影響を与えていますが、共通するのは、自分を抑えて謙虚に事に専念して、高い境地に達する、ということをよしとしている点です。その視点でいえば、ワタシが憧れるのは「生活道」「経営道」というようなことなのかもしれません。

 秋山好古の生き方に影響を受けたわけではありませんが、この3連休は生活を茶碗ひとつにせんばかりの勢いで、思いっきり身辺整理をしました。修行も足りず、悟りも足りないワタシが、そう簡単に維持できるとは思えませんが…。正月休みは「禅」の本でも読むとしますか。


 今年も一年大変お世話になりました。またこのブログを読んでくださって、ありがとうございました。来年、1月9日(月)にお会いしましょう。どうぞ良いお年を!
 

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2011.12.19

人生のグラフのイメージ、ありますか?

 今年を表す漢字一文字は「絆」。先日、そんな報道がありましたね。うちの社内でもあるディレクターから似たような問いかけをもらいました。「オノさんの一年を漢字で表すと何か?」と。ワタシが答えたその一文字は「発」でした。

 「発」は出発、発展、発信、啓発、発起、開発、発想などを連想する文字です。ワタシの中にある「第三次創業期」という気持ちとも結びついているのかもしれません。

 話は飛びますが、Yahoo!にある「0学占い」というのをご存知でしょうか。ワタシは占い愛好家ではありませんが、ここで敢えて触れたのは、このページに出ている人生のグラフの形が好きだからです。実際に見ていただいた方が早いと思いますが、ゼロから出発して、6つ階段を上って、4つ平坦な道を歩き、2つ階段を下るとそこがまたゼロ地点になっています。

 よく人生は「山あり谷あり」と言いますが、谷になっても、最初の谷より高い位置にあるというのがワタシが気に入っているポイントです。「山あり谷あり」の連続が人生であるのなら、ただの波形のイメージを持つよりも、こういうイメージを心に抱いて生きる方が前向きになれる気がします。

 人の考えがポジティティブになるか、ネガティブになるかを司っているのは、結局のところ「イメージ」だとワタシは思っています。ポジティブな人は考え方がポジティブだというよりも、ポジティブなイメージを抱くから考え方もポジティブになる。理屈よりもイメージで人は動いていると思うのです。

 山も谷も誰にでもある。今では神様のように祭り上げられている、あのスティーブ・ジョブズでさえ、谷がなかったわけではありません。アップルを追放されたのですから。あれだけアップルを愛していた人が、仲間から追放されたときの気持ち…。どん底だったのではないかと思います。でも、きっと彼の「山と谷」のイメージもこんな形だったのではないでしょうか。

 で、久々にやってみました、0学占い! 2012年のワタシを占ってみると…?

 階段の4段目を上っていく最中らしいですね〜 「決定」の年だそうです。以下、引用です。

ものごとの筋道が定まっていく年。
進むべき道について、いくつかの選択肢が現れてきます。この年に決めたことは後々まで大きく影響してくることになるので、流されることなく自ら選び取っていく心がまえが必要です。ここで長いスパンでの目標を定められないと、ずるずるとこの先の幸運期を逃すことになってしまいます。水星ならではの決断力をよい方向に生かせるよう心がけて。

 はい、がんばります! 階段は4段目ですが、「第三次創業期」なのだから、ゼロ地点から「出発」するつもりで、階段を上らないといけませんな。
 震災があり、明るい未来が描きにくい今の日本ですが、イメージを抱くのはタダですから。よいイメージを描いて、来年を良い年にしたいものです。

 今年も残るはあとわずか。来週が今年の最終回です。

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2011.12.12

経営者のアタマの柔らかさを測るひとつの尺度とは?

 こんにちは。土曜日の皆既月食は見事でしたね。ワタシは、月を見上げていたためか、今も少し首が痛いです。
 日曜日の昨日は、当社の元ディレクターとランチを共にし、なんだかんだ一日おしゃべりしてしまいました。彼女は現在、子育てまっただ中。二児の母親です。今日は、そんな茶飲み話を糸口にこれからの日本について思ったことを書きます。

 子どもを育てていると、地域でいろいろな活動があることは想像に難くありません。彼女も現在、地域活動で役員を引き受けているそうです。役員仲間は当然、皆、子どもたちのお母さんたち。年齢的にいえば三十代後半です。聞くところによれば、このメンバーが相当に優秀な方たちだそうで、いろいろなアイデアを次から次へと出すだけでなく、物事をテキパキ決めていくのだそうです。ワタシがその能力を買っている彼女が「優秀な人たち」と呼ぶのですから、相当に優秀なのに違いありません。その方たちが、子育てを終えて、再就職をしようとした時期は実は企業にとっては狙い目で、人材の宝庫になっているのかもしれない…とそんな話になりました。

 地域活動やボランティア活動では、女性文化と男性文化の違いが現れるという話も以前聞いたことがあります。こちらも別の元ディレクター(これまた女性)に聞いた話。彼女の参加しているボランティア活動には定年後の男性たちも参加しているそうなのですが、ミーティングでの男性の発言が、女性たちの「柔らかさ」と全然噛み合ないと聞きました。「柔らかさ」というのが何なのか、敢えてワタシなりに意訳してしまうと、それはおそらく「臨機応変さ」や「機転」、あるいは「フラットな会話」やそこから生まれる「創造力/想像力」ということだと解釈しています。

 27年間会社を経営していて感じるのは、個人差は別として、総じて言えば、男性の得意なことは女性は苦手であり、女性が得意なことは男性は苦手。一般的に、性差を持ち出すと怒られますが、実際に性差はあると思います。もちろん、どちらがより優れているということではありません。

 さて、少子高齢化と人口の減少に直面している日本にとって、労働力をどう確保するかは緊急課題のはずですが、残念ながら日本の現状は?といえば…。
 スイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」が発表した2011年版「男女格差報告」によれば、日本は135カ国中98位。前年より4位順位を落とす始末です。単純に言って、グローバル化が進む中で、こんなことで勝てるとは到底思えません。

 女性の登用という切り口で、別の指摘もあります。
 それは「女性が活躍しない国は、財政赤字が拡大する」というもので、中央大学文学部/山田昌弘教授が「週刊東洋経済」(2011年10月8日号)に書かれたようです(概要はこちら)。(ワタシ自身は現物を読んでいません)。ギリシャを初め財政危機に陥っている各国の女性の労働力率が低いのに対して、女性労働力率が高い国(北欧/ドイツ/オランダ/フランス等)は国家財政が比較的健全であり、少子化も食い止められているという共通点があるのだそうです。

 女性の労働力率が高まれば、財政が健全化されるのかどうかはわかりませんが、上場企業における女性の役員比率がわずかに「1.23%」(東洋経済調べ)であるように、日本がダイバーシティ後進国であることは間違いありません。

 ここで書きたいことは、女性の権利の問題でもなければ、女性の方が優れているということでもありません。経済活性化という視点から考えると、女性を積極的に登用することは不可欠ということです。何しろ労働人口が減りますし、マーケット人口の半分は女性だから、です。

 日本は今、社会の大転換機にあるのですから、経営の発想も大転換しなければなりません。小学校のときに学級委員を男女一人づつ選んだように、「当たり前のこと」として企業が女性の活力をいかすべきときではないかと思います。女性の活用が進んでいるかどうかは、経営者のアタマの固さ/柔らかさを示している、そのぐらいに受け止めてもいい時代なのではないでしょうか。

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2011.12.05

波乗り名人

 先週の水曜、11月29日に当社は創業満27周年を迎えました。
あっというまの短さだったと思う面もあれば、それでも27年間やってこられたのだという思いもあり、感慨深いです。紋切り型な言い回しですが、これもひとえにお客様やパートナーの皆様、親会社の皆様、さらに今の社員の皆さんやかつて仕事を共にした皆さんなど、グラスルーツを表で裏で支えてくださっている様々な方たちのおかげです。本当にありがとうございます。

 27年間続いたことについて、Nディレクターに「運のせいだけではないのはわかっているけれど、オノさんは絶対に運がいい」とのお墨付きをもらい、「希望が持てるというのはいいことですね」と言われました。

 希望か…。
 希望というのは、いったいどこからやってくるんだろう?

 バブル崩壊にリーマンショック。小さな波も大きな波もありましたが、波に飲み込まれても、また波に飲み込まれても、またまた飲み込まれても、立ち上がってきた、って感じ?(笑) もしかしたら、ワタシは波乗り名人なのかもしれません!

 決して自信があったわけでも、夢一筋、希望一筋でやってきたわけでもありません。「七転び八起き」という言葉がありますが、倒れても再び立ち上がっている限り、人は負けないのです。ボクシングのように、最終ラウンドは決められていないのですから。転んだ数より1回多く立ち上がればいい。そう考えると、とてもシンプルですね。

 誰かが何かに書いていました。失敗は、そこでやめるから失敗になる、と。まったくもって、その通りです。今でこそ成功事例の企業として挙げられるベネッセも、その名が福武書店当時の1955年から学生向け通信教育事業を企画し、5回もチャレンジしたけれど、いずれも入会者が集まらず失敗していたそうです。ようやく浮上できたのは、「進研ゼミ」の前進となるモデルを始めた1969年の頃からだとか。14年間も「あきらめなかった」というのは、スゴくないですか?

 ワタシ自身はベネッセ創業者:福武哲彦さんの足下にも及びませんが、どんなに大きな波に飲み込まれても、「何とかして絶対に乗り越えないと」という責任感と持ち前の「おめでたさ」で波を乗り越えてきたんだろうなーと思います。
 ハハハ、、、あと「運」ですね。でも、運も実力のうちですから…。

 「希望はどこからやってくるか?」のワタシの答え。「それは、きっと自分の中から」です。はっきり言って、真っ暗闇のど真ん中にいるときに希望の光なんてありません。あるのは、絶望と紙一重の崖っぷちのみ。でも、その崖っぷちで「絶望」の方に行かずに「何とかしよう」と悪あがきをすれば、神様(?)は見捨てたりしないのです。神頼みという意味ではなく、です。
 どんなに真っ暗闇でもあきらめないでいると、そのうち光が射すんですね。

 人生は不思議。ワタシも、生きているうちに、あといくつ波乗りさせられるのでしょうか? 波乗りは仏教的にいえば、「修行」ってことですね。たとえ溺れそうになったとしても、絶対に波は乗り越えられると信じること。そのポリシーで、まずは30周年までに、やりたいことをどれだけ進められるかですね。

 28年目に入ったグラスルーツを、今後ともどうぞよろしくお願いします。

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2011.11.28

会議におけるグレーゾーンのルール違反

 いよいよ今週で11月も最後。そろそろ忘年会シーズン突入です。ワタシもなにかと夜が埋まりがちになってきました。

 さて、忘年会とはまったく関係ありませんが、今日は会議のあり方について書きます。会議の場で、誰かが「どう思うか?」と問いかけるシーンはよくあります。そのようなシーンで、やってはいけないことがいくつかあると思うのですが、どこからどう見てもルール違反とは言えないけれど、周りを困らせてしまう振る舞いというものがあります。グレーなだけに、あまり周囲から指摘されません。20代の若いビジネスパーソンにはそれに気づかぬまま30代になってほしくないので、50代の大人からのアドバイスとして特に20代の人に向けて書きます。説教ぽくてすみません。

グレーゾーンのルール違反とは?

 会議においてグレーゾーンのルール違反の一つは、黙り込みネガティブな空気を発散するパターンです。即答できないことがあるのは仕方ありません(ただし、自分の考えをまとめるために相手を待たせている時間は意識すべきですが)。でも、表情、しぐさ、目線などによって、滅茶滅茶ネガティブなオーラを出すことは黙ってしまう以上によくないパターンです。ネガティブな意見を言うのはかまいませんが、ネガティブな感情を会議に持ち込むのはNGです。実は当人としては、出されている意見に対してネガティブなのではなく、意見を求められている状況に対して心地悪さを感じているだけなのかもしれませんが、相手はそうは受け止めません。

 もう一つのパターンは、「わかりません」以上でも以下でもなく、それで終わる発言です。いや、誤解があるといけないので、敢えてクドクド書くと、「わからない」と言うこと自体はいいのです。むしろ変にわかったフリをするよりも、「わからない」と言う勇気を持つことは大切です。でも、「わかりません」だけで発言が終わってしまうと、周りはどうしてほしいのかがわかりません。「わかりません」と言う人は、「何をどう質問していいのかわからない(でも、わかりたい)」のか、「どちらかといえば否定的に思えるけれど、否定する理由が説明できない」のか、「賛成か反対かを表明する自信がない」のか等を伝えてこそ、「わからない」という発言に意味を持たせることができるのに、「わかりません」で終わってしまうと、周囲はその人のスタンスがわからず、話の持っていきようがありません。コミュニケーションを閉ざす「わからない」は言わないのがルールです。

 これら2つのパターンは、参加者の「性格」や「能力」、「経験」や「スキル」に関係しているだけでなく、ファシリテーターの力量にも関係しているので、話はあまり簡単ではありません。しかし、何よりも大きいのはメンタルな部分ではないかとワタシは思っています。その分、特に20代の人たちに対しては周囲が大目に見ているので、本人が自覚していないケースも多いように感じます。

不安は直視するしかありません

 想像力を駆使して言えば、これらの背景には大抵の場合、「不安心理」「無自覚」「準備不足」があるのではないかと思います。
 自分の発言が相手にどう思われるかが気になって萎縮してしまったり(自分より立場が上の人が相手だと、より一層不安)、うかつな発言をして、自分に何かが降り掛かってきても困ると思って不安になったり。メンタルな面が作用する場合です。
 しかも、自覚的ではないので、心がけようがありません。
 また、会議のテーマについていけるだけの状況認識や知識がなければ、不安はより一層大きくなり、話の内容を理解するのが精一杯なために(あるいは理解できないために)発言どころではなくなります。スピードについていけないケースです。

 不安心理を取り除くことはファシリテーターの役割ですが、それとは無関係に、若い人に知ってほしいことは、会議は参加者全員でつくるものだということです。発言しないことによって、保身ができると思ったら大間違いです。また、発言しない人は自ずと自分のプレゼンスを下げていきます。それは、もったいないことです。自分の不安心理は直視して逃げずに、素直な気持ちで参加することをおすすめします。

 まずは会議に参加しているときの自分を振り返り、客観視してみることが出発点です。その上で、不安があり、理解がおぼつかないなら、準備するしかありません。ここで言いたいのは、会議のための準備だけではありません。常に物事に興味を持ち、インプットしていくことが準備なのだと思います。まして、目前に会議があるなら、10分でも20分でも準備をして臨んではいかがでしょうか。反対に、会議の主催者は参加者に準備してもらえるように事前に内容を知らせるという配慮が必要ですね。これは、ワタシ自身も心がけなくてはいけないことです。

 かくいうワタシも23歳のときに、無自覚で会議に参加して上司から注意された経験があります。3名での企画会議だったのですが、若輩者の意見など求められないと思い込んで参加したところが、企画案を求められ、結局その会議は延期になりました。恥ずかしい思いをしましたが、その経験をさせてくれた上司には今も感謝しています。

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